【新刊】 新庄剛志のスリルライフ 【BIGBOSS】

・新庄剛志さんの頭の中

 

 

 

2022年シーズンのプロ野球。

何と言っても注目されていること。

 

日本ハムファイターズ。

BIGBOSSこと新庄剛志監督。

新庄剛志さんが監督になられました。

 

監督就任からマスメディアへの露出。

キャンプ中も例年以上に日本ハムファイターズが取り上げられる。

行くところ行くところ新庄剛志さんは注目されていました。

 

新庄剛志さんと言えばです。

現役時代からその頭の中になります。

考え方と言うのがクローズアップされることもありました。

今回は2022年に発売された最新刊で語られている内容です。

 

 

 

スリルライフ

 

 

 

書名:スリルライフ

 

著者:新庄剛志

 

出版社:マガジンハウス

 

出版年:2022年2月23日

 

ページ数:240ページ

 

 

 

天才ではないが、天然ではない。

素敵な言葉だと思います。

 

奇想天外な言動の裏に隠された。

努力と人生哲学についてです。

奇抜に思えて実は事前に計画を練っていたエピソードもあります。

新庄剛志さんの真の姿を本書で見ていきましょう。

 

 

 

・この本を読んで決して損はしないはず

 

 

 

(P.3-4) この本には、いま僕が考えていることのすべてが詰まっている。監督になる前のこと、なってからのこと、これまで人生のこと、チームとして目指す場所、選手たちやプロ野球界への思い……。僕は、すべて本音で話した。今シーズンのファイターズの試合を見ながら、「あの本に書いてあったことをやっている」と思い出すこともあるだろう。新庄って変なやつだな、おもしろいやつだなと興味を持つ人もいるだろう。意外と真面目なやつだと思ってくれる人もいるかもしれない。

 

 

 

【目次】

 

はじめに:スリルがあるから、人生は楽しい

 

1章:0.1%の可能性を信じて

 

2章:一歩踏み出すだけで世界は変わる

 

3章:最高の結果は最高の準備から生まれる

 

4章:逆境こそ最大のエネルギー

 

おわりに:「スリルライフ」は始まったばかり

 

 

 

本書の概要と目次になります。

13のストーリーと79の質問からです。

はじめにの最後に書かれています。

 

今シーズンのファイターズの試合を楽しむ。

新庄剛志を楽しむ。

あなた自身の人生を楽しむ。

 

本書を読んで決して損はしないと述べられています。

私も気になる新庄剛志さんの視点を私なりの書評させていただきます。

 

 

 

(P.27) もちろんやってみたらうまくいかないこと、間違えていることもたくさんあるだろう。それならもとに戻せばいいだけのことだ。でも新しいことにどんどんチャレンジしなければ、チームもプロ野球も変わっていかないと思う。「また新庄が馬鹿なことやっている」と思われるのは構わない。100のチャレンジのうち、ひとつでも成功すれば、そこから何かが生まれるはずだ。選手が成長し、僕も成長する。最初のシーズンは、そのために使いたい。

 

 

やってみたらうまくいかないこと。

間違えていることもたくさんある。

 

それなら元に戻せばいい。

 

当たり前っちゃ当たり前のこと。

でも出来ない人は多いですよね。

私だってやっぱり出来ないときがあります。

 

それくらい変化するのは怖い。

変化させるのは怖いって言うのはあるかと思います。

今ある型を崩してしまいますからね。

 

ただ、変化があるから成長する。

変化してこその成功だってあります。

そういう意味でも元に戻せばいい精神。

変化を恐れずに柔軟に行きたいと感じます。

 

 

 

(P.34) 僕がいつも昔から大事にしているのは、勘と経験と度胸。勘っていうのは、アイデア。どうすれば話題になるか、ニュースになるかを必死で考える。経験っていうのは、今までやってきたもの、地道に僕が作り上げた新庄ブランドをどう活かすか、どう利用するかということ。そしていちばん大事なのは度胸。

 

 

勘。

経験。

度胸。

 

