・懐古厨では無いんだけど言いたいこと…
私は2014年1月からツイッター利用。
もっと前から利用している人もいるはずです。
昔のツイッターを知っている人はわかると思うんです。
昔のゆるやかな感じが良かった。
自由度が高かったあの時代が良かった。
もちろん、昔から炎上と言うものはございます。
これは別にツイッターに限らないと思う。
昨今の炎上は違う意味の炎上も増えている。
あら捜し的に炎上やわざと炎上させようとする。
生き辛くしている側面も感じることがあります。
今の公式さんは大変だと思います。
昔だったら過敏に反応されなかったこと。
今だと火種として扱われる可能性もあるわけですからね…。
私は2014年から利用ですけど、その時期からでもそれを感じます。
ということで、古き良き時代もわかる新刊を紹介していきます。
書名:中の人は駐在さん ツイッター警部が明かすプロモーション術
著者:中村 健児
出版社:翔泳社
出版年:2021年7月19日
ページ数:200ページ
警視庁ツイッターアカウント。
初代、中の人が語る型破りな手法。
ツイッターを使い始めたの2009年からみたいです。
エピソードがてんこ盛りですし型破りな手法とありますよね。
警視庁ツイッターアカウントと言うのがあるからです。
どうしても警視庁のアカウント。
色眼鏡で見る部分は誰だってありますよね。
だからこそ警視庁の中の人がこんなツイートしていいの?
こちらが心配してしまうようなキャラが出ているツイートもあります。
個人アカウントの方も勉強になることが多い1冊を紹介します。
・読者層は主にツイッターアカウントの運用に携わる「中の人」を想定
(P.6-7) 本書の読者層は、主にツイッターアカウントの運用に携わる「中の人」を想定しています。ですが、中の人のツイートをグリップする立場にある上司、管理職、さらには経営者がツイッターというメディアをどう理解して、中の人に社内的な承認を与えればいいのかというヒントも数多く盛り込んでいます。それでは、私と一緒に炎上という砲弾が飛び交う戦場(タイムライン)に繰り出しましょう。
【目次】
はじめに
会員特典データのご案内
第1章:初めてのツイッター
第2章:役所こそやわらかく
第3章:激変の日々
第4章:反響を読んだキャンペーン
第5章:ツイッターについて思うこと
おわりに
本書の概要と目次でございます。
想定している読者層。
ツイッターアカウントの運用に携わる「中の人」を想定。
当ブログを読んでいる読者さん。
私は違うって言う人が多いんじゃないでしょうか。
しかし、2021年8月現在のツイッターです。
ツイッターと言うよりもネット全般になります。
些細なことが火種になる。
より慎重な発言が求められる時代。
慎重だけど、ときには遊び心あるツイートする。
この塩梅を学ぶ上でも今回の新刊は良いと思うんです。
中の人は駐在さん。
私だったら萎縮して堅苦しいツイートしか出来ません。
だからこそ攻めるところと守るところの線引き。
発信する上での言っていいラインの心得を学べると思います。
(P.24-25) 警察でツイッターに公式アカウントを開設していたのはほんの数県しかありませんでした。しかも、どこのアカウントも開設はしたものの、ほとんど活用されていないような状況です。もちろん警視庁では初めてのことになります。役所に関わったことがある人ならおわかりになるでしょう。初めてのことを下からの提案で通す難しさが。役所は行政の一貫性ということで安定を求めます。基本的に変化を嫌うのです。警視庁として初めてツイッターを使う提案を通すのは困難だろうというのは、実行に移す前から白明でした。
想像するだけでもそりゃそうでしょうになりますよね。
なかなかGOサインを出してもらえないのも理解できます。
役所のアカウントでも大変そう。
それが、警視庁だったら尚更でしょう。
利用者から見てみるとです。
役所系の公式アカウントは真面目すぎるやら堅苦しい。
そういう感じのイメージと言うか実際にそうだと思います。
私自身は著者である中村健児さん。
ツイッター警部のことは存じてませんでした。
企業垢で中の人が出ているアカウントは多く知っています。
役所系のイメージは無かった。
だからこそ警視庁でやり遂げた著者さんは凄いと思います。
本書からも大変さだったり運営についての裏話が多く書かれている。
どんどん読み進めて知っていくと苦労が身に染みる思いになります。
(P.37) 定まらない運用方針とは、こちらから一方的に情報を出すだけにするのか、中の人とユーザーとの間でコミュニケーションを図っていくのか、どちらにするかです。私は、中の人として積極的にコミュニケーションをとっていきたいと考えていました。それがツイッター本来の姿だと思っていたからです。そこに警視総監の一言が壁となって立ちふさがりました。総監室で決裁を受けたとき、許可の条件として「炎上させないこと」が示されていたからです。
