・2つの視点で書かれているのがすごい!
どうも管理人のポポリッチです。
私はそこまで気にしません。
ビジネスについてアドバイスしている。
その人は実際に経営したことがない人。
そういう人を揶揄する発言。
机上の空論だよねと仰る人もいます。
安心してください。
本書の著者である石動龍さん。
公認会計士・税理士。
そして実際にラーメン店を経営しています。
ドラゴンラーメン店主。
本書の書名タイトルを見てください。
「会計の基本と儲け方はラーメン屋が教えてくれる」
実際にラーメン店を経営されている方が仰る言葉。
説得力がありますし2つの視点というのが斬新でした。
書名:会計の基本と儲け方はラーメン屋が教えてくれる
著者:石動 龍
出版社:日本実業出版社
出版年:2022年5月28日
ページ数:251ページ
会計士・税理士としての専門知識
ラーメン屋店主としての実体験。
2つの軸からの徹底解説です。
1杯のラーメンからどう利益が生まれるのか?
読んでいて惹き込まれる楽しさでした。
本書を私なりの書評に入らせていただきます。
・難しく考えず興味を持っていただいたら十分
(はじめに) 難しく考えず、なんとなく興味を持っていただければそれで十分です。「数字」と聞くと苦手意識を持ってしまう人もいるかもしれませんが、少し勉強するだけで、仕事で十分役に立つ知識を得られます。本書を手に取っていただいた方が、少しでも「会計の基本」と「儲け方」の知識を得られれば、非常に嬉しく思います。
【目次】
はじめに
第1章:ラーメン屋経営から「会計」の大切さを学ぼう
第2章:1杯のラーメンからどう利益が生まれるか?
第3章:ラーメン屋にとって有効な「お金の使い方」
第4章:ラーメン屋経営から学ぶ「上手なお金の残し方」
おわりに
本書の概要と目次になります。
仕事で十分に役立つ知識を得られる。
仕事だけに限らず私生活。
会計の知識はそちらでも役立ちますよね。
数字に苦手意識を持つ私も楽しく読めた新刊でした。
(P.18) 経験が浅いと、来客を予想することは難しいです。私も天候や曜日を基準に来客を予想しているものの、なかなか当たりません。理由なく来客が前日から半減したり、逆に増えたりすることに対応する毎日です。来客が予想より少ないと、業種によっては在庫ロスが発生します。食材が腐った場合は捨てることにより、その分の仕入代金は丸々損になってしまいます。
赤裸々に語ってくれています。
ラーメン屋を実際にやられていると説得力が段違い。
机上の空論で語ってるだけじゃないのが伝わって読み応えがあります。
経験が浅いと来客を予想することは難しい。
これは店舗経営に限らないと思います。
人間って甘く見積もりがちと言われます。
そのためにも経験値を蓄えることも大切ですね。
(P.28) 一般的に、コストがかかるジャンルのほうが、人目につきやすい傾向があります。そして、儲かりやすさは売上、経費、リスクのバランスが大事です。ちょうどよい水準をキープできるよう、検討が必要ですね。
儲かりやすさは売上、経費、リスクのバランスが大事。
ここでは「ライターorラーメン屋」。
どちらが儲かる?が語られています。
ライターさんは基本的に原価が掛からない。
これは想像できる部分ですよ。
それならライターのほうがいいの?と思いますよね。
ただ、ラーメン屋さんのメリット。
集客しやすい職種という側面もあります。
世の中にはラーメン好き多いですし私も大好きです。
職種によって儲けの構造が異なる。
この辺りを意識しておくのは大事です。
良い悪いではなくジャンルによりけり。
そして自分がやりたいことかどうかもありますよね。
(P.32) ラーメンを店で出すにはこれだけの準備が必要です。材料だけ揃えてもオープンはできません。コストをすべて回収しないとお金が尽き、店が続けられなくなります。ラーメン屋に限りませんが、商売を始めようとする場合には、しっかりプランを立て、実行していくことが求められます。そのために必要なのが「会計」の知識です。
ラーメン店のオープンまでの道筋。
実体験で語られているので伝わってきます。
昨今は脱サラや起業を言われる時代です。
実際に意識している人もいるかもしれません。
ただ、想定外のことが起こるのも事実。
その想定外を想定内にするための知識を入れておく。
そしてラーメン屋に限らずの話。
商売するなら会計の知識あるといいなと本書を読んでしみじみ感じました。
(P.73) そもそも間違ったスタートを切ってしまうと、修正には大きなエネルギーが必要です。誤った方向にダッシュしてしまわないように気をつけましょう。
世の中には起業しよう。
悩んでないでさっさと起業する。
起業してから考えろ!
そういう過激な発信されている人もいます。
ただ、起業は自己責任。
その言葉に後押しされて起業する。
それで失敗してもその方は責任取ってくれませんからね。
間違ったスタートを切らないようにする。
誤った方向にダッシュしてしまわないようにする。
しっかり色んな知識を事前に学んでおく。
失敗体験なども知っておくことは重要だと思います。
(P.85) なんといっても二郎系の特徴はそのボリュームです。小サイズでも一般的なラーメンの特盛以上に相当する量があり大サイズでは2杯以上の量になります。トッピングの野菜、背脂も好みに合わせて増量でき、チャーシューは厚さ5センチ以上の肉塊がドーンとのってきます。価格は高くても1000円程度、1日分の食事をまかなえるほどの量なので、コストパフォーマンスはとても高い1杯です。若者を中心に、豚脂、ごわごわ麺・ニンニクが醸し出すハーモニーのとりこになる人が増え続け、各地で行列を作っています。
ニンニクマシマシ。
私は二郎系は好きですね。
最後は会計ではラーメン好き話です(笑)。
ラーメン二郎。
私は行ったことはありません。
ただ、所謂、二郎系と言われる店舗。
のれん分け的にされている店舗はよく行きます。
初めて二郎系に行ったときです。
めちゃくちゃ衝撃を受けました。
そこから二郎系のとりこになりましたね。
コスパ最高ですしインパクト大ですからハマりますよ。
【会計の基本と儲け方はラーメン屋が教えてくれる (石動 龍)】
・ラーメン屋の裏側も知れる書籍
【新刊】 石動龍の会計の基本と儲け方はラーメン屋が教えてくれるでした。
会計の書籍。
小難しい内容も多いです。
本書はラーメン屋を交えての話。
しかも御本人が経営されている。
説得力が凄まじい内容でした。
私はラーメン大好きです。
会計とラーメンの話で頭にいい感じに内容が入りました。
最後まで読んでいただきましてありがとうございます。