☆日本も含め世界中のことわざ集
名言本の書評です。
今回は「ことわざ」を取り扱っている著書になります。
ことわざだって名言に入ります。
短い言葉で突き刺さる言葉が見つかると思いますよ。
名言集は私が読んでみて名言と感じたらそれは名言集。
偉人の言葉をまとめたのも名言集。
今も現役で活躍している人の言葉をまとめたのも名言集。
アニメやマンガなどのセリフをまとめたのも名言集。
今回のことわざだって名言集になります。
たった、1つの言葉が人生を変えた。
私は「たった」とは思わないんですよね。
出会うべくして出会う言葉ってあると思います。
その時々により欲しい言葉は違います。
自分の中に突き刺さる言葉が必ず見つかるはずです。
書名:世界のことわざ100
著者:遠越段
出版社:総合法令出版
出版年:2018年1月25日
ページ数:224ページ
心を鼓舞し、深い教訓を与えてくれる世界の言葉。
ことわざというのは日本だけでなく世界中にあります。
世界のことわざを知れるという雑学的な要素も有りです。
その国のお国柄だったり地域性も感じることわざも多かったです。
それでは、世界のことわざ100から私なりに気になったところを紹介します。
☆【名言集】逃げるのは恥だが役に立つ 遠越段の世界のことわざ100
まえがき
第1章:教訓
第2章:知恵
第3章:励まし
第4章:戒め
第5章:真理
(P.2) 本書で紹介したことわざのすべては(元々誰かの格言だったかもしれないが)、人々が「その通りだ」「役立つ意味が込められている」と判断し、長年、日常会話に用いることによって定着していったものである。だから、あまり格言とことわざの違いに目くじらを立てても仕方がない。
世界のことわざ100の目次です。
遠越段さんが選んだことわざが各章に渡って散りばめられています。
引用の「※」は著者の遠越段さんの解説になります。
ちなみに解説の前にことわざの「世界は」どんな国があるのか。
日本のことわざがあるのは先ほども書きましたのでそれ以外。
イギリスのことわざ、フランスのことわざ、ドイツのことわざ。
ハンガリーのことわざ、イスラエルのことわざ、アラビアのことわざ。
中国のことわざ、ギリシャのことわざ、スウェーデンのことわざ。
ロシアのことわざ、タイのことわざ、アフリカのことわざ。
イタリアのことわざ、スペインのことわざ、スコットランドのことわざ。
モンゴルのことわざ、トルコのことわざ、アイスランドのことわざ。
デンマークのことわざ、チェコのことわざ、オランダのことわざ。
アメリカのことわざ、サウジアラビアのことわざ。ポーランドのことわざ。
西洋のことわざ、東洋のことわざ、ラテンのことわざ。
チェロキー族のことわざ、ユダヤのことわざ、ヨーロッパのことわざ。
古代ローマのことわざ、スー族のことわざ、バビロニアのことわざ。
イスラムのことわざ。
どうですか?
皆さんの予想以上の国々の数々なんじゃないでしょうか。
私もここまで世界中とは予想もしていませんでした。
世界中の名言を知れるので最高でした。
(P.20-21) 004 機会が人を見捨てるよりも、人が機会を見捨てるほうが多い(フランスのことわざ)
※本物は運以上に努力をしている。普段の準備、努力の上に、機会が目の前に来たときにガッとつかんでいるのだ。機会を逃さないという決断力を運という人もいよう。しかし、正しくは勇気であり決断力である。
普段の準備や努力が大切。
チャンスの神さまは前髪しか無い的な名言もありますよね。
そのときにチャンスをしっかり掴めるかどうか。
普段の日常生活から日ごろの準備をしっかりしておく。
間違っても「あいつは運がよかった」と言うようにはなりたくないですね。
(P.30-31) 009 逃げるのは恥だが役に立つ(ハンガリーのことわざ)
※このことわざの意味は、自分が勝負すべきところをよく考えて、ここではないというときには、一見、恥のようだが、大局を考えて、逃げるのが得策であるということである。
逃げるのは恥だが役に立つ。
略して「逃げ恥」とかいかがでしょう?
あのドラマは逃げるは恥だが役に立つですねw
これはビジネス用語的に言うとレッドオーシャンやブルーオーシャン。
(大まかになので意味合い的には多少違うと思いますが)
自分が勝負すべきところが緩和状態なら違う勝負できる場所を探せですね。
人が大勢のレッドオーシャンから自分が勝負できそうなブルーオーシャンへ。
ブログだってYouTubeなどの動画だってそれだけならレッドオーシャンです。
ただ、ジャンルなどを考えれば、ブルーオーシャン的なところもありますよね。
(P.90-91) 038 ガゼルは知っている。最も速いライオンよりも速く走らなければ、殺されてしまうことを。ライオンは知っている。最も足の遅いガゼルよりも速く走らなければ、飢え死にしてしまうことを。あなたがライオンなのかガゼルなのかは問題ではない。夜が明けたら、とにかく走ることだ(アフリカのことわざ)
※じっとしていれば死ぬだけだ。自分の持てる力を精いっぱい使っていないと、やられてしまう。死が待っている。これはガゼルとライオンだけの問題ではない。人間の世界でも同じである。
このことわざが出てきてビックリしましたー。
私の超大好きなことわざです。
私が紹介した座右の書で書かれていてそこで知った言葉です。
【成功する人のシンプルな法則】
書評した成功する人のシンプルな法則です。
まさか今回の世界のことわざ100でもお目に書かれるとは思いませんでした。
成功する人のシンプルな法則の書評では触れてなかったので紹介できて良かったです。
(P.134-135) 059 3月の風と4月のにわか雨とが5月の花をもたらす(西洋のことわざ)
※私たちは、雨が降っていると何だか気分がよくない。一方、農家の人はときおり雨が降ってくれるととても喜ぶ。雨がないと農作物は育たないからである。ここにあることわざを人生にたとえてみるとよくわかる。
記録的な豪雨や災害並みの悪天候はよくないです。
そういうのは度外視で適度な雨や風は必要だと思います。
人生だって紆余曲折を経ての開花することがあります。
私もそういう挫折からの復活劇を何度も繰り返しています。
こういうことわざは勇気をくれますしキレイな言葉です。
(P.104-105) 082 柔軟性を持っている者は、いくら年をとっても若い者だ(ユダヤのことわざ)
※柔軟性が何歳になっても元気である理由であるということだろう。かつての日本では隠居という老人向けの生活方法があった。今でいう定年のようなものだ。しかし、隠居しようが、定年になろうが、そこから自分のやりたいことに手をつける人はいる。そんな人は、いつまでも若くて元気だ。
堀江貴文さん風に言うと心がオヤジ化しているになります。
20代でも30代でも凝り固まり柔軟性が無い人は既にオヤジです。
いつまでも若々しくいるには考え方の柔軟性。
「好奇心」という言葉でも良いと思います。
好奇心を失わずに色んなことにチャレンジしたいですね。
私は何歳になっても年齢よりは若い感性を保ちたいと心がけています。
【世界のことわざ100】
☆まとめ
世界のことわざ100。
遠越段の著書を読んだ読書感想文でした。
解説で触れた通り世界中のことわざ。
世界のあらゆる場所の言葉が紹介されています。
名言+解説の1ページずつなので読みやすい。
それにどこから読んでも大丈夫な本です。
雑学書として楽しく見ていくこともできますよ。