・応用が効くという話
私の書評は私なりの書評です。
書籍には「ターゲット層」があります。
本書で言えばです。
「リーダーの皆さん」になるかと思います。
当ブログでいろいろ書評しています。
私はターゲット層じゃなくても気になる新刊。
本をいくつも書評させていただいています。
著者さんの意図するところではない。
そういう書評もしていること多々あるかと思います。
リスペクト精神は忘れずに私の実体験を元に書評している。
これだけは伝えておきたいです。
本って実際に体験していないことを語ってもらえる。
追体験的に物事を知ることができるので貴重です。
著者さんに貴重な体験談を伝えていただいているんですよね。
本書も著者である吉田幸弘さんが貴重な体験談を教えてくださります。
書名:リモート営業でも成果を出す! リーダーの解決力
著者:吉田 幸弘
出版社:ビジネス社
出版年:2022年1月21日
ページ数:232ページ
誰もが経験するリアルな34のトラブル!
今すぐできるノウハウを全て教えます。
リモートワークが浸透している時代。
コロナ禍で一気にリモートが浸透しました。
リモートワークの良い面。
リモートワークの悪い面。
Twitterでも多くの人が語られています。
トラブルと言いますか不平不満だったり悩み。
抱えている人もおられるかと思います。
そういう面も含めまして今回は気になる視点を書評していきます。
・リーダーがリモートワークでどのようにコミュニケーションを取っていけば良いかを中心
(P.5) リモートワークのマネジメントについての書籍はすでにいくつか出されています。多くはオンライン会議ツールの使い方や表情のつくり方などが中心になっています。すでにその方法は取得されていらっしゃる方も多いかと思いますし、まだの方も、それらの書籍をお読みいただければと思いましたので、本書では触れておりません。
【目次】
はじめに
第1章:メンバーとの信頼関係の再構築
第2章:チーム力を高めるコミュニケーションの工夫
第3章:困った部下をどう戦力に変えるか
第4章:リーダー自身の生産性低下を防ぐ
本書の概要と目次。
リモートワークのマネジメント。
当ブログも何冊も書評しています。
今回はそことは別視点の新刊です。
吉田幸弘さんの考え方を勉強させていただきます。
(P.51) メールで叱るときは少しだけ手間をかけて間違った伝わり方にならないようにすることが大切です。むしろ変な伝え方で部下に落ち込ませて、脳をマルチタスク状態にして効率を低下させるより、3分でも手間をかけたほうが時間のムダになりません。
メールで叱る。
LINEで叱る場合。
すれ違いが起きた。
意図しないことが起きた人。
経験ある人も多いんじゃないでしょうか。
それくらい慎重丁寧に伝える。
伝え方って私の実体験でも思います。
相手に間違って伝わり反省した経験もあります。
3分でも手間をかける意識は大切にしていきたいです。
(P.94) お薦めなのがTwitterやInstagramなどのSNSです。SNSは中毒性があるなどと否定する人はいるものの、やはり貴重な情報源といえます、双方向の交流にはなりにくいですが、興味のあるビジネス書の著者、業界のインフルエンサーをフォローし、情報を得ることができます。
本書の著者である吉田幸弘さん。
私はTwitterのフォロー。
そこからがあるのでツイートが先でした。
それを踏まえての吉田幸弘さん。
リーダーの解決力という新刊を出版してる。
普段のツイート見てるので気になりました。
現在はSNSを上手く使用していく視点。
良い方向にも充分に使っていけます。
自分なりにカスタマイズしつつ使用するの大事です。
(P.128-129) 方向性がずれていたら、リーダーは修正を促し、支援するべきです。今はモチベーションは高いかもしれませんが、あまりにも長時間労働かつ未達成が続けば、モチベーションも下がってしまうでしょう。また、1年目や2年目の若手のうちはまだしも、中堅社員になって仕事の進め方がずれていたら、後輩にバカにされたりと悲惨な状況に陥る可能性もあるので、早期のアドバイスが必要です。しかし、リモートワークになると、様子を見るのが難しくなります。
リモートワークのリーダーの視点。
引用箇所を読むとリーダーも大変だと改めて感じます。
部下を正当に評価できるかどうか。
様子を見れないのでリモート時代はよりリーダーの資質が問われますね。
部下としてもリモートワークで真面目に仕事。
リモートワークだからってサボりつつ仕事している人。
同じ評価にされていたら納得できませんよね。
(P.146) 失敗は致命的なものでなければ、学びや成功につながりますので、どんどんするほうがいいのですが、安全が確保できなければしたくないわけです。失敗をしろと言いながら、叱っているリーダーは信用されません。指示待ち部下の中には若手のメンバーもいますが、年長者もいます。特に年長者で自信のない人は失敗をすることを過度に恐れています。部下が自律的に仕事を進められるためにも、心理的安全性を確保することが大切です。
こういう人はいますよね。
失敗しても大丈夫だから。
失敗したら怒ってくるような人。
心理的安全性を確認する。
信用される人って面でもそうですよね。
リーダーはよりその部分を大切にしなければなりませんね。
(P.215) 「サボるもの」と考えているリーダーの下で、モチベーションが上がる部下はいないでしょう。以前、私自身もある企業でマネージャーをしている際、部長がGPSでサボっていないか行動を監視しようと言い出したとき、導入を猛反対したことがありました。「性悪説」のリーダーの下では、アリバイ証明など成果の出ない余計な仕事をするメンバーも出てきかねません。何より、リーダーと部下の信頼関係がなくなります。基本的には「性善説」で考えたほうがいいでしょう。
リモートワークを導入している企業。
ネットでも議論の的になる話ですよね。
実際にGPSを導入している会社。
ウェブカメラで仕事部屋を見えるように設定しなければいけない。
部下を監視しながらの会社もあるようなのを見かけた記憶があります。
リーダーの気持ちとしてはわかる。
部下の気持ちとしては信頼してほしい部分。
それに気が気じゃなく仕事に集中できないもありそうですよね。
例えば、トイレで席を外すかもしれません。
ただのトイレに行くのをサボっていると疑われてしまう。
それだと部下としては気分が悪いし上司への信頼関係もなくなります。
基本的には性善説というのは私も納得ですね。
【リモート営業でも成果を出す! リーダーの解決力 (吉田 幸弘)】
・今までになかったリモートワーク系の書籍
【新刊】 リモートでも成果が出る 吉田幸弘のリーダーの解決力でした。
本書の冒頭に書かれています。
オンライン会議ツールの使い方。
表情のつくり方などなど。
そういうことは本書では触れていない。
逆に言えば、リーダーの解決力の方に集中的に割かれています。
本書を読んでみてリモート時代のリーダーは大変だと感じます。
リーダーで指揮を取る人には頼りになる新刊だと思いますよ。