・常識が非常識かもしれない時代
常識が非常識になる時代。
数年前まで当たり前だったこと。
そちらが今では非常識になってしまう。
これは昨今の「コンプライアンス」についてです。
前までは良かったこと。
今ではアウトになっていることが多くなっている現実。
それではどうすればいいかというと知識をアップデートする。
常識という部分をアップデートしておく。
これは何事もそうだと感じます。
「稼ぐ」という行為1つ取ってもそうでしょう。
人それぞれの稼ぎ方は常識があると思います。
その常識はどうやって取っ払っていくか。
本書から思い込みを捨てる方法を教えていただきましょう。
書名:稼ぐ人は思い込みを捨てる。 みんなの常識から抜け出して日本の真実を見るスキル
著者:坂口 孝則
出版社:幻冬舎
出版年:2020年10月8日
ページ数:240ページ
ただの思いこみ。
まずは目次を見ていただきたいです。
それぞれの「本当か?」がございます。
あなたも思い込みにとらわれていませんか?
それでは本書を私なりの書評させていただきます。
・自分の思い込みが間違いであることを楽しむ姿勢から生まれる
(P.17) 現代は何が起きるかまったくわからない。リスクマネジメントとは空想力と同じ意味になった。そしてその空想力は、「見たくないものを見る態度」、そして、「自分の思い込みが間違いであることを楽しむ姿勢」から生まれる。
【目次】
みんなの常識から抜け出して日本の真実を見るスキル
0:はじめに
1:「会社と個人の努力が儲かる・儲からないを決める」は本当か?
2:「日本人の生産性は低い」は本当か?
3:「日本人はリスクが嫌い」は本当か?
4:「日本は起業しにくい国」は本当か?
5:「日本人は会社が好き」は本当か?
6:「起業しても9割の企業が10年で廃業する」は本当か?
7:「中国の品質は悪い」は本当か?
8:「日本の貨物量は増えている」は本当か?
9:「気温・天気が企業業績に影響する」のは本当か?
10:「都会から有名人が輩出される」は本当か?
11:「社会貢献したい若者が増えた」は本当か?
12:「日本企業が閉鎖的」は本当か?
13:おわりに
参考資料
本書の概要と目次でございます。
本当か?と疑う姿勢。
それぞれの項目がございます。
12個もあるのは考える機会になりますよね。
その部分から私も疑いながら「ほんとぉ?」と思いながら書評します。
(P.39) これから起業するひとは覚えておいたほうがいい。類似他社との差別化を考える前に、まず、何を誰に売るかを慎重に選ぼう。それで成功の大枠は決まってしまう。起業とは自由を求めるものだが、入り口に立ったとき、不自由に向かっていると気づくだろう。
差別化を考える前にです。
誰に売るかを考える。
本書は稼ぐ人は思い込みを捨てる。
稼ぐ以外に置いてもです。
差別化ばかり考えてしまう。
ブログもツイッターもそうですよね。
私も陥ることがあるからわかるんですよ。
この辺りをしっかり認識する。
自分自身を見直して慎重になる視点は大切です。
(P.88) とりあえず優秀そうなひとを入社させるのが日本であり、実際の仕事は、その個人にもっともフィットしない部門や仕事である場合が多い。それであれば、生きる意味を見出す場所として、起業も一つの選択肢になっていい。
起業も選択肢になっていい。
闇雲に起業しろってことではないと感じます。
私もよく言うこちらになります。
選択肢が多くなった時代。
色んな場所で輝けるかもしれない。
それなのに自分の可能性を閉じてしまう。
私としても勿体ないと感じます。
そういう視点で読んでみるといいかもしれません。
(P.142) 既存の仕組みを批判するのはたやすい。穴もきっとどこかにある。ただ重要なのは「いまの仕組みも、それほど悪くないかもしれない」と前提を立てておくことだ。批判と代案も、そこから考え抜いたあとにしか生まれない。
仰る通りだと思います。
著者である坂口孝則さんの視点。
改めて考えてみたい部分。
自分の頭で考えようと思う機会になりました。
【稼ぐ人は思い込みを捨てる。 みんなの常識から抜け出して日本の真実を見るスキル】
・思い込みを捨てる考え方
【新刊】常識という呪縛 坂口孝則の稼ぐ人は思い込みを捨てるでした。
思い込みを捨てるという視点。
生きていたら思い込みが出来てくるのが当たり前。
なかなか捨てるのが難しいと思います。
だからこそ日頃から意識的になる。
能動的に意識的に考えてみる。
疑う視点というのを改めて感じる1冊でした。