・職場の科学という気になる言葉
働き方改革が叫ばれている数年。
職場の環境がガラッと変わった。
働きやすい会社に生まれ変わった会社もあるかもしれません。
しかし、未だにブラック企業のまま。
それに働き方改革など無く平常運転。
そのまま職場を維持している働きにくい会社もあるかもしれません。
現代はリモートワークという選択肢も出ています。
会社や企業だけでなく個人の考え方。
職場に対しての視点は自分自身も変更していく。
私は大切なことだと感じています。
本書からは職場の科学として28の知見として紹介されています。
書名:職場の科学 日本マイクロソフト働き方改革推進チーム×業務改善士が読み解く「成果が上がる働き方」
著者:沢渡あまね
出版社:文藝春秋
出版年:2020年8月26日
ページ数:205ページ。
人生100年時代。
働いている時間が長くなる。
快適にしていくかどうかは企業努力。
そして個人の考え方も重要になってくるんじゃないでしょうか。
本書の知見をご教授いただきましょう。
・新しい時代に即した新しい働き方のヒントになれば
本書では、膨大なデータから導き出された「職場の科学」を28の知見として読者のみなさまに提供します。新しい時代に即した「新しい働き方」のヒントになればと考えています。
【目次】
はじめに
序章:職場データから導く「理想の働き方」
本章:データから読み解く「職場の科学」
本書の概要と目次でございます。
職場の科学ということでになります。
28の知見を提供していただけます。
この視点は無かったと思える部分。
新たな発見が見つかるかもしれません。
(P.7-8) 大事なのは、それぞれの勝ちパターンを見つけ、実践すること。それも「今」の時代や状況に即しているものでなければなりません。今、多くの業界、企業にとって「勝ちパターン」の過渡期にあることは明らかです。残業時間を減らす、ペーパーレス化、リモートワークを活用するなど、さまざまな取り組みを急速に進めている企業、部署も多いでしょう。もちろん、そうした「部分の改善」も大切ですが、もっと大きな視点で、時代や状況に即した「自分たちの勝ちパターンとは何か」を考える。これがもっとも重要です。
大事なのは勝ちパターンを見つける。
過渡期というのは仰る通りです。
働き方改革を邁進中。
2020年だと新型コロナウイルスもあります。
つまり、どんどん働き方が変革している。
時代や状況に即した自分たちの勝ちパターン。
企業も部署も個人としてもしっかり向き合う部分です。
(P.7-8) そもそもホワイトカラーの仕事ぶりを完璧に数値化、見える化するのは難しいものです。パソコンに向かっていても、周囲からは何をしているかわかりませんし、カフェに行ってぼんやりしているように見えても、ものすごくクリエイティブな作業をしている可能性もあります。
パソコンやスマートフォン。
画面を見なければ周囲からはわからない。
昔は仕事をしていても他人から遊んでいると思われる。
昔ほどは酷くは無いけど、それでもわかりませんよね。
仕事ぶりを完璧に数値化や見える化するのは難しい。
言葉にあらわれているんじゃないでしょうか。
(P.25) 「オープンイノベーション」という言葉はまさに象徴的で、オープンなコラボレーションなしにイノベーションは起こらない。それが当たり前になっています。企業同士はもちろん、社内における体制や環境も「ピラミッド型からオープン型へ」「トップダウン型からコラボレーション型へ」と変化が求められています。
確かにここ数年です。
垣根を越えたコラボレーション。
今までに無かったコラボが増えた印象があります。
これは企業だけでなく個人。
個人で活動している人も上手くコラボする。
意外なコラボをされている人が増えていると感じます。
私自身も臆せずにコラボする勇気を持ちたいです。
(P.28) オープン型、コラボレーション型の組織では、こうした「雑な相談」が大事です。このさきの本文でも「最適なのはメールか、チャットか」とコミュニケーションの話を取り上げますが、組織として、個人としてどのようなコミュニケーションを求めているのか。それによって最適なツールも変わってきます。「報・連・相」から「雑相」へ。ビジネスコミュニケーションにおける転換点の一つです。
1つに絞らずに最適なツールを変更する。
これは文章でも音声でもSNSでもそうだと感じます。
同じように見えて中身は違う部分も多い。
最適なツールという意味でも中を知っておく。
そして性質に合わせて使用するのも大切な視点です。
【職場の科学 日本マイクロソフト働き方改革推進チーム×業務改善士が読み解く「成果が上がる働き方」】
・企業が変わったときに個人も動けるように
【新刊】 28の知見で教えてくれる沢渡あまねの職場の科学でした。
人間は習慣の生き物という側面があります。
業務改善しているのにやり方が急に変化する。
前のほうが良かったと思ってしまう人もいるかもしれません。
せっかく企業側が改善してくれたのにこれでは台無しですよね。
個人個人も柔軟な考え方や姿勢を持ちつつ考え方のアップデートしましょう。