・駒澤大学陸上競技部から世界へ羽ばたく
どうも管理人のポポリッチです。
駒澤大学と言えばになります。
駅伝の競合イメージありますよね。
実際に本書は2023年に出版。
大学駅伝三冠を達成しています。
そこまで駅伝に詳しくない。
そんな私でも著者である大八木弘明さん。
名前は知っていたりしますからね。
今回は大八木弘明さんの考え方になります。
書名:必ずできる、もっとできる。
著者:大八木弘明
出版社:青春出版社
出版年:2023年1月30日
ページ数:208ページ
栄光から遠のいたチーム。
いかにして再び強くなったのか。
自分を変え選手を変え組織を変える。
早速、本書を私なりの書評していきます。
・心に何かを残せれば幸い!
(P.6) ある程度、年齢を重ね、実績も残している組織のリーダーや企業の管理職のなかにも、以前の私のように、「時代の変化に対応しなければならない」、「でも自分をなかなか変えられない」と感じていらっしゃる方もいるのではないかと思う。そんな方たちの心に何かを残せれば幸いである。
【目次】はじめに第一章:栄光から遠のく第二章:監督自身が変わる第三章:指導を変えていく第四章:人作り・組織作り第五章:指導者の務めとはおわりに
本書の概要と目次です。
栄光から遠のいていた時期。
そこからの変化が詳しく書かれています。
ここ何十年は激動の時代なので時代の変化もありますよね。
そういう側面も含めてとても参考になる考え方が満載でした。
(P.33) 今の若い選手たちはそうした指導に慣れていない。慣れていないことに気がつかず、私がワンマンな指導を続けてしまったことが問題だった。そうすると選手たちは委縮してしまい、何も返してこない。もちろん、私に反発する気持ちを抱いた選手もいたはずだが、それを表現することなく、コミュニケーションが一方通行のまま終わってしまうのだ。
強い父親ではない。
求めているのは優しい母親。
昨今の若者とのコミュニケーション。
時代背景が変化してこれはよく言われますよね。
昔に比べて委縮しやすい。
プロ野球の世界でも熱血的な鬼監督。
昔で言う星野仙一監督タイプは影を潜めました。
会社でも鬼上司すぎると委縮してしまう。
優しい母親というのは意識したいことですね。
(P.49) 年齢を重ね、ふんぞり返るのではなく「自分で動く」場面を自ら見つけ、始めていくのは大切なことだ。そして、私はそのことで周囲の状況や選手の行動がよく見えるようになった。改めて、行動を変えてよかったと感じている。
朝練習について行くようにしたそうです。
グランドで待っているだけから自転車で着いていく。
選手のモチベーションも変わるでしょうね。
そしてマイクロバスの運転。
自分で運転しようと中型免許も取得したそうです。
自分で動く場面を自ら見つけ始めていく。
私も大事にしたいし見習い行動したいと思いました。
(P.143) 何事も同じだと思うが、意識も低いほうに流れるのは簡単で、そうなると元に戻すのは非常に難しくなる。現状に満足せず、高い目標を持つこと。それが高い意識を生み出す第一歩だ。それを皆で共有するためには「当たり前の基準が高いチームにする」ことが何より大切である。
仰る通りです。
意識も低い方に流れるのは簡単。
私を振り返ると数十年前は無かった悪習慣。
すっかりと定着してしまいました…(汗)。
実は何度も悪習慣断ち。
やめることをチャレンジしているもののなかなか抜け出せない。
でもこれって元々は無かった習慣なんですよね。
というわけで元に戻すのは非常に難しいに納得です。
【必ずできる、もっとできる。 (大八木弘明)】
・スポーツを交えての話は違う視点で入る!
【書評】 大八木弘明の必ずできる、もっとできる。でした。
最近の私はスポーツ選手。
それに今回の著者である大八木弘明さん。
監督のような方の書籍をよく読みます。
ビジネス書や自己啓発書とはまた違った側面。
考え方として読める書籍も多くてとても楽しんでいます。