・難解な内容!
どうも管理人のポポリッチです。
本書を端的に言います。
内容的には小難しい内容。
しかし、読んでいて面白い。
これは私の前提知識になります。
もっと知識を深めて読んでみる。
さらに楽しく読めそうと思えました。
書名:身体がますますわからなくなる
著者:小鷹研理
出版社:大和書房
出版年:2024年7月20日
ページ数:272ページ
錯覚の研究者。
本書の著者である小鷹研理さん。
テレビなどにも出演しています。
人間の錯覚は面白いですね。
・錯覚の色んな実験結果が載っています!
(P.124) 集団に紛れることで、当の対象に関心のある者にとっても関心のない者たちにとっても、シャッターチャンスは格段に高まる。集団フリーシャッター課題は、当初、まさにこの問題を扱おうとするものだった。
街中でみんなが空を見上げています。
その光景を見た自分も空を見上げてしまう。
そういう実験も聞いたことあります。
集団フリーシャッター課題は皆様どうでしょうか。
私は恐らく紛れ込まないと思います。
知らない有名人や事故現場に遭遇して野次馬になる。
わざわざ写真を撮ったりSNSに挙げようとは思いません。
とは言え他の方々が何人も写真を撮っている。
写真を撮りやすい状況という部分は理解できます。
例えば、飲食店や観光地などの場合。
写真OKなのか写真NGなのか分からない場所。
他の人が写真を撮っているなら大丈夫そう。
安心してしまう心理はあるかもしれないと思いました。
(P.77) 男性は確かに誕生日によって偶数奇数の好みは影響を受けるが、実際に効力を持っているのは月の数字に限られる。これが統計的な結論である。
ここは細かく説明させてください。
奇数月生まれの男性655人。
48.2%が偶数好き。
偶数月生まれの男性607人。
55.0%が偶数好き。
これが女性になる事情が変わる。
奇数月生まれの女性823人。
奇数が好きな人は39.6%。
つまり偶数好きが60.4%。
偶数月生まれの女性780人。
70.1%が偶数好き。
統計的に見ると女性は偶数好きが多い。
皆様は当てはまっているかどうでしょうか。
私の誕生日は2月4日なので2と4は好きです。
奇数と偶数どっちが好き?と聞かれても即答できません(笑)。
【小鷹研理の身体がますますわからなくなる (小鷹研理)】
・良い意味で頭を使う内容!
【新刊】 小鷹研理の身体がますますわからなくなるでした。
研究の方の書籍。
解説されていても理解は難しい。
ただ、本書は学術書ではありません。
大手出版社の大和書房さんからの出版。
幾分は読みやすくなっているのは伝わります。
内容的には本当に面白かったです。