・攻めも大切だけど防御術を知っておく
SNSには色んな人が居ます。
有り難いと思う人や感謝したい人。
応援してくれる励みになる人もいます。
その一方で攻撃的な言葉を掛けてくる人。
いきなり誹謗中傷をしてくる人。
そんな人もいるのがネットという世界です。
私の発信で常々という部分で言うことがあります。
ブログやSNSで有名になりたい人。
長期的に運営していきたい人。
やっぱり、防御の視点を知っておくのが大切。
どんなに聖人君子の人でもです。
何かしらで叩かれてしまうのが現代。
自分が思わないところで攻撃されてしまうのも現代。
こういうことで攻撃してくる人もいることを知るのも大事。
本書の視点はまさしく攻撃的な人の視点を知ることができます。
書名:SNS暴力 なぜ人は匿名の刃をふるうのか
著者:毎日新聞取材班
出版社:毎日新聞出版
出版年:2020年9月19日
ページ数:232ページ
なぜ人は匿名の刃をふるうのかです。
書名では「匿名」がクローズアップされています。
もちろん、匿名だからこそは大きいです。
その一方で本名でも攻撃的な人はいます。
実際、私は本名で活動してる人に攻撃を受けたことがあります。
要は、やはり、攻撃されたときの防御の視点を知っておく。
予め、なぜ?と思える視点を知っておくと心の余裕にもなるかと思います。
・SNS暴力という社会の闇を一緒に解き明かす
(P.6) SNS暴力という「社会の闇」を、皆さんと一緒に解き明かしていきたい
【目次】
はじめに
第1章:ネット炎上と加速する私刑
第2章:加害者たちの正体
第3章:言葉が刃に変わる時
第4章:深刻化する被害の真相
第5章:匿名の刃から身を守る
第6章:SNSの功罪
おわりに
主な参考文献
SNS上の誹謗中傷に関する主な相談窓口など
本書の目次と概要になります。
本書の視点は考えるキッカケになると思います。
当ブログを読んでいる人。
攻撃的な人は少ないのは前提です。
もし、攻撃している方がいるなら悔い改めていただきたい内容。
とは言え、匿名の刃を持っていることは誰しも意識したいです。
相手を思いやるという部分。
自分を防御するという部分。
視点としてしっかり考えていきたい本書です。
(P.38) 誹謗中傷の被害者となるのは、著名人だけではない。多くの人がインターネットで広くつながっている時代。誰であっても突然、匿名による卑劣な攻撃にさらされる危険性はある。
実体験で私はあります。
当ブログが毎回ブログ記事を書きはてなブックマーク50以上。
多いときで1日30000PVあった頃です。
イケイケドンドンでバズっていた頃になります。
アンチ的なコメントを残す人がいました。
このアンチの人は精神攻撃なんですよ。
ずっと粘着質に攻撃してくる。
一向に止まらないので私は運営さんに開示請求を要求しました。
開示請求の相談をしてそこからの話し。
開示請求だけはやめてくれということで終了しました。
匿名だから誹謗中傷ができる。
そこから出るところはしっかり出るという行動。
大切なことだとこの件で私は思いました。
泣き寝入りせずにSNS暴力は犯罪という部分もあります。
しっかり、相談することは大切だと思います。
(P.50) ちょっとした相手への否定的な感情や遊び感覚で「着火」され、ネット特有の拡散力によって燃え上がる「炎上」。行為に関わる人たちの軽さとは裏腹に、命を絶つほど精神的に追い込まれたり、長年にわたり身の危険を感じておびえたり、被害者が受ける被害はあまりに重大だ。法律的根拠もなく個人に制裁を加える「私刑」とも言える。炎上という現象の周辺にはどんな人たちがいるのか、どんな心理で関わるのだろうか……。
ここ数年で炎上も様変わりしたと感じます。
この様変わりは個人的な部分もあるので説明。
炎上しなくてもいいことが炎上。
えっ、そんなこと炎上しちゃうの!?
そういう出来事が多い印象があります。
中にはしっかり問題提起している。
これって炎上するようなこと?
疑問を呈している人もいるのが救いです。
炎上しているところに乗っかる。
断片的な情報だけ見て判断して攻撃してしまう。
こういうことは気をつけるべきことかと思います。
(P.92) 「本人は正義感からやっているかもしれませんが、個人の価値基準での『正義』が社会的正義と相いれない場合もある。正しければ何をやってもいいという意識にブレーキが必要ではないでしょうか」と語った。
ブレーキが必要という部分。
ネットに居ると特に思います。
私は正義感なんて無い。
議論なんてするつもりは無い。
このことはよく書きます。
抑止力になればと良いと思う部分。
もう1つがあなたが正しければそれが正解。
わざわざ、正解不正解で答えを合わせる必要はない。
そのような考え方が根底にあるからです。
そんな私がツイッターのリプライ。
議論的に吹っかけられるときがあります。
そのときに相手にするツイートです。
私は議論するつもり無いです。
ここでリプライをストップします。
このような感じで私からツイートをストップします。
その後に1通は返信来るのはわかります。
2通3通と追いリプライをする。
止めたのに言い足りないのかリプする人は本当に多い。
これが私的にブレーキを掛けられない人だと思います。
自分の言いたいことを言い切る。
正しければ何をやってもいいという考え。
相手がストップと言っているのにブレーキが掛けられない。
多くの人を見ていると納得の視点です。
(P.124) 警察やマスメディアによって半ば独占されていた情報を、ネットを通じて市民が広く共有することにはメリットもあるだろう。しかし、人権上の配慮、社会への影響力などを考慮するというブレーキが働かなければ危険だ。
難しい問題ではあります。
1つに開示請求の複雑さ。
面倒臭さというのは昔から言われます。
とは言え簡単に出来てしまう。
これはこれで悪用する人もいる。
配慮や影響を考慮するも大切だとも思います。
重ねて言うと本当に難しい問題です。
【SNS暴力 なぜ人は匿名の刃をふるうのか】
・いろいろ考えさせられる書籍でした
【書評】 防御の視点 SNS暴力 なぜ人は匿名の刃をふるうのかでした。
ブログやツイッターなどのSNSを毎日使用している。
いろいろ考えることが多い書籍でした。
どんなに健全に運営していたとしてもです。
いつ被害者になるかなんて本当にわかりません。
視点として知っていることは防御にも繋がると改めて思います。