☆習慣は小さく変えていくと良いというのを初めて教わった懐かしの本
習慣本の紹介を最近はしてます。
読書は新規で初めて読んでる本が多いです。
そこに最近は並行して何度も読んでる本。
何度も読んでるけど、最近はご無沙汰という本を読む機会も多いです。
先日のたった1%変えるだけであなたの人生に奇跡は起きる。
こちらの本もそのような感じで読んで感想を書きました。
今日の紹介本も何度も読み直してる本です。
ここ数年は読んでなかったので懐かしい気分で読みました。
知識をいろいろ増やしてから読むとわからなかったところがわかる。
これはこういうことを言っていたんだなってより理解度が増しますね。
良書の再読書の良さを改めて感じました。
書名:脳が教える! 1つの習慣
著者:ロバート・マウラー
翻訳:中西真雄美
監訳:本田直之
出版社:講談社
2008年の本なので少し古めの本です。
ただ、知識を取り入れるには色あせてない本だと思いますよ。
ちなみに監訳者の本田直之さん。
自分でも本をたくさん書かれている人ですよね。
一時期、レバレッジシリーズやその他の本。
本田直之さんの著作を読み漁ってたころがありました。
基本的に気にいるとその著者さんの本を他も他もと読み進めるタイプです。
そういう時期にこの監訳で名前が出てる脳が教える!1つの習慣も読みました。
それでは、掻い摘んで紹介していきますね。
☆小さくコツコツでも大丈夫 脳が教える!1つの習慣
プロローグ:始まりはすべて「小さな一歩」
第1章:「一つの習慣」だけでうまくいく理由
第2章:小さな質問をする
第3章:小さな思考を活用する
第4章:小さな行動を起こす
第5章:小さな問題を解決する
第6章:小さなごほうびを与える
第7章:小さな瞬間を察知する
エピローグ:脳が教える!一つの習慣
「小さな一歩」を実践するための名言集
目次になります。
「小さな」という言葉が所狭しに並んでいますね。
冒頭にも書きました。
習慣を小さく変えると良いというのはこの本から学びました。
私の中の習慣本の原点と言っていい色褪せない良書です。
※(P.52) たやすく達成できる小さな目標──たとえばいつも散らかっている机からクリップを一個だけ拾い上げ、ひきだしにしまう──なら、扁桃体をするりとかわし、休眠状態に置いて、警報ベルを鳴らさないようにできる。小さな一歩を実践しつづけ、大脳新皮質が働きはじめたら、脳はあなたが望む変化に合わせた"ソフトウェア"をつくりだし、新たな神経経路を設けて、新しい習慣を確立する。あっという間に変化への抵抗感が消えはじめる。かつては変化に対してひるんでいたとしても、新しい心のソフトウェアによって、期待を上回る速さで究極の目標に向かっていける。
「小さくと言ってもどんな感じ?」と疑問をお持ちの人。
本当に小さくでもいいんですよ。
小さな一歩の実践を続けて脳に新たな神経経路を設ける。
新しい習慣が確立できるというわけです。
※(P.70) 「小さな質問」をすることで、闘争・逃走反応のスイッチはオフの状態に保たれる。「能力アップをめざすとき、自分にできる、ごく小さなステップはなんだろう?」「クレジットカードのローンを減らすために一日五分で何ができるだろう?」「この街の社会人教育についての情報はどうすれば見つかるだろう?」このように自分に尋ねれば、恐怖は回避される。これらの質問は、脳が問題解決に集中し、やがてそのための行動に集中することを可能にする。同じ質問を何度も繰り返してほしい。そうすれば、脳が質問を記憶し、じっくり考えて、やがて興味深く有意義な答えを返してくれる。
自分に対する質問って大切です。
自分に良い質問をするか悪い質問をするかで人生の質も変わると思います。
そんな、人生の質を上げてくれる参考になる質問の仕方も書いてあります。
ここでは、小さく質問することと同じ質問をすることの大切さが書かれてます。
確かに自分に大きな質問をしていてそれが叶った試しはないですね……。
むしろ、質問してることも忘れてることが多いと思います。
闘争・逃走反応のスイッチが入ったんでしょうね。納得です。
※(P.107-108) たとえば、あなたが「もっと野菜を食べなきゃいけない」と思っているとしよう。そこで、毎日十五秒間、ブロッコリーを少し食べている、それも楽しんで食べているところをイメージする。これが習慣になり、楽しみにさえなってきたら、イメージする時間三十秒まで、あるいは好きなだけ延ばす。ここでもう一つのテクニック──つまり、ブロッコリーを一房か二房、実際に食べてもいい。
