【新刊】 赤羽雄二のマッキンゼー式 人を動かす話し方

・同じ文章を違う人に読んでもらう

 

 

学校の授業でもありました。

教科書に書いてある文章。

色んな人が読むと伝わり方が違う。

文章の感じ方が違うという部分。

 

プロのナレーターの方もそうです。

朗読劇などでも朗読の仕方。

その人ならではの味ってものが付いています。

 

伝え方1つ。

話し方1つ。

良いも悪いも印象がどちらにも転んでいきます。

本書は人を動かす話し方。マッキンゼー式を伝授していただけます。

 

 

 

マッキンゼー式 人を動かす話し方

 

 

 

書名:マッキンゼー式 人を動かす話し方

 

著者:赤羽 雄二

 

出版社:クロスメディア・パブリッシング(インプレス)

 

出版年:2021年7月20日

 

ページ数:272ページ

 

 

 

伝わらない、進まない、まとまらないで悩まない。

仕込み、仕切り、仕上げですべてが動き出す。

著者である赤羽雄二さん流の最強の会話術を勉強していきます。

 

 

 

・相手も楽しくなれば仕事もプライベートも充実

 

 

 

(P.10) 本書では、私がマッキンゼーや多くの起業支援の場で培ってきた話し方のノウハウを「仕込み、仕切り・仕上げ」という形でお話ししていきます。まず第1章で、すべての場面に共通する話し方の原則についてお伝えします。これらの話し方を身につければ、話をして楽しくなります。相手も楽しくなれば、仕事もプライベートも充実していきます。そこから、きっと新しい世界が広がっていくでしょう。

 

 

 

【目次】

 

はじめに

 

第1章:最速で人を動かす話し方とは

 

第2章:「仕込み」 話す前に勝負は決まっている

 

第3章:「仕切り」 共感で、相手を動かす

 

第4章:「仕上げ」 すべての手段を使ってフォローする

 

第5章:自分の考えがあるから、心に響く

 

おわりに

 

 

 

本書の概要と目次でございます。

仕込み、仕切り、仕上げ。

この3ステップが丁寧に書かれています。

 

本書は話し方の本です。

読むだけでは意味がありません。

話し方として実践できるように知識に入れる。

楽しく読んで学ばさせていただきました。

 

 

(P.32) 本当の「自信」があれば、自分の価値・能力を信じ、自分を信頼します。人に威張るとか、上に立つとか、人を下に見るとか、そういう否定的な要素は全くなく、もっと自然です。ここを誤解している方が大変多く、自分に対しても、人に対しても間違った見方をしがちです。自分に対しては、過度に自信がなく卑下したり、あるいは自分の実力を過信して過剰な言動に出たりします。人に対しては、馬鹿にされたり、こけおどしに騙されて萎縮したりします。自然体で話すには、そのような誤解を解消し、自分への理解を深める必要があります。

 

 

自分に対しても人に対しても間違った見方をしがち。

この意識って本当に大事なことだと感じています。

特にネットで多いところで反射的に反応される。

されると言うより「しちゃう」と言う部分です。

 

自分が反射的に反応されてよく読んで(聞いて)ください。

こういう注意するなら自分も戒めて何度も見るくらいの意識。

多角的に読み取り話せるようになりたいです。

そのためにやはり自分への理解を深めるはまず先決だと思います。

 

 

(P.36-37) 話すことに自信がない人ほど、うまく話そうと意識してしまいがちです。「うまく話す」とは、「よどみなく話す」「つかえずに話す」「こちらの要望をうまく伝える」「こちらの主張に合意してもらう」などでしょうか。本当に「うまく話したい」と思うなら、むしろ「何もしない」「気にしない」ほうがいいでしょう。「うまく話そうとする」ことで固くなったり、あがったり、頭が真っ白になったりして、いいことは何もないからです。相手を尊敬し、決してばかにしたりせず、自然体で話すことが大切です。

 

 

話し方の本を読んでいるとです。

色んなテクニックがあることが理解できます。

しかし、練習もせずに小手先のテクニックに走ってしまう。

 

相手にバレてしまう。

不自然なのは伝わってしまいますよね。

 

何もしない、気にしない。

むしろ、そちらの方が良いという視点。

相手を尊重して自然体でリラックして話したいです。

 

 

(P.95-96) 相手に響く「大義」を明確にした上で、落としどころの目星をつけておくことが大切です。落としどころは、「やりとりした結果、互いに合意できるライン」ですね。相手の立場や事情を考えると、こちらの主張がすんなり通ることはまれで、どこかで線引きをして合意する必要があるからです。そのためには、現実的な見方がどうしても必要です。現実的な見方とは、「あるべき姿を踏まえながらも、実際にやろうとしたとき、過度に無理をせずに実行できる方法」を選ぶ、ということです。

 

 

交渉するときにです。

自分の意見を100%通そうとしてしまう。

誰しも交渉ですし思い通りになりたいと思います。

 

しかし、相手にだって譲れないラインがある。

それを踏まえると現実的なラインも考えておく。

相手の事情も込みでの自分の通したい場所。

 

落としどころは大切だと読んでいて感じました。

相手に響く大義を明確にする。

交渉する方も交渉されているときも意識したいこと。

やりとりして互いに合意できるラインを明確にして話したいです。

 

 

(P.225) 相手を動かすには、相手が動かざるをえない状況をつくって、そこでフォローするのが効果的です。鬼ごっこでも、もし部屋の隅っこに追い込めることができたらつかまえやすいですよね。広いスペースだと、つかまえるのに苦労します。追い込んでいって相手が動かざるをえないようにするとか、相手がここに飛び込むしかないように感じてもらうというのが効果的です。交渉事は、あまり固く考えるより、ゲーム感覚でやるほうがストレスが少なく、かつ効果的に進められます。

 

 

何も準備せずに話す。

準備をしっかりしてから話す。

どちらが交渉成立するか理解しやすいですよね。

 

ついつい、何も準備せずに話してしまう場合。

相手が動かざるをえない状況を先につくっておく。

そこでフォローすると言うのは忘れないようにしたいです。

 

最後に書かれている箇所。

ゲーム感覚でやるほうがストレスが少ない。

ストレスが少ないだけでなく効果的なのも付属されているのいいですね。

 

 

【マッキンゼー式 人を動かす話し方】

マッキンゼー式 人を動かす話し方

マッキンゼー式 人を動かす話し方

  • 作者:赤羽 雄二
  • クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
Amazon

 

 

・話し方の準備は話す前から始まっている

 

 

【新刊】 赤羽雄二のマッキンゼー式 人を動かす話し方でした。

 

私的に思った本書の大枠での感想です。

「話し方の準備は話す前から始まっている」

闇雲に話しても話すことは上達しないし意見が通らない。

仕切り、仕込み、仕上げ、勉強になることが満載でした。