・新刊じゃないから逆におもしろい
本の読み方も人それぞれ。
そして同じ人でも読み方は違う。
それが本書の読み方にもなります。
今回は当ブログでもカテゴリーがございます。
堀江貴文さんの書籍を書評させていただきます。
今回の堀江貴文さんの著書は新刊では無いです。
だからこそ言いたいんです。
新刊じゃないから楽しめる視点。
今回の書籍に関しては特に思います。
もちろん、新刊として読んだ人も多いはず。
それはそれでいいのです。
私が言いたいことは書籍が出版された当時。
そして今とを比べられるということになります。
本書は2020年5月30日に出版されています。
書評は2021年5月29日にさせていただいています。
つまり、約1年後に書評しているというタイミング。
だからこそ気づける視点もありますしどんなことが書かれているか楽しみです。
書名:東京改造計画(NewsPicks Book)
著者:堀江 貴文
出版社:幻冬舎
出版年:2020年5月30日
ページ数:192ページ
東京都への緊急提言37項。
コロナ時代の新しい首都のカタチ。
生きるために立ち上がれ!
1年前の堀江貴文さんは著書で何を述べていたんでしょうか。
私も気になる今回の書籍を興味津々で書評させていただきます。
・この本には東京都に対しての僕の提言を書いた
(P.18-19) この本には東京都に対しての僕の提言を書いた。これまでの常識に縛られている人にとっては耳の痛いであろう「正論」から、テレビのコメンテーターが怒り出し、SNSが炎上しそうな「極論」「暴論」まで、すべて書いた。僕は空気を読まない。媚びない。権力にもメディアにも都民にもいい顔をしない。大いに批判され嫌われるであろう。でも、それでいい。誰かが強い意志をもって強い提言をしなければ東京は変わらない。コロナ時代の新しい首都のカタチを皆さんと一緒に考えていきたい。
【目次】
序章:東京は政治屋たちの私物じゃない
第一章:経済
第二章:教育・社会保障
第三章:新型コロナウイルス対策
第四章:都政
第五章:未来の生き方
終章:今こそ、明るい未来のために、立ち上がろう
本書の概要と目次でございます。
先ほど書いた通りになります。
書評する約1年前に出版されました。
1年後も堀江貴文さんの鋭さは健在。
ときには炎上しているのは変わりなしです。
今回の書籍も堀江貴文さんならではの視点。
ホリエモンらしさ全開の内容になっております。
(P.41) 人間の生活習慣を返るためには、新型コロナウイルス騒動のようなショック療法が必要なのかもしれない。さて通勤・通学ラッシュの時間帯のダイナミック・プライシングは、1~2時間限定でかまわない。大勢の人が殺到する朝と夕刻の時間帯に限定して、電車賃を高くする。決まった時間帯に大多数が移動するから混雑するのであって、てんでんバラバラに人が移動すれば混雑は緩和される。需要が高まればたかくなる。当たり前の市場原理だ。
新型コロナウイルス。
緊急事態宣言。
テレワークの導入などなど。
去年の一時期は満員電車。
少しは緩和状態も見えてきました。
しかし、それも元通りになってしまった部分もあります。
引用視点で言われる堀江貴文さんの視点。
これは新型コロナウイルス前から言われていること。
私の記憶ではそのように思っています。
理由としてはホテルの料金。
ホテルの料金は混雑時などを加味して変動性。
それと照らし合わせて説明されていて腑に落ちました。
最後の当たり前の市場原理と言うのはその辺りもございます。
(P.100) カリキュラムを通り一遍に教えるのではなく、身近なものにまず興味をもたせる。そのツールはYouTubeでもゲームでもかまわない。そこから科目の壁を越えて生きた知識を吸収していけばいいのだ。教育を現代に合わせてアップデートする。これは都知事の大きな使命のひとつになるだろう。
本書は東京改造計画。
東京都へ向けて提言になります。
しかし、全国に当てはまることも多い。
個人個人に当てはまることも多いです。
教育を現代に合わせてアップデートする。
大人も自分の頭でしっかり考えるという視点。
自分の頭をアップデートしていきたいです。
(P.125) SNSなどによって、ウイルスの性質と予防対策について性格な情報が伝わるのなら良いことだ。問題は、不確かな伝聞情報や誤った情報によって人々がパニックを引き起こすことだ。すでにSNS上では、「中国政府による細菌兵器だ」といった類の陰謀論や、無数のフェイクニュースがものすごい勢いで飛び交っている。ジャーナリストや有識者までもが、出所不明のウソ情報に惑わされるあり様だ。読者のみんなはフェイクニュースに踊らされることなく、「ウイルスを正しく恐れる」という基本に立ち返ってほしい。
ツイッターを見ていてもです。
ヤフーニュースのコメントを見ていてもです。
陰謀論を信じてしまっている人。
ガセネタを信じ込んでしまっている人。
ちらほら見掛けてしまいます。
だからこそ個人個人でしっかり考える。
色んな情報を照らし合わせて客観的に考える。
1つの情報に踊らされず、惑わされないことも大切です。
(P.172) 「仕事が遊び、仕事が暇つぶし」。そんな幸福度の高い生き方を実現するためのセーフティーネットを充実させる。これから僕たちがやるべきことは「労働」ではない。「遊び」だ。遊んで遊んで遊びまくる。何かにハマって没入する。その熱が周りを巻き込む、結果として「ビジネス」にもなる。ユーチューバーなんかはその典型だ。僕たちはもう、食うためだけの仕事をしなくていい。
昨今は副業と言う言葉。
マネタイズと言う言葉を多く見かけます。
新たにネットに参入してくる人。
稼ぐ目的で入ってくる人も多いです。
それ自体は悪いことでもないかと思います。
しかし、長く続かずやめてしまう。
ネットから退場してしまう人も多いのが実情。
それならいっそのこと遊ぶつもりで運用する。
私はこの軸でも良いと思っています。
真面目だからといって稼げるとは限らない。
遊びだからといって稼げないとは限らない。
労働と遊びの話にも通ずると思います。
何かにハマって没入出来ること大切です。
【東京改造計画(NewsPicks Book)】
・本書は東京改造計画ですが考える機会に
【書評】 コロナ時代の新しい首都 堀江貴文の東京改造計画でした。
コロナ時代の新しい首都のカタチ。
もっと視野を広げるとコロナ時代の生き方という視点。
今まで通りと行かないのがコロナ時代の現代です。
まず考えてみると言う意味で本書は刺激的な1冊になっています。