・好調馬、不調馬を見抜け!
どうも管理人のポポリッチです。
本書は競馬本。
競馬をご存知の人。
ご存知じゃない人もです。
「パドック」
何なのか分かるでしょうか?
競馬を知らない人でも知っている人もいるでしょう。
競走馬がレース前に観客の前で周回している場所ですね。
そこでの競走馬の見方を提供してくれているのが本書です。
書名:好調馬、不調馬を見抜け!パドックの教科書 (イカロス競馬選書)
著者:治郎丸敬之
出版社:イカロス出版
出版年:2023年10月20日
ページ数:252ページ
パドックと言えば馬体を見る。
もちろん、馬体の見方も書かれています。
しかし、本書の他のパドック本と違うところ。
競走馬の精神状態を見るです。
第1章の精神状態を見るは目からウロコでした。
・第1章の精神状態を見るから書評!
(P.25) パドックでは馬の精神状態を見ると書きましたが、もうひとつ付け加えておくと、パドックではその馬の性格も知ることができます。
馬にも色んな性格があります。
大人しい性格。
幼い性格。
素直な性格。
臆病な性格。
激しい性格。
のんびりした性格。
せっかちな性格などなど。
そのようなことを把握する。
パドック=馬体を見ると言う観念が壊れますね。
(P.31) その馬のパドックを何度も見ていると、小さな違いや変化に気づけるようになるはずですし、たとえ初見でも小さなサインに気づけるようになりたいものです。
その馬のパドックを何度も見る。
小さな違いや変化に気づけるという話。
競走馬と人間の大きな違いがあります。
愛想笑いをしたりしない。
表面を取り繕うことをしない。
怪我を隠して走ることを美徳としない。
しっかりと観察すればサインを出してくれている。
そういう意味での精神状態を見るということですね。
(P.67) ゆったりと自然な形で歩きつつ、身体全体を大きく使って、引き手をグイグイと引っ張るように歩けている馬はパドックでも好印象です。
やる気満々という感じですね。
ここでは体のことなので人間での例えも書かれています。
人間だって疲れているときは歩くのが遅くなる。
それに行きたくない場所に行くときは足が重くなる。
やる気も無くダラダラと歩いちゃいますよね。
逆に朝から良い事があった。
それに今日は行きたかった場所へ旅行に行ける。
そういうときは足取りが軽い。
ウキウキ気分で軽快に歩けるので理解しやすいですね。
【【新刊】 次郎丸敬之のパドックの教科書 (次郎丸敬之)】
・精神状態を見るなら実践できる!
【新刊】 次郎丸敬之のパドックの教科書でした。
馬体を見る。
これは結構難しいと思います。
しかし、精神状態を見るです。
本書を読んでみると実践できそうと感じます。
今後パドックを見るときに見方が変わる1冊でした。