こちらもそうなりますよね…。
安全運転になるのは仕方ない。
ましてや、当時はこのアカウントだけ。
他の警視庁内で後に続く部署が出なくなる。
全国的にツイッター運用はやめておこうにもなる。
責任重大の立場だったというわけです。
その中で中の人を出していったということは凄い。
それと同時に役所のアカウントが安全運転になるのも仕方ない。
炎上リスクを避けるとどうしても情報だけを出していく。
中の人を出すのを抑えるのは仕方ない面もありますよね。
役所系のアカウントを見るときに見る目が変わるんじゃないでしょうか。
(P.52-53) ネームバリューに甘えていたことが間違いだと気づくのに時間は要しませんでした。運用開始から1週間が経過してもフォロワーは200人たらずのありさまです。これではツイッターの運用を提案したときに「効果絶大です」と言った私が大ホラ吹きになってしまいます。反響がない原因は明らかでした。まず、警察が発信する事件発生情報や防犯情報は、基本的に面白くないものです。
私たち利用者からしたらです。
警視庁生活安全部のアカウントをフォローする。
なかなかフォローしようとしませんよね。
情報としてそれを知りたい人だけフォローする。
そうなるとフォロワーさんは増えない。
だからと言って炎上させてはいけないので安全運転からは動かせない。
この状況からだと本当に難題だと思いますし難しかったでしょうね。
それで人気アカウントにさせるんだから凄いと思います。
それと同時に制限がない個人アカウントを運用している。
これはもちろん、私自身も該当します。
多くのことをしがらみなく試せる状況。
まだまだ運用で試せることも多いと気づかさせられます。
(P.66) 私は、このバズりに気をよくして調子に乗ると炎上するぞと自分に言い聞かせて気持ちを落ち着かせました。そもそもこのツイートがバズったのは、役所のアカウントが自分の言葉でしゃべったことが珍しかったからで、その内容や着眼点が面白かったわけではないのですから。
2012年11月11日。
中の人宣言としてツイート。
中の人が出ているツイートしました。
そのツイートが、4千以上のリツイート。
今でこそ珍しくないですがと謙遜しています。
今でも私的相当すごい数字だと思います。
ただ、2012年の4000リツイートはヤバい。
今の10000リツイート以上に匹敵すると私的に思います。
こういうバズから知ってフォローする人がいる。
私も最近だと役所や企業垢ではございません。
藤あや子さんです。
皆様イメージどうですか?
ほとんどの人は演歌歌手だと思います。
演歌歌手なのは事実。
しかし、ツイッターになります。
可愛らしいねこちゃんのツイート。
ときにはねこちゃんのネタツイート。
それが拡散されて届いてくるんです。
若い世代にはねこツイートの人。
新しく認知されているのかもしれません。
こういうのは中の人のツイート。
情報だけでは無いに繋がると思います。
私自身もブログ更新ツイートだけではない。
中の人をしっかり出す運用は心がけています。
(P.90) ツイッターは共感のメディアですから、こうすれば必ずうまくいくというマニュアルが存在しません。ある程度のテクニックはあるとしても、共感を生み出すのは中の人のセンスや性格に負うところが大きいといわざるを得ません。つまり、かなりの部分が属人的なスキルになります。そのため、後継者の育成も複数体制で徐々にスキルを伝承していくのがベターです。
中の人のセンスや性格に負うところが大きい。
著者である中村健児さんの仰る通りだと感じます。
同じようなことを言っていてもです。
この人の言葉は響いてくる。
この人の言葉は響かない。
この辺りの感性は人それぞれだから仕方ない。
後継者の育成も複数体制で徐々にスキルを伝承していく。
この試みはだからいいと思うんですよね。
フォロワーとしてもいきなり中の人が変わると「えっ…」となることも多い。
それに前任者との比較も起きちゃうので好ましくないと感じます。
【中の人は駐在さん ツイッター警部が明かすプロモーション術】
・ツイッター運用の知らない視点
【新刊】 ツイッター警部 中村健児の中の人は駐在さんでした。
私のツイッター運用は個人アカウント。
役所アカウントや企業アカウントの苦労。
書籍を読んでしか感じることが出来ません。
今まで企業アカウントの苦労は書籍を読んで知っています。
しかし、役所系アカウントの苦労は知りませんでした。
ましてや、警視庁と言うことでとてつもない苦労されていたと感じます。
今後、役所や企業のアカウント見るときの見方が変わりました。