【新刊】 カカムマサナリのワクワクのつくりかた

・一瞬で欲しいと思わせるアイデア思考術

 

 

古今東西。

アイデア出しの書籍。

思考術の本は多いです。

 

王道のテクニック。

著者ならではのテクニック。

読んでいて刺激を受ける機会が多いです。

 

本書はワクワクのつくりかた。

一瞬でほしいと思わせる視点。

アイデア思考術を教えていただきましょう。

 

 

 

ワクワクのつくりかた 一瞬で「欲しい!」と思わせるアイデア思考術

 

 

 

書名:ワクワクのつくりかた 一瞬で「欲しい!」と思わせるアイデア思考術

 

著者:カカムマサナリ

 

出版社:KADOKAWA

 

出版年:2021年7月26日

 

ページ数:208ページ

 

 

 

やることは8ステップ。

スーパーマーケットカカムのアイデア思考の全貌を大公開。

公式サイトを見させていただきました。

既存に比べてスーパーマーケットカカムさんユニークだと感じます。

そのアイデア思考術をご教授いただけるということで楽しく読みました。

 

 

 

・本書でつくることができる商品とは?

 

 

 

(P.15-16) 本書でつくることができる商品は、人が加工してつくる製品(=プロダクト)全般です。人が加工してつくる製品とは、たとえば、日用品、家具、家電、楽器、アウトドア用品、おもちゃ、文房具、衣服、加工商品などあなたの身の回りにあるあらゆる製品を指します。あなたが本書の思考術を実践し、見た人を一瞬でワクワクさせ「欲しい!」と思わせる商品をうみ出していくことを心より願っております。

 

 

 

【目次】

 

はじめに

 

序章:ワクワクの正体

 

第1章:お題 「何をつくるか」を決める

 

第2章:抽出 お題にまつわる「記憶」を抜き出す

 

第3章:連想 お題の相方候補を探す

 

第4章:選別 アイデアの材料を選ぶ

 

第5章:組み合わせ お題と連想を組み合わせてアイデアにする

 

第6章:表現 コンセプト画像をつくる

 

第7章:テスト 初見の反応をテストする

 

第8章:評価 テスト結果を評価する

 

おわりに

 

 

 

本書の概要と目次でございます。

気になる章タイトルが多いです。

アイデアを出すと言う観点。

思考術を学ぶという上で勉強になる項目が多いです。

 

 

(P.90-91) 裏を返せば普遍的な記憶を使ったアイデアは、流行や時代性などの時期に関係なく、人々に理解してもらえます。たとえば、スーパーマーケットカカムのアイデア「タマネギの小皿」が好例です。これは、「タマネギが層のように重なっている」という普遍的な記憶を使ったアイデアです。この記憶に流行り廃りは関係ないので、何十年経っても人々に理解してもらうことができるアイデアの材料となります。

 

 

本書は写真や図解的な説明も多いです。

スーパーマーケットの方の自伝と言うよりもです。

体系的なアイデア出し本と言っても過言じゃないと思います。

 

私は流行より先走るタイプ。

数年後にこれって自分が前に言ってたような…!?

実はこういうことって多々あります。

 

これは前からアイデア考えてたぞってこと言いたいわけじゃないです。

出すタイミングというのが重要だと思います。

過去に失敗したアイデアが数年後にブームになるってありますからね。

 

そんな私にも刺さる言葉がこちらになります。

「流行や時代性などの時期に関係なく人々に理解してもらえる」

ここを意識して今の時代に突き刺さることを提供する。

時代にマッチさせるアイデアを出すことが重要だと感じます。

 

 

(P.113) アイデアを考えようとせず、連想だけに集中してください。「この連想はアイデアとして使えるかな?」というように、その先のことを想像しながら行うと、不要な制限がかかって、連想の幅が狭まってしまうことがあります。そのため、アイデアとして使えそうかどうかはいったん忘れて、記憶から連想することだけに集中しましょう。

 

 

アイデアとして使えるかな?

この思考に陥るとです。

制限が掛かる気持ちがわかります。

 

ブレインダンプに近い形かと思いました。

とにかく脳内にあることを出し切ってしまう。

色々な考えは置いておいて考えついたことを出し切る。

記憶から連想することだけに集中は大事ですね。

 

 

(P.130) お題と連想のペアが異質なもの同士かをチェックする必要があります。判断基準は、初見の人がお題と連想を言葉で聞いてすぐに、そのお題と連想の共通点がわかるものは不合格です。たとえば、「紙コップ」と「マグカップ」はどちらもコップ、「鉛筆」と「ペン」はどちらも筆記具、というように、言葉で聞いてすぐに2つのものの共通点がわかるものは不合格です。もし判断に迷うお題と連想がある場合は、合格にして構いません。

 

 

さすが、アイデアを出す本だと思います。

お題と連想のペアが異質なもの同士かをチェック。

この辺りをぬかりなく実行する。

そして商品化するというのが大事。

 

もちろん、すべてがすべて上手くは行かないでしょう。

ただ、既存のアイデアに縛られないと言う部分。

奇抜だけど、共感を得られることを開発する。

そのことを考えると大切なことだと読んでいて感じます。

 

 

(P.186-187) 私は、これまでに多くのアイデアを発信してきましたが、テストの反応がよくないのに世の中から大きな反響をもらったアイデアは、過去に一度もありません。テストで初見の人一人がワクワクしたのであれば、世の中からの反響は大きくなります。逆に、テストで初見の人一人がワクワクしなかったのであれば、世の中からの反響は小さくなります。つまり、「テストの反応=世の中の反響」だと、私自身の体験から断言することができます。

 

 

自分が思いついたアイデア。

他人からしたら……になってしまう。

あるあるの出来事だと思います。

 

本人が客観的な視点をすべて持つ。

限界があると思うので1番は聞くこと。

アイデアを出したの聞いていきたいです。

「テストの反応=世の中の反響」を大切にしていきましょう。

 

 

【ワクワクのつくりかた 一瞬で「欲しい!」と思わせるアイデア思考術】

 

 

・実店舗に行ってみたいと思いました

 

 

【新刊】 カカムマサナリのワクワクのつくりかたでした。

 

本書で言うワクワクのつくりかた。

実際に販売されている商品になります。

写真付きで解説されていて面白かったです。

 

お世辞抜きで実際に店舗に行ってみたい。

見ているだけでワクワクするスーパーマーケットだと思いました。

アイデア出しの本としても実体験なので説得力がありますよ。