【新刊】 澤口俊之の老いは脳科学的に素晴らしい

・私は2月4日が誕生日

 

 

年々と思うことです。

誕生日を迎えてみて感じること。

 

だいぶ年齢を重ねたな…。

若いときに比べたらな…。

 

この若いときは私の場合。

10代後半から20代前半イメージ。

60代の人から見たらおまえも若い!と言われそうです(笑)

 

ただ、本書的に言うとです。

ほとんどの人は老いに対してネガティブ。

老いを肯定的に捉えている人は少ないと思います。

そこで老いは脳科学的に素晴らしいと言う視点を授けてくれるのが本書です。

 

 

 

老いは脳科学的に素晴らしい 年をとるほど実力は伸びる

 

 

 

書名:老いは脳科学的に素晴らしい 年をとるほど実力は伸びる

 

著者:澤口 俊之

 

出版社:幻冬舎

 

出版年:2021年11月25日

 

ページ数:224ページ

 

 

 

著者である澤口 俊之さん。

ホンマでっかTVや所さん大変ですよでお馴染みの脳のスペシャリスト。

私も放送初期のホンマでっかTV視聴していたので澤口 俊之さんご存知です。

 

記憶力も適応力も年をとると下がるは思い込み。

高齢者の脳力をあなどってはいけない。

強い脳をつくるための方法を本書から勉強していきます。

 

 

 

・老いるほど実力は伸びる

 

 

 

(P.1) 高齢者には本来(人類進化的に)存在意義があって、その意義と結びついている実力は高齢になるほど向上し、普通にしていれば「幸福長寿」になる、ということです。本書での中心的なコンセプトは「老いるほど『実力』は伸びる」というものですが、これは脳科学的には常識です。

 

 

 

【目次】

 

まえがき

 

第1章:自分は若いと思い込むべし

 

第2章:人間には長生きする、深い意味がある

 

第3章:誰もが幸福長寿になれる?

 

第4章:強い脳をつくるには何をどう食べるか

 

あとがき

 

 

 

本書の概要と目次でございます。

 

年齢を重ねるほど退化する。

年齢を重ねて老けたくないな~…。

 

一般的に言うと皆様こちらだと思います。

それを覆してくれるのが本書じゃないでしょうか。

老けることをポジティブに捉えられる考え方。

もちろん、脳科学的な観点からしっかり解説されています。

 

 

 

(P.19) 記憶が豊富なために、特にあまり意味がないような記憶は思い出しにくいですが、その一方で、意味があって重要な記憶は高齢者でも引き出しやすいので、そうした記憶を引き出す力は当然ながら若者と大差ありません。何かを新たに覚える能力(記銘)も、若者と比較して大差ないです。ただ、これは「高齢者なので記憶力が低い」とは思っていない、ということが条件になります。

 

 

何かを新たに覚える能力。

若者と比較して大差ないと言われてもです。

そんなバカな~になってしまいますよね。

しっかり、注釈があるのが流石です。

 

「高齢者なので記憶力が低いと思っていないが条件」

 

ほとんどの人が年齢を重ねたら記憶力が悪くなる。

物覚えも悪くなってしまうと考えてしまうはずです。

生きていたら固定観念として備わってしまいますよね。

この辺りをスルーできたら若者と大差ない感じになれるわけです。

 

 

 

(P.37) 「知能」に関しては、まず「知能テストをする」と明示してから知能テストをします。すると、女子たちの平均値は男子たちよりも低くなります。しかし、「ゲームをする」と言ってから同じ知能テストをすると、差はなくなります(ゲームは男女差とは無関係だと思うせいで)。つまり、本当の実力としての知能は男女で同じくらいなんです。

 

 

理系に関しても同じようです。

理系のテストをすると言うのとゲームをすると言うので男女差が無くなるそうです。

その前に書かれていた高齢者についても踏まえてになります。

それが、こちらになります。

 

記憶力のテストをします。

性格テストをします。

 

質問項目は同じなんです。

でも、結果は性格テストの方が良くなる。

これは高齢者は記憶力が悪くなると言う思い込みがあるから。

 

なるほどと思える視点ですよね。

誰しも苦手な分野はあると思います。

ゲーム感覚で楽しく学ぼうと言うのは昨今多いですよね。

その意味合いでも理にかなう方法だと改めて感じました。

 

 

 

(P.85) 知能とは適応力です。適応するのは、まずは自然環境です。特に、「過酷な自然環境」に適応するためには高度な知能が必須です。また、普段は比較的温暖でも、年に数度とか数年に一度、あるいは数十年に一度ほど「過酷な自然環境」が訪れたりする環境もあります。大規模な台風や地震、火山活動などですね。

 

 

夏場や冬場になると思うこと。

暑がりや寒がり皆様あると思います。

私はどちらかと言うと冷え性ですし寒がりです。

 

今の環境って暑さ対策や寒さ対策。

住居で住んでいたらしている方も多いです。

その中で暑いや寒いを言うわけですよね。

 

何を言いたいかというとです。

昔のご先祖様はどうやって生きていたの!?

外で衣類もなく暑さ対策や寒さ対策の道具も無い。

当たり前ですが、家電製品なんてありません。

 

私が夏場や冬場に外で野ざらしになる。

生きていける自信まったくございません。

自然環境に適応していた人間のご先祖様。

本当にスゴいと夏や冬になると感じたりします。

 

 

 

(P.128) TV視聴もコンテンツによっては悪影響らしいのですが、コンテンツよりもむしろ座る時間の長さが問題のようです――TVは通常座って見ますから。座り過ぎが身体に悪影響なことは直感的にも明らかだと思います。疾病的には糖尿病や心臓疾患のリスクを高めることが実証されています。そのため、座りがちな生活は死亡率を高めます。

 

 

デスクワーク系に関しての書籍。

注意事項として挙げられますよね。

学生さんの受験勉強などもそうだと思います。

適度に休憩を入れて立ち上がったり動く。

 

座りっぱなしの姿勢を変える。

時間を見て意識的に取り入れたいです。

私もブログ記事やツイッターを弄るとき。

長くなりがちなので区切りをつけて飲物を取りに行ったり散歩します。

 

 

 

(P.207) 高齢での好奇心は記憶力を高める効果をもち、好奇心がより旺盛な高齢者ほど記憶力はより高いということです。記憶は「実力」、つまりは結晶性知能の最重要な基礎ですから、高齢での好奇心がいかに重要なのかは、あえて諸研究を列挙するまでもなく白明だと思います。

 

 

好奇心がある人は魅力的ですよね。

昨今ネットには色んな文化が存在します。

若者文化だからと見ない。

ましてや、斜めに構えない。

 

まずは体験してみる。

それくらいの好奇心を発揮したいですよね。

年齢を重ねても好奇心を忘れずに楽しむ。

胸に刻んで私も毎日の生活を送っていきたいです。

 

 

【老いは脳科学的に素晴らしい 年をとるほど実力は伸びる (澤口 俊之)】

 

 

・老いについての偏見や固定観念を捨て去る

 

 

【新刊】 澤口俊之の老いは脳科学的に素晴らしいでした。

 

本書を読んでいて1番感じたこと。

老いについての偏見や固定観念。

それにネガティブ感情って部分になります。

この辺りを捨て去り老いを肯定的に捉える生き方。

大切にしつつ今後の人生を進んでいきたいです。