新庄剛志さんが昔から大事にしていること。

確かに新庄剛志さんの考え方という部分。

大事にされているのは普段の行動から推測できます。

 

最後に仰っていること。

「いちばん大事なのは度胸」

新庄剛志さんは肝が据わっていますよね。

実行に移されているのが素直に称賛できますし憧れます。

 

 

 

(P.58) 1999年のタイガース時代に敬遠球をサヨナラ安打にしたのも、事前から準備した結果だったし、ファイターズ時代のさまざまなパフォーマンスもしっかりと準備や根回しをし、相手投手との相性を考えたうえで、勝てそうな試合のときだけやるようにしていました。天才とか天然だと思われていたほうが警戒されないので、あまり言いたくありませんが、僕はしっかりと計算して準備して物事を進める人間だと、自分では思っています。

 

 

新庄剛志さんのエピソード。

破天荒に思える裏にです。

しっかりと準備や根回しがあった。

 

引用で触れられている敬遠球をサヨナラ安打した話。

こちらも監督やコーチに事前に打っていいか聞いていた。

敬遠球を打てるように練習もしていたと聞いた記憶があります。

まさしく準備や根回しがされているエピソードですよね。

 

 

 

(P.66) 野球だけでなく、あらゆるスポーツ、そしてそれ以外のことも同じだと思うが、何かの道で突出した存在になるためには、やはりそのための努力が必要だ。本当は努力という言葉は使いたくない。なぜかというと、僕はそういった自分の積み重ねを努力だと思っていないからだ。努力ではなく日常。がんばっているつもりはなかった。自分はがんばっていると思っているなら、まだ足りない。努力を努力と思わないくらいのところまでやって、ようやくスタートラインに立てたと言える。

 

 

とても素敵な言葉です。

「努力ではなく日常」

好きな言葉ですし意識していきます。

 

私も2013年12月31日からはてなブログ毎日更新8年以上。

はてなブログ連続投稿日数も3000日を超えています。

 

言われるのは有り難いですよ。

すごい努力ですねって言われます。

努力って言葉にピンと来ないときがあります。

それは少しずつ私の中で日常になっているんだろうなと思います。

 

自分の積み重ね=努力は日常。

自分ががんばっていると思うならまだ足りない。

努力を努力と思わない境地を意識したいですね。

 

 

 

(P.99) 自分に勝つ勇気。これが人生でいちばん大切なことじゃないかと思っています。弱い自分に勝てるのであれば、他の誰に負けても構わない。僕の親父は、合気道の先生をやっていたんですよ。だから「気」の大切さは、子どものころから叩き込まれてきた。常に気持ち、気持ち、気持ち。気合いがあれば、どんなことでも乗り切れる。結局どんなときも、いちばんの敵は、自分の弱気なんです。だからそこに勝たなければならない。それを集約したのが、この「自分に勝つ勇気」という言葉なんです。

 

 

自分に勝つ勇気。

現代はリアルだけでなくネット。

SNSなど含めて他人の言動を見やすいです。

 

そういう時代だからこその自分軸。

他人よりも自分に勝つ勇気を持ち合わせる。

より大切なことなんじゃないかと思います。

 

自分は自分。

他人は他人。

1番の敵は自分の弱気。

悪い意味で他人を気にするなら自分の心と向き合う時間にしたいですね。

 

 

【スリルライフ (新庄剛志)】

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・新庄剛志さんを知らない人には驚きの1冊

 

 

【新刊】 新庄剛志のスリルライフ 【BIGBOSS】でした。

 

私はスポーツニュース見るの好きです。

だから新庄剛志さんの過去のエピソード。

仰天エピソード的なのも知っていました。

 

しかし、普段はニュースを見ない人。

天才だと思っていたり天然だと思っている人。

新庄剛志さんに対してはそのような方も多いと思うんですよ。

そういう人には驚きの1冊になるのでは無いでしょうか。

 

新庄剛志さんの考え方。

読んでいて私は好きです。

自分を鼓舞してくれるしモチベーションを上げてくれる。

自分との付き合い方や向き合い方など学べることが多い新刊でした。