・脳のクセに気づけば見かたが変わる
どうも、管理人のポポリッチです。
よく言われることになります。
考え方を変える。
当ブログの書評カテゴリー。
「考え方・自己啓発・着眼点」
こちらのカテゴリーが1番多い。
人間、知らないことは知りません。
少しでも知ることは大切だと思っています。
それと同時にバイアスについて知っておく。
誰しもバイアスによる偏りがあることを自覚する。
バイアスを無くすことは難しい。
バイアスが掛かっていることを把握するってことですね。
今回の書評はバイアスについてになります。
その名も認知バイアス大全です。
バイアスについて知らない人も理解しやすい。
知っている人も改めて自覚できること間違い無しの1冊です。
書名:「脳のクセ」に気づけば、見かたが変わる 認知バイアス大全
著者(監修):川合 伸幸
出版社:ナツメ社
出版年:2022年5月18日
ページ数:256ページ
自分は合理的。
他人は感情的。
様々のバイアスの解説。
様々のバイアスの対処法。
より良い人間関係構築やビジネスに役立つ。
本書から楽しく学んでいきましょう。
・私達は合理的な判断をしていると信じている
(P.3) 本書で解説するトピックは、心理学や認知科学、行動経済学の実証的研究にもとづくものです。それぞれに、日常でのわかりやすい例をあげているので、実感しやすい構成になっています。本書を手にされた皆さんが、自身の思考の偏りに気づき、自身や他人、社会がこれまでとは違って見えるようになることを願っています。
【目次】
Prologue:「自分の認知はゆがんでない!」――それもバイアスです
PART1:どうしてわかりあえないの!? 人間関係のバイアス
PART2:うちの会社や上司は、なぜああなのか 組織停滞のバイアス
PART3:行動経済学で業績を伸ばす! 消費者と市場のバイアス
PART4:「自分は差別してない」の嘘に気づく 偏見と差別のバイアス
PART5:社会はなぜ、ここまで二極化したのか 思想と政治のバイアス
PART6:バイアスはつきもの。でも、人は変われる 認知バイアスへの対処法
さくいん
参考文献
本書の概要と目次になります。
バイアスについて学んでいる私。
それでもバイアスが掛かっていると思うこと。
バイアスだったと感じることは後からあります。
それくらいバイアスって強い。
概要にも書かれていることになります。
「自身の思考の偏りに気づく」
私もバイアスを知ったからこそ後から気づけるようになりました。
本書はそういう意味で大全と言える相応しい内容でした。
(P.74) 最大の要因は、経営者や管理職がもつ「システム正当化バイアス」。現状で普及しているシステムこそが妥当で、自然なものとみなす傾向のことです。出社での勤務を長年続けてきた中高年にとっては、社員全員が机に向かい、皆で働く光景こそ、正しく望ましい勤務形態に映るのです。
「システム正当化バイアス」
リモートワークが広がらない。
その理由はこのバイアスのせいって話です。
私なりの書評なので私の話になります。
私は数年前から大手キャリアと契約していません。
SIMフリーのSIMを独自に契約してスマホ使用しています。
メールアドレスはGメール(Gmail)。
電話番号は楽天スマートフォン(050の番号のやつです)。
先程の引用箇所を読んでください。
システム正当化バイアスをお持ちの方。
私の今の選択肢を疑問に持つ人もおられるかと思います。
実は私も数年前までそうだったからお気持ちに共感します。
ドコモ、au、ソフトバンクの大手キャリア。
どこかのメールアドレスは持っておきたい。
電話番号も勿論そうだったんです。
結局、今のこの状況感して不便はないです。
むしろ、LINEでやり取りが主流になってきた時代。
より、メールアドレス辺りは特に気にしない時代かもしれません。
システム正当化バイアスに陥ってないかは検証する余地ありますね。
(P.83) 働き方においても、たまたまうまくいった方法や自身の成功体験だけをもとに、「こうすればうまくいく」などと考えたり、アドバイスしてしまいがち。しかし注目すべきは、同様の方法での失敗例です。なぜ失敗したのかを精査しないと、成功のための方法論にはつながりません。「自分は低学歴だが努力で成功した」などの体験談も、よくある生存者バイアスで、大多数にあてはめることはできません。統計的に全体を見ることが肝心です。
