・大嶋信頼さんの新刊が登場
大嶋信頼さんの書籍。
当ブログでも今まで沢山の書評しています。
わかりやすくて理解しやすい。
物事の捉え方や感じ方。
新しい視点を提供してくれる。
そして実践で取り入れやすいのが特徴です。
気持ちの持ち方や解放の仕方。
ここに関しては書籍を読みましょう。
1冊、本を読むだけでも変化する。
普段の感情の持ち方が変わる人も多いと思います。
大嶋信頼さんの書籍なんてまさしくじゃないでしょうか。
あなたも思わなかった素晴らしい視点を提供してくれるはずです。
書名:「ひとりで頑張る自分」を休ませる本
著者:大嶋信頼
出版社:大和書房
出版年:2019年6月21日
ページ数:224ページ
「いい人」でいなきゃと思い込んだらツライだけ。
本書でいう「いい人」は色んな視点で書かれています。
あなたが思う「いい人」とは違う部分のいい人。
あなたにピッタリの「いい人」の解釈も見つかるかもしれません。
今回も素敵な1冊だった大嶋信頼さんの新刊を書評します。
・感情面の捉え方に対しての考え方を広げられる1冊
(P.8-9) 「いい人」をやめたくてもなかなかやめられなかったのが、その仕組みを知って、ちょっとしたコツを掴むことで「いつの間にか『いい人』を演じなくなった!」と言えるようになれます。そして、どんどん自由になって、自分と一緒に周りの人たちも自由に生きていけるように変わることができるんです。この本を手に取ってくださっているあなたも、身軽に生きられる人生の楽しさを味わえることを願っています。
【目次】
はじめに
第1章:「いい人」になるほど嫌われる
第2章:「快・不快」スイッチを起動させる
第3章:自己肯定感をジャマする「万能感」を捨てる
第4章:過去にとらわれる「罪悪感」を消す
第5章:「世界の中心」を自分にする
第6章:「嫌われる」がこわくなくなる
本書の概要と目次になります。
さすがと言える大嶋信頼さんの書籍。
今回の書籍も理解が深まりわかりやすかったです。
人それぞれ気になる章があるんじゃないでしょうか?
私は「罪悪感」が強い方なので特に4章が好きです。
(P.27) 「相手は私のことをわかってくれている」と思うと、ますます「いい人」を演じてしまうんですよね。これは「人は本来、善である」という性善説という考え方から来ています。自分が「いい人」だから、相手も「いい人」でこちらの意図が伝わっている、という考え方ですね。一対一であれば性善説も成り立つ場合もあるかもしれませんが、複数の人が関わると必ずバランスを取る「恒常性」が働いてしまうので「思っていることと全然違うことが相手から返ってきた」と傷つき苦しむことになってしまうんです。
性善説の話は置いておいてです。
最初の「相手は私のことをわかってくれている」という部分。
これはどんな人でも無理難題だと思います。
知らない部分があってこその人間関係。
それに今の時代は情報化社会。
ネットの人なんて特にです。
1回書いた内容を見てくれたから覚えてるはず。
○○さんは私のことを知っているなんて思わないほうがいいです。
何度も何度も言ってこそ定着することだと思います。
(P.55-56) 人は「快・不快」スイッチで本来は行動していますが、その「快・不快」スイッチは本人にしかわかりません。だから、それを第三者が推測したとしても「根本的な間違い」が起こってしまうのです。話している時に誰かがあくびをしたら、その人はただ眠いだけなのに、「私の話が退屈だと思っている」と間違った原因を考えて悩みを作ってしまう。誰かが不快な顔をしていたら、本当は「おなかの調子が悪い」から顔が歪んでいるだけなのに「私の仕事に不満を持っているからあんな顔をしているんだ」と間違った原因を作り出してしまう。こうしたことによって、「なんでこんなに一生懸命にやっているのに!」となってしまうのです。相手の「快・不快」の原因は相手にしかわからないのに、それを勝手に推測してしまうと「エラー」を起こしてどんどん悩みが増えてしまいます。
自分が感じる方。
自分が感じさせる方。
どちらもあるのが人間だと思います。
引用例に書かれている部分。
あるあると感じた人もいらっしゃるかもしれません。
自分自身が指摘されたときです。
「えっ、そんな感情じゃないよ」って相手に言ったこと。
誰しもあるはずだと思います。
ということは自分が相手に感じることも見当違いはありそうです。
(P.57) 人の気持ちを考えてしまってつらくなる人がやるべきなのは、「人の気持ちはわからないんだ」と認識して人の気持ちを考えないようにすることです。相手の不快そうな表情を見ても「あの人が不快かどうかはわかならい」と考え、勝手に相手の感情を決めつけるのをやめてみましょう。「いい人」は、自分自身の「快・不快」スイッチもわからないのに、どうして人の「快・不快」がわかると思うのでしょう? 人の感情よりも、まずは自分自身の「快・不快」スイッチに注目してみるのです。
この方法はいいですね。
相手のことを考えてしまう。
その考えのベクトルがつらい方向に向きすぎる。
そんな人は「もう考えない」という選択。
実際に喋ってくれないとわかりません。
わざわざ、聞くのもどうなのって場面は多いです。
それなら考えないで自分に集中する。
今、ここに集中するのもそうかもしれません。
(P.72-73) 実は自己中心的な人とは、自分自身の「快・不快」スイッチが働いている人になります。多くの人はそれを、自分の利益のために他人を利用する利己主義と勘違いしてしまいます。「自己中心で生きる」とは、自分自身の「快・不快」スイッチを上手に働かせ、「快」を選択した時は、自動的に周りの人たちとはウインウインの関係にできます。「快」を選択した時の「自分の幸せ」は、自動的に「みんなの幸せ」になります。「快」を選択して自分が幸せになればなるほど、周りもどんどん幸せになっていく、という循環が生まれます。
私が大好きな斎藤一人さんの言葉。
「自分を愛して他人を愛します」
自分が先なんですよね。
ただし、これは自己中心的とは別。
引用の視点と一緒と考えてください。
そもそも自分が嬉しかったり幸せなとき。
わざわざ、イライラを相手にぶつけたりしない。
些細なことでもハッピー継続されますよね。
逆に朝からイライラしている。
あんなことやこんなことで不幸続き。
イライラがイライラを引き寄せる1日。
そんな経験はあると思います。
それなら自分から「快」を選択していきたいですね。
(P.95) 「自分のせいで、あの人が悲しんでいる」「自分のせいで、あの人が大変な目にあってしまった」と、人の感情や不幸の責任を感じることも、実は万能感なんです。電車でチラッと目が合った女性がプイッとした時、「あの人を不快にさせてしまったかもしれない」というのも万能感なんですね。「いい人」は、自責とか罪悪感として捉えているのですが、それは間違っています。「自分がすべてをコントロールしなければいけない」という万能感からきているんです。
引用の視点を読んでどう思いましたか?
私は「万能感」が強い。
コントロール欲求が強いと感じました。
自責や罪悪感ではない。
万能感という言葉。
肝に銘じて勝手に感情を感じたとき。
「あっ、いま万能感が出ちゃっている」
そのように感じて自覚する。
自己観察をしっかりしようと思います。
【「ひとりで頑張る自分」を休ませる本】
・自分自身を労りましょう
【新刊】軸を自分中心に ひとりで頑張る自分を休ませる本でした。
本書を読んでみると感情のふらふら。
勝手に思い込んでるだけで相手はどう思っているかわからないこと。
多いんだろうなってあらためて思ってしまいました。
自分自身の感情を大切にして自分らしさで生きていきたいです。