・物は言いようがよくわかる書籍
伝え方1つという部分。
伝えたいことを上手く伝える。
大切なことだと思います。
同じことを伝えるにしてもです。
相手に届くかという部分。
喜怒哀楽の違いが出るんじゃないでしょうか。
「そういう意味じゃないです…(汗)」
言葉の解釈が自分と違う。
自分が思っていたのと違う感じに伝わってしまう。
生きていたらそういうことは経験あると思います。
多くの言葉を知っておき嬉しい言葉での伝え方を知っておく
語彙力を高めるって意味でも本書は素敵です。
書名:嬉しいことばが自分を変える ことばの取扱説明書
著者:村上信夫
出版社:ごま書房新社
出版年:2020年11月24日
ページ数:253ページ
言葉の取り扱い説明書。
本書を言い得て妙と言える書名。
読んでいてまさしくと言えました。
大枠は武器言葉を嬉しい言葉にするです。
私も目からウロコと言える変換が多く見つかった書籍の書評になります。
・嬉しい言葉への変換が丸わかり
(P.5) 本書に出会ってくれた皆さんのこれからの人生に、少しでもお役に立てれば著者としてこれほど嬉しいことはありません。
【目次】
はじめに
第一部:嬉しいことば変換 ―”武器ことば”を”楽器ことば”にしよう―
第二部:ことばを全身で聴く ―”嬉しいことば”で心の扉を開けよう―
あとがきに代えて
本書の概要と目次でございます。
あ行からわ行まで網羅。
第一部は事例が多く載っています。
この言葉は使っている。
そういう当たり前の言葉が並んでいます。
だからこそ武器言葉を楽器言葉にする。
そういう言い方もあるんだと気づきになります。
読んでいて素敵だなって思える視点が多く見つかった書籍です。
(P.20) 文書作成した用紙をコピーしてから、平成を令和に直すのを忘れていた。それを指摘され「あんたアホやなぁ」と言われ少なからず傷ついた。自分のことを棚上げにして人のミスを突くのはよろしくない。そんな時は「令和初のミスだね」と言えば、笑いに包まれて失敗もどこへやら。
武器ことば3:あんたアホやなぁ
楽器ことば3:令和初のミスだね
本書の第一部はこのようになっています。
楽器ことばで言われるとほんわかします。
それに楽器ことばは優しさを感じられます。
このような言い換え。
言葉の変換が多く載っています。
私も使えるように語彙力を高めたいです。
(P.182) 「リセット」もシャッターを閉じることば。ゲームではないのだから、人間関係に使うことばではいと思う。チャラにするとかなかったことにするという感覚は「自分ファースト」な考え方。「相手ファースト」というか、一緒に仕切り直しする感覚なら、「ゼロからのスタート」と言ってほしい。これなら、遮断されずに未来に道が繋がる。
武器ことば76:リセット
楽器ことば76:ゼロからのスタート
人間関係に使う言葉ではない。
まさしくだと思います。
昨今だとSNSで使う人もいるかもしれません。
私もリセットという言葉は使いがちです(汗)
だからこそ気をつけたいと思えた言葉になります。
使うなら「ゼロからのスタート」を意識したいです。
このように第一部では多くの言葉の変換。
心温まる言い方が学べる楽器ことば変換が解説されています。
第一部だけの書評もなのでここからは第二部を紹介していきます。
(P.192) 「聞く」という漢字には、耳が一つだけ。「聴く」という漢字には、耳と目と心が入っている。「十四の心」もある。「聞く」と「聴く」は、何がどう違うのか、いつも意識しておくといい。漠然と「聞く」のでなく、精魂込めて「聴く」ことが大事なのだ。「聴く」という行為は、いまだけ、ここだけ、あなただけ…。その話を聴くために、相手目線で徹底して受け止め、相手の理解につとめることだ。
めっちゃ大好き。
引用視点に感動しました。
聞くと聴くの違い。
言葉の違いを深く感じることができました。
私も「聴く」を意識して聴きたい。
一期一会を大切にしていきたいです。
(P.213) 人の心の扉を開けるには、まず「共感すること」。そして「ここはもっと聞いてほしい」というサインを見逃さないこと。聞き慣れない言葉が出てきたら繰り返してみたり、納得のいく言葉に出会ったら、大いに愛づちをうってみたりするといい。テクニックではないのだ。相手を想う心があれば自然と扉は開く。
「愛づち」と言うのがいいですね。
ただ単にしているわけではない。
相手に寄り添う頷きをする。
テクニックではない。
相手を想う心があれば自然と扉は開く。
この辺りしっかり意識的になりたいです。
【嬉しいことばが自分を変える: ことばの取扱説明書】
・肝に銘じたい視点が満載でした
【書評】 言葉を変換 村上信夫の嬉しいことばが自分を変えるでした。
本書は考え方と言うより視点です。
言葉の変換もそうですし言葉の取り扱い説明書。
第一部も第二部も目からウロコの視点が満載でした。
肝に銘じて1つ1つの言葉や言い回しを大切にしたいと思いました。