【新刊】 山口拓朗の言い方&返し方の技術

・誰しも間違った伝え方あると思います

 

 

 

伝え方をしくじってしまった。

生きていたら誰しもあると思います。

 

そういうことじゃない。

説明をし直した人もいるかもしれません。

それが言い訳がましくなる場合も…。

 

そこで後からの訂正ではない。

言い方と返し方を学べる新刊を紹介します。

私自身も肝に銘じたいと思える書籍。

目からうろこと言える部分も多かった本です。

 

 

 

好かれて人間関係がラクになる!言い方&返し方の技術: .

 

 

 

書名:好かれて人間関係がラクになる! 言い方&返し方の技術

 

著者:山口 拓朗

 

出版社:日本文芸社

 

出版年:2021年7月21日

 

ページ数:192ページ

 

 

 

あらゆる場面で上手く伝わる。

本書は普段の読書経験がない。

文字に苦手意識がある人も読みやすいかと思います。

 

具体的なポイント解説やコラムもあります。

ただ、○と×で伝えてくださる部分。

それだけでも気づきになるし言い換えようとなりますよ。

私自身も戒めたいと思える部分もあった本書を私なりの書評です。

 

 

 

・本書は失礼やイラっとを言い換える事典

 

 

 

(はじめに) 本書は「失礼な言葉」「イラッとさせる言葉」を、「言いかえる」事典です。自分がよく使う言葉、耳にする言葉を振り返りながら読んでみてください。無意識に使っていただイラッとさせる言葉を見つけたら、一歩前進。間違っていた敬語の使い方に気づいたら、さらに前進です。言葉で損や失敗をしないためにも、本書を参考に、ふさわしい言葉のチョイスを積み重ねてみてください。その積み重ねこそが、あなたの人柄となり、人とのつながりを豊かに育んでくれるでしょう。

 

 

 

【目次】

 

1章:挨拶

 

2章:お願い・相談・交渉

 

3章:謝罪する・断る

 

4章:叱る・指摘する

 

5章:自己主張・反論

 

 

 

6章:ほめる・気遣い

 

7章:電話・メール・SNS

 

8章:冠婚葬祭

 

9章:雑談をする

 

よくある敬語の間違いをまとめておさらい

 

 

 

本書の概要と目次でございます。

はじめにで書いてある通りなんです。

言い方1つでかなり変わると思います。

 

逆の視点で言うとです。

言われ方を気にすることもできます。

自分自身が伝えるときに言い方を間違えた。

 

生きていたらそういうこともあります。

だから「言われたとき」になります。

こういう言い方を知っていると仕方ない。

○の言い方を知らなかったんだなってなれるとも思います。

 

 

(P.31) 「つまらないものですが~」は、昔から使われるへりくだった言い方ですが、近年では「つまらないものを贈るなんて!」と感じる人が増えたため、使わないほうが無難。食べ物を贈る場合は「お口に合うとよいのですが…」、その他の物は「お気に召しますかどうか…」など相手の好みを尊重する言葉を使うといいでしょう。

 

 

挨拶:贈り物を渡すとき

 

○:○○がお好きと伺いましたので。お口に合うとよいのですが

×:つまらないものですが

 

 

本書は本当にわかりやすいです。

引用の部分は言い換えポイントです。

それを踏まえての大きい文字で書かれている。

 

○が好かれる

×がう~んとして書かれています。

 

サクサク読めますし肝に銘じたい。

誰しも普段の使用している言葉あると思います。

そして使用されたときにも知っていると寛容になれるんじゃないでしょうか。

 

 

(P.73) 内容のモレや遅れについて確認をしたいときに、ズバリ「確認してください」と言うと、冷淡な印象を与えてしまいます。やんわりと確認や催促をしたいときには「ご確認いただけますと幸いです」というフレーズがオススメ。「~いただけますと幸いです」は、メールでも使える万能表現のひとつです。

 

 

○ご確認いただけますと幸いです

×確認してください

 

仰る通りだと感じます。

催促するときの状況にもよりますよね。

スルーされたり無視されたりしているときです。

 

焦って×の方を使用してしまう。

気持ち的には察してしまいます。

そういうときこそ冷静になる。

○の例を使用できる人で有りたいですよね。

 

 

(P.89) いきなり「そういうことではなく」という否定からスタートすると、相手は攻撃された気分になるかもしれません。その結果、聞く耳を持ってもらえなくなるとしたら本末転倒です。話をきちんと聞いてもらうためには、「行き違い」という言葉を用いて、誤解があったことを穏やかに伝えましょう。

 

 

○行き違いがあったようですので

×そういうことではなく

 

ドキッとしてしまいました。

私は×をついつい使うタイプ。

そういうことではなくと言ってしまいますね…。

 

否定感もあるのでどうしても「そういうことじゃない」になってしまう。

焦ってこれはこうこうこうだよと説明したくなるんですよね…。

その前に親切言葉でまずは「行き違いがあったようですので」と言う。

冷静沈着に説明を始めるのも大切だと感じました。

 

 

(P.122) メールで苦情や抗議を伝える場合、文面でトーンを伝える必要があります。深刻な状況の場合「ご対応いただけますよう~」というやんわりとしたお願い文では断固たる姿勢が伝わりません。「弊社の信用にも関わる問題ですので~」というひと言を添え、交渉や相談ではなく、強い抗議であることを伝えましょう。

 

 

○弊社の信用にも関わる問題ですので~

×ご対応いただけますよう、よろしくお願いします。

 

自分では理解している。

その理解が相手に伝わっているかわかりません。

 

×の視点で言うとになります。

言われた方が軽い気持ちで対処されるかもしれません。

○の視点だと信用問題に関わってくるので切迫性や重要性。

そういうことも伝わるので大事な部分です。

 

 

【好かれて人間関係がラクになる!言い方&返し方の技術】

 

 

・勉強になる視点が満載

 

 

【新刊】 山口拓朗の言い方&返し方の技術でした。

 

当ブログの書評で言う機会も多い。

言葉1つ。伝え方1つ。

印象がガラッと変わると本書からも理解できました。

読みやすい書籍でまさに事典と言える内容で素晴らしかったです。