・空気を読む
世の中には色んな人がいます。
空気が読めない人
空気を読みすぎてしまう人
どちらも存在するのが世の常です。
それぞれ長所もあれば短所もあります。
空気の読めない人の長所は積極的。
それに空気を自分色に染める人もいますからね。
一方で空気を読める人。
場の雰囲気を壊さずに話していけますよね。
ただ、空気を読む人は疲れてしまう。
モヤモヤする感情も出るかもしれません。
そんな人に朗報なのが本書と言えます。
書名:「空気読みすぎ」さんの心のモヤモヤが晴れる本
著者:大嶋 信頼
出版社:永岡書店
出版年:2021年11月10日
ページ数:224ページ
周りの人に振り回される。
楽しいことができないあなた。
人間関係の悩みを軽くしませんか?
著者累計45万部。
今年も多くの大嶋信頼さんの書籍。
当ブログでも書評させていただきました。
2021年最後になるであろう新刊を私なりの書評していきます。
・過剰に空気を読むのは身体と心がむしばまれる
(P.11) コロナ禍で、苦手な人からのお誘いを断ることができたり、会わずにすむことも多くなったのではないでしょうか。他人に気遣いをしすぎてコミュニケーションに疲れている空気読みすぎさんにとっては、今こそ生き方を見直すチャンスです! ぜひ、本書を読んで新しい生き方に目覚めてほしいと思います。特別な努力をしなくても、本書を読むだけで、どんどん心が自由になる感覚を得ることができます。そして、空気読みすぎさんの過剰な気遣いが削ぎ落とされて、美しく、自由に生きられるようになるでしょう。
【目次】
あなたは「空気読みすぎ」さんになっているかも!?
心のモヤモヤをチェック!
はじめに
Chapter1:今、あなたは楽しんでいますか?
Chapter2:(シチュエーション別) あえて楽しくない方を選んでしまうのは、なぜ?
Chapter3:「楽しい」がわからなくなったときの対処法
Chapter4:「楽しい」が選べるようになるレッスン
Chapter5:「楽しい」を積み重ねると、人生がみるみる変わる
本書の概要と目次になります。
空気を読むことが悪いことではない。
「過剰に」と言うところが重要になります。
空気読みすぎさんの生き方を見直すチャンス。
本書の考え方を参考にしていきましょう。
(P.28) どこからが過剰な気遣いになるのでしょう。自分が「楽しい」ことを選ぼうとするときに、相手の「快・不快」を想像してしまうことが過剰な気遣いになるんです。「快・不快」は人間にとって、もっとも大切な感覚。その感覚をこちらが勝手に想像することは、相手の心の中に土足で侵入するのと同じこと。「自分がしてもらって気持ちのいいことをする」という気遣いはよいとしても、「こんな状況では相手が不快になるのでは?」と過剰な気遣いをするのは、明らかに相手の心に土足で踏み込んでいることになります。
そもそも私なりに思うこと。
相手の「快・不快」を想像する。
その「快・不快」が正解とも限りませんよね。
相手にとっては厚意でやってくれたこと。
自分からしたらありがた迷惑になってしまう。
そういうのも過剰な気遣いの1つじゃないでしょうか。
なるべく勝手に想像して勝手に判断するのはやめたいですね。
(P.43) そもそも「相手が楽しんでいるかな」なんて考えている時点で、相手の心の中に土足で侵入していることになります。気遣いだからいいのではと、空気読みすぎさんは思うかもしれませんが、「楽しんでいる」という感覚は自分にしかわかりません。もし周りに気を遣って、楽しさを演じている人だったら、「楽しんでいるなんて決めつけないでよ。人の気持も知らないで!」と憤慨しちゃうかもしれません。「楽しんでいる」という感覚は本人だけの感覚で、ものすごく大切なものなんです。だから相手のことを考える前に、自分の「楽しい」にスポットライトを当ててみるのがおすすめです。