生存者バイアスについてです。
そもそもの話が人それぞれ環境が違う。
そして時代背景も違うのです。
大切なことは「鵜呑みにし過ぎない」だと思います。
逆に言うと斜に構え過ぎないのも大事。
相手の意見を聞く場合は全部を鵜呑みにしない。
成功体験も失敗体験も自分の改善に活かせる視点を取り入れる。
大多数にあてはまらないのは意識して話を聞いていきましょう。
(P.124) 同時に提示された複数の選択肢に対するバイアスもあります。上・中・下なら「中」、松・竹・梅なら「竹」を選ぶという「極端回避性」です。明確な評価基準がないときは、とりあえず両極端を避け、「コスパがよさそう」などと理由づけするのです。
「極端回避性」
価格帯は3択に。やや高くても真ん中が売れる。
これは最近は有名ですよね。
有名だからと言って真ん中を選ばない。
そのような方も少ないと思いますが(笑)。
自分が何かをやる場合です。
2パターンにするのではなく3パターンにする。
真ん中を準備するプランも大事だと思います。
(P.128) 国民的アイドルよりも、自分の「推し」が意味をもつ時代。ライフスタイルも趣味趣向も、年々多様化しています。一方で、人は社会的な生き物です。自分の趣味趣向と価値観だけで意思決定することはできません。形は変われど、大勢の人に無意識に影響されています。みんなが「これはいい」「面白い」となれば、自分もやってみたい、買って使ってみたい。このように、多数派の選択に無意識に同調するのが、「バンドワゴン効果」です。
バンドワゴン効果。
こちらも有名なバイアスかと思います。
私はあまのじゃく気質。
だから流行りに乗らない。
そういうことは無いですね。
私的に大事だと感じた部分。
「多数派の選択に無意識に同調しない」
例えば、エンタメ系の流行り。
音楽の流行り。
ゲームの流行り。
アニメの流行りなどなど。
こういうのは別に乗っても良いと思うのです。
人生を揺るがすような出来事。
例えば、起業が流行ってるから一念発起して起業だ!!!
何も考えずに流されてしまうパターン。
それにみんなが購入しているから高額情報商材を購入などもそうかもです。
高額情報商材の場合はさくらもいる。
それに紹介報酬目当ての人もいるかもしれません。
そういう意味でもバンドワゴン効果。
自分で内容をしっかり精査し吟味して手を出していきましょう。
(P.225) 別の見方もなるべく多く考えてみましょう。「文句を言う患者も多く、疲れていたのかも」「受付は毎回同じ人ではない」「受付の人と医師の能力には関係ない」などです。重要な意思決定の場合は、ノートに書き出してみるのも手。メリットとデメリットもわかり、自分の利益にかなう合理的な判断ができます。
「個人のバイアス軽減法」
第一印象を信じない。自分の直感を疑おう。
私は直感が強い。
自分の直感は信じます。
この信じるに関してになります。
ケースバイケースにもよります。
私の普段のツイッターを見ている人。
「物事を俯瞰的に見ている」
このように言われるので納得していただけると思います。
人間、バイアスを無くすことはできない。
私は普段からこの気持ちで生きている人間。
状況に応じて表裏一体で考えるクセが付いています。
メリットとデメリットを考える。
良いパターンと悪いパターンを考える。
肯定的な意見と否定的な意見を考える。
頭の体操にもなりますし頭もほぐれて柔軟になるのでオススメです。
【「脳のクセ」に気づけば、見かたが変わる 認知バイアス大全 (川合 伸幸)】
・バイアスについての復習になりました
【新刊】 その思い込みはバイアス 川合伸幸の認知バイアス大全でした。
バイアスについて知ることが大切。
生きていたらバイアスに流されることもある。
昨今だとバイアスを上手く利用。
商売に活かしている人も多い時代です。
書評部分でも触れた3パターンで選択などもそうですよね。
大切なことは「バイアスを知ったうえで選択できる」だと思います。
何度も言いますが、生きていたらバイアスに掛かるのは当たり前。
だからこそ日頃から頭を働かせて柔軟性を持ち選択する。
バイアスの知識を楽しく学んでおきましょう。