・日本で殺人事件で1番使用される凶器は包丁
どうも管理人のポポリッチです。
今回は雑学寄りの新刊。
とは言え気になる内容です。
犯罪から身を守る。
いつ犯罪に巻き込まれるか分かりません。
そのときに知識があったおかげで助かった。
そういうことも十分にありますよね。
今回は刃物犯罪マニュアル。
日本で殺人事件で1番使用される凶器が包丁。
包丁は身近ですし凶器にもそれだけ使用されてしまう。
だからこそ対処できると命が助かる可能性も高まりますよね。
書名:君にもできる刃物犯罪対処マニュアル 元特殊部隊隊員が教える危機管理と護身術入門
著者:SOU
著者:二見 龍
出版社:誠文堂新光社
出版年:2022年7月12日
ページ数:208ページ
護身術と聞くとです。
身構える人もいるかもしれません。
私にはさすがに護身術を身につけるの無理かもという感じです。
しかし、本書は危機管理と護身術入門。
いつも相手と戦えというわけでもございません。
日頃からの「危機管理」が生死を分ける場合もあります。
そういう側面でも犯罪から身を守るという意味で役立つ内容でした。
・命を守ることに少しでも貢献できたら幸い
(P.5) 何が起こるかわからない現代において、あなたや、その家族、友人の命を守ることに少しでも貢献できれば幸甚です。
【目次】
はじめに
第1章:犯罪リスクの整備と犯罪にあわないための準備
第2章:犯罪に巻き込まれたときの対処法
第3章:効果的な防犯訓練
おわりに
本書の概要と目次になります。
「何が起こるかわからない現代」
この言葉に集約されます。
刃物を使用した大きな事件。
犯罪のニュースも流れる機会が多い。
もし、自分がその現場に居合わせたらです。
本書の章立てを見ているとご理解いただけると思います。
犯罪に合う前の準備から仮に合ったときまで解説されています。
私は人生の中でこういう事件に遭遇したことが無いです。
ただ、だからと言って安心して良いとも限りません。
想定できるという意味で本書を読んでいて学びになりました。
それと同時に覚えておいていざというときに役立てていきたいです。
(P.12) 一般的な暮らしを送っている人のほとんどは、刃物を自分に向けられた経験はないだろう。しかし、想像をしてみてほしい。実際に大きな包丁を手にした人間が、明確な殺意を持って自分に包丁を振り下ろしてくる瞬間を。そのとき、あなたは何ができるだろうか。もし、本当にそのような状況に陥り、何もできなければ、あなたはそこで命を落とす可能性が高い。だが、あなたに刃物犯罪に対する心構えがあり、わずかでも技術があれば、生き延びる可能性は飛躍的に高まる。大切なのは、まず刃物犯罪に対する恐怖を知識に変え、犯罪にあわないために、そしてあったときに何をすべきかを明確にしておくことである。
刃物犯罪に対する恐怖を知識に変える。
確かに本書を読む前になります。
無抵抗とか恐怖で足ガクブルで動けない。
犯人の思うがままの状況になり得たと思います。
しかし、それで人生を終わりたくないですよね。
命への執念を見せるときに本書の知識が役立ちます。
まさか刃物犯罪の犯人も対処マニュアルを読んでいると思いません。
命を守るという意味でも刻み込むように読ませていただきました。
(P.32) 一人で行動するときには、前後左右すべての方向を警戒すること。防犯の基本は心構えと準備がほとんどなので、常日頃から全方位を警戒するくせをつけておかなければならない。接近する車両や人物には常に注意を払い、危険を感じたらすぐに通報できるよう携帯電話やスマートフォンを手にして歩く。スマートフォンの画面に夢中になったり、イヤホンを装着したまま歩いたりすることは、迫る危険に気付きにくいので絶対にしてはならない。昨日は何事もなかった道だからといって、今日も安全である保証は何ひとつないのである。
刃物犯罪に限りませんね。
犯罪予防の犯罪にあわないための準備。
最近の私はイヤホンを装着したまま歩くのはやめました。
前はイヤホンを装着して楽曲や勉強用のデータ聞きながら散歩してました。
別にやめた理由は犯罪予防ではないですが予防にも良い感じだったんですね。
実際に私は気配が怪しいと感じて道を変更したことは何度かあります。
もし、そのときにそのまま気にせず歩いていたら犯罪に巻き込まれたかもしれません。
もちろん、気にし過ぎだよって人もいるかもしれません。
でも私は結構この辺りのリスク管理は何事も高い人なのです。
エレベーターも知らない誰かと乗り合わせるの基本的に嫌ですからね(笑)。
前後左右すべての方向を警戒すること。
防犯の基本は心構えと準備なのでより意識的になりたいです。
(P.86) もし、自分とは離れた場所で犯罪が発生し人々が自分のほうに逃げてきたら、何が起きているのかを確かめるために近づこうなどとは考えずに、自分も逃げるという選択をとるべきだ。いらぬ好奇心は身の危険を招くということを覚えておきたい。
いらぬ好奇心は身の危険を招く。
これは自然災害も当てはまると思います。
台風や災害級の豪雨。
わざわざ川の様子を見に行く。
いらぬ好奇心は身の危険を招くの典型ですよね。
もう1つ私が感じること。
昨今のSNS時代というやつです。
誰しもスマートフォンを持っている時代。
その弊害的な部分もありそうと感じます。
犯罪事件が起きました。
視聴者提供の映像です。
結構、危ないと私は感じるんですけどね。
犯罪ではないですが火事の映像などもわざわざ近づいて撮影しているわけですからね。
本書的に言うなら映像を撮らずに逃げようだと思います。
(P.147) 映画などで落ちたナイフを遠くに蹴り飛ばすシーンがあるが、実際には薄いナイフを蹴ろうとして空振りしてしまうことは多いし、地面の状態により蹴っても遠くまで飛ばないこともある。その動作でバランスを崩すこともあるので、気を付けなければならない。
本書を読んでいなかったらです。
まさしくテレビドラマなどで見るシーン。
落ちたナイフを蹴り飛ばそうとしたと思います。
よくよく冷静に考えてみるとです。
普段と違う精神状態になります。
上手く蹴飛ばせるかと言ったらきっと蹴飛ばせませんよね。
では蹴飛ばす以外にどうすればいいのか?
確実に自分がナイフを先に拾える場合は別です。
それ以外のシチュエーションの場合。
犯人が屈んでナイフに手を伸ばす。
そのときに手とナイフを足裏で強く踏みつける。
なるほどーと関心しました。
確かにこちらのほうが確実ですよね。
この知識があったから命が助かった。
今後の人生であるかもしれないので忘れないようします。
【君にもできる刃物犯罪対処マニュアル 元特殊部隊隊員が教える危機管理と護身術入門】
・刃物犯罪がメインなので超わかりやすいですよ
【新刊】 君にもできる刃物犯罪対処マニュアルでした。
書評では伝えきれなかった部分を最後に伝えます。
第2章:犯罪に巻き込まれたときの対処法
第3章:効果的な防犯訓練
文章だけで書かれているわけではありません。
ひと目で見てわかるイラスト。
イラストだけでなく実写写真も満載なんです。
文章を読むだけでなく見て学べる。
実際のシチュエーションがよく理解できます。
刃物犯罪に巻き込まれずに人生を終われるほうが幸せです。
とは言え、いつ犯罪に巻き込まれるかわからない。
備えあれば憂いなしの精神でこういう知識も大切ですね。
本書から多くの学びを得ることで防犯意識が高まりました。
最後まで読んでいただきましてありがとうございます。