本書は「空気読みすぎさん」の視点。
普段から空気を読む人に向けて書かれています。
空気を読めない人が気を遣わないのと違う話。
相手のことを考えられる人ですからね。
先程も書いた通りでありがた迷惑ってこともあります。
だから楽しんでいる感覚は自分にしかわからないは仰る通り。
人それぞれの楽しみ方や楽しさってあるから決めつけない。
相手を尊重するなら相手を考える前にまずは自分の楽しさです。
(P.93-94) 空気読みすぎさんが自分の感情を大切にしないのは、「自分の感情を大切にしたら空気が読めなくなってしまう」と思っているから。そして、空気を読んでいないと周りから嫌われる、怒られる、見捨てられてしまうと恐れているからです。でも、自分の感情を大切にしないと、「楽しい」がわからなくなってしまうんです。そうやっていつも他人の感情を優先していると、自分が何を感じているのかもわからなくなっていきます。何を感じているのかわからないというのは、得体の知れないものが自分の中にいる感じ。それは長年、片付けをしないで放置していたグチャグチャな部屋を見て「何かが潜んでいそうで怖い」と感じるのと同じで、自分の感情を見るのが怖くなってしまう感覚です。
私はその場を楽しむタイプ。
人といるときは楽しめるタイプ。
ただ、1人だと逆に考え込んでしまう。
楽しいがわからなくなるときもたまにあります。
そういうときは空気を読みすぎている。
必要以上に気にしすぎてしまっていると思うことも少なくないです。
過剰に空気を読みすぎていると感じたら察知する。
自分の感情を大切にする感覚に戻したいですね。
(P.113) 自分の楽しいことがわからないときは、「楽しまなければ」という言葉を使いがちですが、これを「楽しみたい」という言葉に変えてみると、うまい具合に暗示がかかって、今やっていることも楽しめるようになるかもしれませんよ。自分の普段の言葉遣いを思い出してみると、空気を読んで楽しまないように、自己暗示をかけていたということがわかるかもしれません。言葉をちょっと変えただけなのに、本当に楽しめるようになるので、実践してみてください。
引用に書かれている内容。
私自身はすごくわかるタイプです。
楽しまなければ→楽しみたい
やらなければ→やりたい
ついつい言葉のクセになっている。
○○やらなければと言っちゃいますね。
この辺りは意識的に能動的にやっていく。
やりたい!と意識して行きたいと本書を読んで思いました。
(P.157) 「ちょっと楽しいかも」を選んで後悔したら、「あ、私は空気を読んでこだわりすぎちゃうんだ」と気づいてあげればいいんです。深層心理で、遠く離れた人や過去の人に気遣って「自分だけが楽しんではいけない」という気持ちになっていることに気づくと、「まあいいか!」とこだわらずに受け流すことができて、次の「ちょっと楽しいかも」に挑戦することができるようになるんです。
ちょっと楽しいことを選ぶ。
それで楽しくなかったことを引きずる。
空気読みすぎさんに多いそうです。
こちらの弊害と言えることが挑戦回数が減ってしまう。
今の時代は有り難いことに色んなことが揃っている。
揃っていても触れなければ経験値として蓄積されていかない。
そういう意味では1つの挑戦でこだわり強く持ちすぎてしまう。
もったいない時間になってしまいます。
そういう意味でもチャレンジした方に目を向けて次に進みたいですね。
【「空気読みすぎ」さんの心のモヤモヤが晴れる本 (大嶋 信頼)】
・過剰に空気を読みすぎない視点
【新刊】 大嶋信頼の空気読みすぎさんの心のモヤモヤが晴れる本でした。
本書は空気を読みすぎてしまう。
空気を読みすぎることについて書かれている新刊。
私自身もここは気にしすぎていると感じる面も見つかりました。
空気を読むのは悪くないので過剰にならないように気をつけていきたいです。