【新刊】 出口治明のぼくは古典を読み続ける

・珠玉の5冊を堪能する!

 

 

どうも管理人のポポリッチです。
 
本書の書名。
そして珠玉の5札を堪能。
古典を紹介している本?
印象を受ける人も多いかもしれません。
 
もちろん、そこはメインです。
しかし、著者である出口治明さんの考え方。
現代に合わせての考え方。
質疑応答でも答えられています。
 
古典を普段は読まない人。
そのような方でも楽しく読める。
最後まで惹きつけられる内容でしたよ。
 
 
 
書名:ぼくは古典を読み続ける 珠玉の5冊を堪能する
 
著者:出口 治明
 
出版社:光文社
 
出版年:2023年2月22日
 
ページ数:224ページ
 
 
 
伝説の白熱講義。
ついに書籍化ということです。
2018年から2019年に光文社で行った講義がベース。
出口治明さんと古典についてよく知れます。
 
 
 

・古典を読んでみる!

 

 

(P.8) この本の醍醐味は、受講生の方たちと交わした質疑応答かもしれません。課題図書に関することから、それ以外のことまで自由に質問していただきました。大変熱心な受講生の方たちで、この言葉のキャッチボールがとても楽しかった。読み方や背景についても解説しましたから、興味をもった本はぜひご自身で手に取って読んでください。

 

 

 

【目次】
 
はじめに
 
第1章:種の起源
 
第2章:ソクラテスの弁明
 
第3章:地底旅行
 
第4章:市民政府論
 
第5章:歎異抄
 
おわりに

 

 

 

本書の概要と目次でございます。
種の起源、ソクラテスの弁明、
地底旅行、市民政府論、歎異抄と丁寧に解説されています。
質疑応答で講義も本当に素晴らしかったです。
 
 
 
(P.21) ダーウィンの進化論を理解していれば、いいものが売れるのではなく、売れたものがいいものだとわかります。テクノロジーはどんどん進化し、人々の意識や社会の風習も変わっていくのです。だけどどう変わるのかは予測できません。生き延びるためには、目の前で起きている変化に適応するほかないのです。

 

 

 

いいものが売れるわけではない。
売れたものがいいもの。
 
この10年でもかなりの変化。
時代の変化を感じられますよね。
 
例えば、10年以上前の話。
LINEが出始めた頃です。
LINEは絶対使わないって人が結構いました。
 
果たして今もLINE使用しない。
どれくらいの人がいるのかなと感じます。
テクノロジーはどんどん進化し人の風習も変わる。
仰る通りですし変化に適応していきたいです。
 
 
 
(P.88) 漫画で面白いと思ったら、やっぱり本物が読みたくなります。そもそも作者の原泰久さん自身が『史記』をボロボロになるまで読みこんで描いたものです。だからどんなふうに読み始めてもいいと思います。面白くなったら、やっぱり本物に行きたくなりますから。

 

 

 

キングダムの話ですね。
これは漫画に限らないと思います。
入口が違うところから本物に辿り着く。
そういう体験ある人もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
 
例えば、ゲームも色んな題材。
元ネタがあってそれについて触れてみる。
原典に触れてみることをする人も多い。
本物に触れてみる体験ってまた違う体験ができるので好きです。
 
 
 
(P.129) 経験を積んだり、知識が増えたりすると人は変わります。だから古典を読んでいても、途中で面白くないと思えば無理して読まなくていいんです。半年、一年、あるいは十年経ってもう一回読んでみたら、今度は面白いと思うかもしれません。

 

 

 

古典では無いです。
世間的には超がつく大ベストセラー。
自分には合わなかったという経験があります。
 
その著者さんの他の書籍。
自分に合わないわけでは無かった。
その超大ベストセラーがしっくり来なかったんです。
 
ただ、著者である出口治明さんが仰る視点。
この視点もあるので数年後か数十年後。
世間が評価している本ですし読み直そうとは思っています。
面白くなかったと言うか今は合わなかったというニュアンスでいます。
 
 
【ぼくは古典を読み続ける (出口治明)】

 

 

・面白そうな古典ばかりでした!

 

 

本書で紹介されている古典。
私は読んだこと無かったので気になりました。
出口治明さんの解説も丁寧で興味をそそられました。
古典をじっくり読んでみるのもいいですね。
最後まで読んでいただきましてありがとうございます。