・東大式にもいろいろある
東大とタイトルが付く書名。
東大式的な書籍になります。
昔からあったはあったと思います。
東大卒の著者さんも多くいらっしゃいます。
しかし、タイトルから東大が入っている。
ただ、ここ数年でかなり際立っていますよね。
東大を全面に押し出しているような本。
当たり前の話ですが、著者さんにもいろいろある。
東大式と言っても個性的な方法を実践している。
人それぞれ違う考え方が見つかることも多いです。
今回の書籍からも勉強になることが多く見つかりました。
書名:東大式時間術
著者:布施川 天馬
出版社:扶桑社
出版年:2021年7月2日
ページ数:256ページ
東大合格できた極意。
ドラゴン桜の三田紀房さん推薦。
東大生はサボり方を知っている。
1日の時間は24時間でみんな平等。
でも時間の使用方法は千差万別。
本書から東大式の時間術を学んでいきましょう。
・コスパのよい時間の使い方をを全3章で解説
(P.5) 本書では、アルバイトをしながら、東大に受かるために五教科七科目という膨大な範囲と量の受験勉強をする中で、僕が気がついた「コスパのよい時間の使い方」について、全3章でお伝えします。
【目次】
はじめに
第0章:態勢を整える
第1章:ムダな時間を減らす
第1節:思考の効率をあげる
第2節:時間の属性を意識する
第3節:タスクを整理する
第2章:作業時間の密度をあげる
第1節:時間の効率化は無理を通すための裏技だ
第2節:目標から逆算する
第3節:時間を区切る
第4節:あえて時間を捨てる
第3章:意識を変える
第1節:「やる気モード」の自分に変身する
第2節:よいメンタルを保つ
第3節:無意識を支配する
おわりに
本書の概要と目次になります。
章は全3章ですが、それぞれの章。
節の項目が準備されています。
著者の布施川天馬さん。
一浪して東大に合格。
世帯年収300万円で東大に合格した人です。
その辺りを先に紹介しておきます。
私なりの書評させていただきます。
(P.28-29) もしも「何かに本腰を入れて考えよう!」と思ったのであれば、まず考えるべきは「自分には何が分かっていないのか?」ということです。「これを考えよう!」というような曖昧かつ、いくらでもごまかせる目標設定ではいつまでも目的地に辿り着くことができません。ですから、北海道に行くことにしたのなら「北海道に行くにはどんな交通手段があるのか」「自分は美味しいものが食べたいのか自然と触れ合いたいのか」など、もっと具体的なことから確かめるべきなのです。
本腰を入れて考える場合。
自分には何が分かっていないのか?
考えるべきはここからと言うことです。
これだけ読むと何を言っているんだ?
考えることが分かってるからそれについて考えたい。
そのように思ってしまうのも無理はないと思います。
しかし、目的がしっかりしていない考え。
人間ってしがちなのも事実だと思います。
その例が引用に書かれている北海道に行きたいです。
北海道に行きたいと頭の中で考える。
考えるは考えても具体的な部分まで考えない。
ただ、単に北海道に行きたいな~的な考え方。
そういうことってしがちじゃないでしょうか。
具体的なことから調べるって大事にしたいことです。
(P.87-88) ただ、一日の終りにはきっちり仕事を終わらせたいという考えの方もいらっしゃるでしょう。そういう場合には、時間に対する意識として、一日一日をブツ切りにせず、ゆるく毎日を繋げるといったような意識を持つようにすると、そこまで気にならなくなるかと思われます。というよりも、むしろ「キリが悪くて気持ち悪い」という感覚は大事にするべきでしょう。その感覚があるからこそ、次の日の仕事を始める際に「昨日はあそこまでやったな、早くこれを終わらせなければ」と思い返しながら、自然と仕事に着手することができるからです。どうしても気持ちが悪くてしようがないというのであれば無理強いはしませんが、適切なタイミングでのストレスは、有益に働く場合もあるのです。
私はどちらの視点も理解できます。
最初に言いたいのはきっちりやり切る方。
1日のタスクを終わらせて就寝したいです。
基本的に寝つきにくいのでその時間を作業する。
布団で悶々するなら終わっていないタスクを終わらせる。
その気持ちの方が働いてしまうんですよね…。
しかし、寝れるときは寝れるわけです。
すごく疲れが出てる日や調子が悪い日の場合。
翌日、サクサクと作業が捗る気持ちもわかります。
例えば、書評記事を半分くらい書きました。
翌日に持ち越して書いていく。
キリが悪いから早く終わらせておきたい。
いつも以上に効率よく事が進む場合も多いです。
(P.105) 時間の効率化をする時には「いま自分はどのような状況に置かれているのか」ということを考え、何を最優先にして動くべきなのかを決めなければなりません。これが実践されずにとりあえずムダを処分したとしても、ただボーっとする時間が増えてしまうだけに終わるかもしれないためです。どのような時も何かの目的をもってムダな時間を減らしていくということだけは忘れないようにしてください。
仰る通りだと感じます。
「ただボーっとする時間が増えてしまうだけに終わるかもしれない」
例えば、受験でTwitterやめます。
こういう方々は結構いらっしゃいます。
しかし、TwitterやめてLINEばかりやっている。
それだと本末転倒になってしまいますよね。
大好きなアニメやゲーム時間を切り詰める。
時間を確保したけど、やることを決めていない。
悶々する時間が増えてしまうならとことん遊んでいた方が良い。
重要なのは目的を持って時間のムダを減らす。
目的があってこその時間の確保。
この辺りを意識せずに時間だけ確保しないようにしたいですね。
(P.198-199) 重要なのは、「この行為をした後には必ずこれをする」という条件付けを体に染み込ませることです。効率重視でやっていったとしても、どうしても集中しきれなくて仕切り直すタイミングは誰しもあるかと思います。もし今度そのようなタイミングに遭遇したら、ルーティンを採用されていかがでしょうか?
集中力を高める系のルーティンではございません。
私の忘れないためのルーティンになります。
ブログ記事を公開する。
記事ツイートを作成する。
おはようツイートを作成する。
おはようツイート投稿した後に記事ツイートを投稿。
私のTwitterを見たことある人。
確かに確かにと思えると思います。
実はこれを何年も継続しています。
もちろん、私も体調が悪い日だってあります。
1年365日やっているとは言いません。
しかし、1年300日以上は続けている。
そして、何年もずっと続けていることにもなります。
【東大式時間術】
・人それぞれの時間術
【新刊】 考える時間はムダ 布施川天馬の東大式時間術でした。
時間術についての書籍。
勉強になることがいつも見つかります。
本書の例えは布施川天馬さんならではの例え方。
楽しく読めて考え方として吸収できることも多かったです。