【新刊】 田原総一朗の堂々と老いる

・年齢を重ねることについて

 

 

 

誕生日を迎えました。

皆様は嬉しいですか?

それとも年齢を重ねた後悔。

また1つ年齢を重ねてしまった…と言うやつです。

 

私は最近は後者の気持ちが強い。

歳を重ねることにネガティブになっています。

つまり、何を言いたいかというとです。

 

堂々と老いていませんよね。

私の年齢だと老いるって言い方は早いです。

ただ、年齢と言うのはあっという間に積み重なっていく。

10年後、20年後と堂々と年齢を重ねていたいので本書を読みました。

 

 

 

堂々と老いる

 

 

 

書名:堂々と老いる

 

著者:田原 総一朗

 

出版社:毎日新聞出版

 

出版年:2021年11月27日

 

ページ数:240ページ

 

 

 

本書の著者である田原総一朗さん。

朝まで生テレビででお馴染みの人。

多くの書籍も出版されているのでご存知の人も多いと思います。

今回の書籍は老いるについて田原総一朗さんの考え方が散りばめられています。

 

 

 

・老いについて真っ向から取り組んだのは実はこれが初めて

 

 

 

(P.6) 本書は「老い」に対する心構えについて、僕自身の体験をもとに、同年代の友人の意見なども交えながらまとめてみた。健康維持のための日課に始まり、脳の活性化のために僕が実践している方法、リタイア後の社会とのつながり方の提案なども紹介している。本書が後半生を迎え、不安や迷いを抱いている人たちが堂々と生きるための一助になれば幸いだ。

 

 

 

【目次】

 

はじめに

 

第1章:「老い」は悪いことばかりじゃない

 

第2章:よく寝て食べて健やかに老いる

 

第3章:年をとっても、脳は使えば使うほど活性化する

 

第4章:いくつになっても生きがいは見つけられる

 

第5章:家族とのほどよい関係の保ち方

 

おわりに

 

 

 

本書の概要と目次でございます。

はじめにで書かれていること。

 

政治や経済

国際情勢

AI革命など

 

田原総一朗さんと言えば社会の事象。

イメージとしてはそちらが強い人ですよね。

だからこそ、老いというテーマで自分と向き合うのは初めて。

 

ただ、私が本書が気になったのはその辺りが強いです。

田原総一朗さんの老いについての考え方や視点を学んでいきましょう。

 

 

 

(P.42) 物忘れは仕方ないとして、大事なのはそれをどうカバーするかだ。僕は物忘れこそ、脳を鍛えるチャンスだととらえている。なぜなら、物忘れをそのままにしたら、記憶はそこで完全に途切れてしまう。しかし、思い出そうと努力すれば、記憶を整理する脳の回路を鍛えることになり、結果として物忘れを防止することにつながっていくからだ。

 

 

物忘れをポジティブにとらえる。

田原総一朗さんの視点でさすがです。

 

「脳を鍛えるチャンスだととらえている」

 

この後も書かれています。

辞書や本でしっかり調べ直す。

この工程って本当に大切と思います。

 

思い出せないことを思い出そうとする。

思い出せるのも大切ですが放置しないでおく。

しっかり調べ直すクセは私もつけておきたいと思いました。

 

 

 

(P.49) 日本でも昼寝を推奨する会社が増えていると聞く。わずかな時間でも昼寝をしたらスッキリした、という経験を持つ人も多いだろう。「年だから集中力がもたなくなった……」などと悲観する必要はない。昼寝をして脳を活性化させればいいだけのことだ。

 

 

まさしく経験を持っています。

何時間も寝ていたと思ったら数十分。

それなのにすっごくスッキリした状態になる。

集中力も戻ることあるあるです。

 

昼寝をして脳を活性化させる。

1日の中でメリハリをつけていく。

集中できないときは休む選択をする。

作業効率が上がることも多いので私は取り入れています。

 

 

 

(P.58-59) もう自分を縛るものは何もない。リタイアした今こそ、仕事のため、家族のためではなく、自分だけのための人生を生きようではないか。子どもの頃、憧れていたバレエに70歳を過ぎてから挑戦したという人もいる。年をとるということは、本来の夢を取り戻すことかもしれない。そう考えれば、老いることも悪くないと思えてくるのではないだろうか。

 

 

素敵な考え方です。

年齢を重ねると縛る部分が出てくる。

足枷を感じる機会が増えるんじゃないでしょうか。

 

これはこれで仕方ないこと。

10代や20代前半。

20代後半以降から生活スタイルが変化した。

人生の転換期を迎えた人も多そうですよね。

 

田原総一朗さんくらいの年齢になってくる。

縛りが改めて取れて行動していける。

そういう要素もあるんだなって思い納得しました。

 

 

 

(P.78) 毎朝同じメニューなので、考えなくても体が動く。このやり方を変えると、調子が悪くなってしまうかもしれない。毎朝の日課、いわゆる「モーニング・ルーティン」は一日のリズムをつくるためにも欠かせないものだ。

 

 

私も毎朝はルーティン。

モーニングルーティンにしています。

 

朝食は食べません。

食べないと言うかコーヒー1杯飲む。

もちろん、1年の中で数日は食べる日あります。

 

ただ、ルーティンが変化する。

食べることによってリズム悪くなることあります。

お腹の調子などがコーヒーで出来あがっているんでしょうね。

 

今後、変わるかもしれません。

変化するときは変化させる決意で取り組む。

ルーティンとして定着するまでの時間ありますからね。

やり方を変えたり自分なりの過ごしやすい形で毎朝を迎えたいです。

 

 

 

(P.156) クラブハウスについては誘われるまで知らなかったが、アメリカ発の音声SNSアプリで、招待された人同士がアプリ上の「room(ルーム)」で自由に会話ができるといえるのが人に会って話すこと。音声だけなので相手の顔は見えないが、クラブハウスを使えば大勢の人とずっとしゃべっていられる。オンラインは苦手だが、拒否しているというわけではない。むしろ、面白そうな誘いにはこれからもどんどん乗っていこうと思う。とくに若い人と交流をはかれるのは刺激になるし、なにより楽しい。

 

 

クラブハウスの件。

田原総一朗さんがやっているの凄いです。

 

新しいプラットフォーム。

新しい価値観による文化。

今後もいろいろ出てくると思います。

 

それに触れてみる。

体験してみるのは大事。

私の年齢でも触れる頻度が下がった。

新しいモノに手を出すのが減りましたね……。

最後に肝に銘じたいと思うことに触れておきます。

 

 

【堂々と老いる (田原総一朗)】

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・年齢を重ねてきた実体験

 

 

【新刊】 田原総一朗の堂々と老いるでした。

 

生きてきた積み重ね。

実体験に勝るものは無しの本書。

勉強になる考え方や視点が本当に多かったです。

私も「堂々と」って面で年齢を積み重ねていきたいと思います。

最後まで読んでいただきましてありがとうございます。