イメージング。
小さな思考を活用するという部分です。
いきなり食べるのではなく小さく思考する。
食べている思考が習慣になってから食べ始める。
それだけ、小さく始めたら抵抗もされない。
むしろ、やりたいことになってる可能性もあるというわけです。
※(P.119-120) 小さな行動は、時間もお金もほとんど必要とせず、意志力に欠ける人にも向いている。小さな行動にごまかされて、脳はこう考える。「おや、この変化はいやに小さいからたいした仕事じゃないぞ。興奮しなくていい。失敗や不幸を招く危険はないんだから」恐怖反応の裏をかく小さな行動によって、脳は新たな習慣を確立できる。しかも、たやすく継続できるようになる──それも驚くほど速いペースで。
小さくだけど大きく。
小さなことからコツコツはよく言われます。
この部分の通りで科学的にも理に適うことなんですね。
小さな行動に寄って脳は新たな習慣を確立できるのは覚えておきたいことです。
※(P.127-128) 「一日一分でどうやって目標を達成するんだ? そんなペースじゃ、何年もかかってしまう!」などとつい口にすることもあるだろう。これも変化に対する初期の抵抗感の一つだ。これを取り去るには、「小さな一歩からでもうまくいく」と信じる心が求められる。変化のためのタイムスケジュールを管理するのは私たちではない──車の運転や、スキー、ギターの演奏といった目標をいつ達成できるのか、正確に示すことなどできないのと同じだ。あとはただ、心が統制力を身につけ、指示に従ってくれると信じていればいい。
ここの部分はすごく重要部分です。
どうしてかと言うと、習慣を確立する上で私の失敗パターンですw
これから、いろいろ始める人や治したい人に参考になればと思います。
小さなことを続けることって案外たやすいことなんですよ。
でもそれが続きません。どうしてだと思いますか?
あくまで、私の実体験なので違う人もいるかと思います。
私の場合は簡単すぎて違うことにも手をつけたりもう少し頑張ろうと思うんですよ。
引用の「「一日一分でどうやって目標を達成するんだ?」の部分がすごくわかります。
わかりやすく言うと、一日一分で続けてたのを一日五分に変えて挫折する。
一日一分に戻して続ければいいのにそういう場合ってそのままやめちゃうんですよね。
そういう意味でも、この部分は意識的になる方がいいと思います。
「小さな一歩からでもうまくいく」と信じて続けたほうが良いですよ。
※(P.169) 「小さな一歩を実践する習慣」と革新の大きなジャンプは相容れないものではない。二つを併用すれば、深刻かつ複雑で、解決不可能に思われる問題にさえ対抗できる、強力な武器になる。だが、これまで解決できなかったトラブルに直面している人は、まず小さな一歩からはじめよう。これを理解すれば、どんな場合に革新的な方法が有効か、どうやってこの二つを組み合わせればよいかを察知する直観力が身についてくる。
まずは小さな一歩から始める。
習慣になるまでは小さくコツコツ。
小さいとどうしても大きいことは成し得ないと思うんじゃないでしょうか。
それを否定してくれてるのがここの部分です。
小さな一歩を実践し続ける習慣を続ければ大きく変革も出来ます。
※(P.209) 「小さな一歩を実践する」という、たった一つの習慣は、キャリアアップ、減量、健康促進、その他の目標に対して非常に有効なものだが、たんに目標を達成するためのツールというだけでなく、もっと深い意味を持っている。けっして終わることのないプロセスだと考えてほしい。一つの目標が達成できたからといって、ひきだしの奥にしまいこんだりしないこと。このやり方を知れば、より高いレベルの人生を送ることもできる。人生を、自分の可能性を広げるために、継続的に進歩する機会とみなせるようになるのだ。
ビジネス、ダイエット、依存症。
自分の目標を達成しても継続して小さな習慣を実践する。
あらゆることに利用できますし覚えておいて損はないですもんね。
本を再読してみて小さな習慣をモノにする。
改めて取り組んでいきたいと思える本でした。
[脳が教える!1つの習慣]
☆まとめ
脳が教える!1つの習慣の読んでみての感想でした。
私の場合は小さくは出来るけど、そこに物足りず大きくして失敗パターンでした。
ただ、習慣の知識に馴染みが無い人は小さなことすら続かない人も多いかもですね。
そういう人は習慣に取り組む前に読んでおくと必ず役に立つ。
そういう知識が多く詰まってる習慣本です。