【新刊】 いい流れをつくるヒント 川田裕美のゆるめる準備

・フリーアナウンサーさんの新刊

 

 

川田裕美さん。

本書の著者さんです。

皆様はご存知でしょうか。

 

2006年、読売テレビに入社。

読売テレビは関西ですよね。

今はフリーアナウンサーとして活躍しています。

読売テレビ所属時に見たことある人も多いかもしれません。

 

情報ライブ ミヤネ屋。

私も川田裕美さんはミヤネ屋の印象です。

名前を初めて聞いたのはこちらの番組になります。

今回はそんな川田裕美さんの初のビジネス書を紹介します。

 

 

 

ゆるめる準備 場にいい流れをつくる45のヒント

 

 

 

書名:ゆるめる準備 場にいい流れをつくる45のヒント

 

著者:川田 裕美

 

出版社:朝日新聞出版

 

出版年:2021年11月19日

 

ページ数:248ページ

 

 

 

また一緒に仕事をしたいと言われる。

コミュニケーションのヒントが書かれています。

そこと本書の書名になります。

「ゆるめる準備とは?」と思いますよね。

川田裕美さんの考え方を私なりの書評させていただきます。

 

 

 

・本書は「きりっと!」と「ゆるっと。」の2部構成

 

 

 

(P.4-5) メリハリをうまくつけながら自分の良さを引き出し、さまざまなビジネスシーンやコミュニケーションの場で活用するひとつの材料にしていただけたらうれしいです。

 

 

 

【目次】

 

[Part1] きりっと!

 

Chapter1:見えない”空気”を感じとる

 

Chapter2:きちんと伝えられる人であるために

 

Chapter3:現場での吸収力を300%に

 

Chapter4:恥ずかしくても、苦手でも、やってみてナンボ!

 

 

 

[Part2 ゆるっと。]

 

Chapter5:ストレスとはぼちぼちつきあう

 

Chapter6:まわりの人をちょっとアテにする

 

Chapter7:好きなことは「好き」と言う

 

Chapter8:自分を決めつけたらつまらない

 

Chapter9:人生は変わっていくからおもしろい

 

 

 

本書の概要と目次になります。

本書の構成は2部構成。

きりっと!とゆるっと。です。

チャプター項目を読んでも気になる箇所が多い。

幅広く本書から書評させていただきます。

 

 

 

(P.19) MCの方によって、どんなサポートを好むかはまったく違います。岡村さんの場合は、ご自身がやりやすい形を伝えてくださったので、お言葉に甘えて、その通りに進行させてもらいました。レギュラー番組のときは、どんどんブラッシュアップしていくために、MCの方の話す内容・方向性・スピード・好みなどをよく観察して、どんなサポートの仕方が最適かを探っていきます。実際にやってみて、反応を見つつ、少しずつ軌道修正していくイメージです。

 

 

MCによってどんなサポートを好むかはまったく違う。

川田裕美さんが、東野幸治さん、岡村隆史さん、坂上忍さん。

などなど、色んな方との共演エピソード。

それぞれアシスタントをしたときの実体験が書かれています。

読んでいるだけだと、それはそうだよねって思う人もいるかもしれません。

 

ただ、世の中には会話術、聞き方、コミュニケーションの書籍。

沢山の書籍で多くの方が色んなテクニックを書かれています。

それを鵜呑みにしてすべてマネしても駄目だと言う話にもなります。

相手に合わせてしっかりとコミュニケーションを取る。

 

型を持つのは素晴らしいこと。

ただ、自分の型に染まりすぎない。

実際にやってみて反応を見つつ修正する。

いい流れを作るにはこの辺りをしっかりと意識したいです。

 

 

 

(P.57) 同じ志を持っているとわかれば、助けてくれる。恐怖や不安を払拭する力をくれるのです。

 

 

アナウンス部の自席。

報道エリアにも自席をつくってほしい。

ミヤネ屋を担当していたときに頼んだそうです。

 

ミヤネ屋のアシスタント担当になり上手く行かない。

悩んで悩んでいろいろ試行錯誤しても駄目な日々があったそうです。

それを踏まえての引用箇所を読んでいただきたい。

 

報道エリアに自席が作られる。

事前情報を早く手に入れることが出来る。

本番前にニュースを入念にチェックできるようになった。

川田裕美さんの志をみんなが見てくれた話は素敵だと感じます。

 

 

 

(P.83) 大変だと思ったり疑問を感じたりしても、先輩からのアドバイスは、まずは素直にやってみる。やってみても納得できなければ次はしなければいいだけ。試してみることで見えるものがある。そのことに気づけた出来事でした。

 

 

取材相手への想定質問20個。

考えていたら「100個」と言われました。

自分が思う5倍以上の想定質問は大変ですよね。

ただ、想定力が上がってやってみて良かったそうです。

 

まずは素直にやってみる。

やってみて納得しないならやらない。

最初から否定せずにまずは実践する。

試してみることで見えてくるものがある。

私の大切にしていきたい考え方です。

 

 

 

(P.146) 私にも、苦手な人はいます。人間関係のストレスを感じたとき、私が大事にしているのは、簡単なことです。気が合わないのであれば無理につきあわない。自分からコンタクトをとらない。いい距離感を保つ。人生は思ったほど長いわけではなく、誰しも、与えられている時間は限られています。そうであれば、できるだけ、健やかな気持ちで生きていきたいです。悩むことも大事ですが、余計な摩擦が起きたり、しなくていい辛抱をしてどんよりするより、いきいきとしていられる時間を増やしたいと思いませんか?

 

 

川田裕美さんの仰る通り。

この心がけは私もそういう考え方です。

 

昨今はインターネット。

SNSでの繋がり。

グループ活動されている人も多い。

人が集まれば、反りが合わない人も出る。

 

関わらないって選択もあるんですよね。

無理して付き合ってネットから退場してしまう。

本当にもったいないことだといつも感じています。

 

「いい距離感を保つ」が大切だと思うんです。

リアルに比べてネットのほうが距離を取りやすい。

まずはネットから距離感を意識して疲れない運用。

意識的にやってみると練習になるかもしれませんよ。

 

 

 

(P.209) 人は誰しも、魅力的なところを持っています。有名無名にかかわらず。テレビやラジオ、街頭インタビューなどで多くの方にお話をうかがって、「個性や長所がない人はいない」と確信しています。そもそも、時代によって、「良い」とされるものは移り変わるものですし、人の価値観も多様です。

 

 

私はネット上で自分らしさ。

「自分らしさ」を大切にしています。

個性の「個」の部分。

それをさらけ出す運用を続けています。

 

当ブログの書評も私なりの書評させてもらっています。

もちろん、著者さんへのリスペクトは忘れずにです。

それが良いと仰って応援してくださる人も多い。

今後ともこのスタイルで私はブログを書き続けます。

 

 

【ゆるめる準備 場にいい流れをつくる45のヒント (川田 裕美)】

 

 

・川田裕美さんの人となりがわかる1冊

 

 

【新刊】 いい流れをつくるヒント 川田裕美のゆるめる準備でした。

 

本書は川田裕美さん初のビジネス書。

考え方や視点として勉強になることが多い。

その一方で川田裕美さんの人となりが理解できる1冊でもありました。

最後まで楽しく読むことが出来た新刊でした。