・親孝行したいときには親はなし
どうも管理人のポポリッチです。
昔からの言葉。
「親孝行したいときには親はなし」
出来ればそうなりたくないですよね。
そうならないためにも本書が役立ちます。
私の場合は両親はまだまだ健在。
親が死ぬ前にとかまったく考えていません。
だからこそ突き刺さってくる1冊でもありました。
書名:親が死ぬ前に、家族とやりたい10のこと
著者:吉野匠
著者:曽根恵子
出版社:クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
出版年:2022年7月8日
ページ数:176ページ
親子で考える老後の未来。
終活のプロと相続のプロがタッグで伝えてくれます。
目次と概要で話します。
本書は読みやすさもあり伝えたいことが理解しやすいですよ。
・家族の想いを1番に考えた相続の本
(P.7) この本では「親が元気なうちにやりたいこと」にスポットを当てました。「相続対策」というと子どもが出る幕ではないと思うかもしれません。しかし、いつか親が旅立つ日はきます。その前に「親とやりたいこと」を考えておくのは、後悔を残さないため、親に対する気持ちに恨みを加えないため、そして親が懸命に築いてきた財産を無駄にしないためにも必要なのです。この本が皆様の役にたつことを、心から祈っております。
【目次】
プロローグ:気がついたらなくなってしまうもの
はじめに
本書の登場人物
第1章:親とやりたい10のこと
第2章:親とあなたと家族のこれからを、親子一緒に考えよう
第3章:自分の家族の状況を把握しよう
第4章:相続のBADパターン事例。タイムスリップして、GOODパターンにする方法
第5章:知らなきゃいけないデジタル終活
第6章:考えておきたい終活・葬儀のこと
おわりに
本書の概要と目次になります。
最初に触れておきたいことがあります。
それが「本書の登場人物」です。
長女:山田サクラ
次女:植木モモ
長男:植木実
父:植木松夫
母:植木鮎子
長女子:山田栗男
[植木家本家の人々]
植木森蔵・竹子
植木竹次
刈谷杉子
本書のガイド役にモーシェルというキャラもいます。
登場人物が多いですよね。
会話のやり取りがありモーシェルが解説してくれる。
もちろん、会話以外にも解説も含まれているのでそれも加味して書評します。
(P.17) 告別式のあいさつで親御さんと「やっておきたいことがたくさんあった」と後悔される人がとても多いんです。
本書のガイド役。
モーシェルの言葉からです。
最初に親とやりたい10のこと。
こちらに触れられています。
中には親が亡くなるの考えたくない。
そういう人もいるかもしれませんと書かれています。
今回は登場人物が多いので人それぞれ考えが当てはまると思います。
親とやりたい10のことに関しては思い浮かばない人もいるかもしれません。
そういう人用にいろんな人の意見。
人それぞれの親とやりたいことも親切に書かれていますよ。
(P.47) 親世代からすれば、いつ最期のときが来てもよいように整えておくことで、日々を大切に生きようという気持ちが生まれます。子ども世代からみても親がいるのは永遠ではないという気持ちから、感情面の「これから」において心の整理や準備を行っておくのが大切です。
両面を整理するのがよい。
感情面については理解できますよね。
「経済面」についてになります。
生生しくなりますよね。
だから臭いものに蓋をするではないですが触れにくい。
放置してそのままになる人も多いかもしれません。
と言っても感情面。
私はまだまだリアリティが湧かない。
心の整理や準備をしてないから突然の場合は気持ちが落ち着かなそう…。
そういう意味でも本書は読むだけで気が引き締まりました。
(P.48) 昨今、「終活」という言葉が一般的になっています。その主な意味合いとして、親の死後、家族が相続で揉めて骨肉の争い発展し、最悪の場合、絶縁になってしまうことを避けるために”生前整理”をするための「前向きな機会」だということでしょう。そのような前向きな取り組みとして、ポジティブな「終活」を勧めたいのも本書の目的です。それを家族みな行ってもらいたいのです。
終活という言葉。
さすがに市民権を得てますよね。
みなさんに浸透している印象あります。
相続についてです。
相続とか資産家じゃないし関係ない。
お金持ちじゃないし関係ないって思っている人。
まさに本書で語りたいターゲットの人。
相続をめぐる争いは資産家だけじゃない。
具体的に数字で書かれています。
遺産分割事件の調停・審判申し立て数。
20年間で約1.5倍増えているそうです。
もちろん、話しにくさもあると思います(そちらも触れられています)
でも、あとからトラブルになるよりも先に解決しておく。
両親側も子ども側も話し合っておくことが大切ですよね。
終活において相続を事前に考えておくのは大切という話でした。
(P.127) 「デジタル遺品」への関心はまだまだ薄いのが現状ではないでしょうか。デジタル遺品とは、スマホやパソコンなどのデジタル機器類のことだけでなく、それらに保存されたデータ、さらにインターネットサービスのアカウントを指します。
現代人はスマホやパソコンを持つことはすでに常識。
ご両親もスマートフォン所持している人は多いと思います。
うちはかなり珍しい部類だと思います。
両親ともにスマートフォン所持していません。
うちの話は別にいいですね。
「デジタル遺品」についてになります。
本体そのものよりもデータのことを言っています。
「デジタル終活」も大切という話ですね。
デジタル遺品については親世代に限らない。
自分が死んだときにデジタルデータどうしますか?
これをしっかり考えておいたほうが良い時代ですよね。
最近、実際に見たニュース。
Twitterでも話題になってました。
ネットのサブスクリプションのサービス。
死んだあともお金がずっと引き落とされていたという話。
これに関しては詳しいことまでは見ていません。
故人の口座って申請して止まるんじゃなかったけ?
などなど疑問浮かんだので(申請してないってことなのかな)。
例えば、有名人が亡くなる。
そのときに○○は亡くなりましたと報告がある。
その方がやっていたアカウントに親族からコメント。
こういう方々は事前にデジタルデータを共有していたという話ですよね。
実際に私が好きなゲーム実況者さん。
チャンネル登録者15万人いる方が雑談で話してました。
自分が死んだ場合は親から○○は死んだとTwitterで報告する。
まだまだ若いのにしっかりされていますよね。
最後にデジタル遺品についての関心が薄いという話。
私自身のことを語っておきたいです。
と言っても私はなんにも準備していません。
仮に私が不慮の事故で亡くなった場合。
ブログ、Twitter。
ある日を境に更新が止まったままになる。
例えば、南海トラフ巨大地震が来て何ヵ月、何年も更新が止まっている。
この場合は察してくださいになるかもしれません。
そういう大きいことじゃなく巻き込まれた場合は分かりづらいですね。
デジタル遺品について。
これは親世代ではなく現代人。
みんな事前に考えておいたほうが良いですね。
おまえが言うなだからこそ肝に銘じて言っておきます。
【親が死ぬ前に、家族とやりたい10のこと】
・難しい問題だからこそ事前に考える
【新刊】 親が死ぬ前に家族とやりたい10のことでした。
反省です。本当に反省。
本書を読んでみて何も考えていない…。
もちろん、まだ私の両親はそこまで年齢が行っていない。
ただ、突然ということもあるので何も考えずにはダメですね。
死についてはデリケートな問題。
考えたくないってことで先延ばしにする人も多いはず。
私もそういうことで考えが及ばずもあるかと思います。
私が気になったのが書評最後です。
「デジタル遺品」についてのことになります。
これは親世代だけでなく現代人の私達も考えておく。
自分が死んだあとのデジタルデータについては気をつけたいです。