・幸せを感じながら生きるコツを伝授してくれる新刊
インドというとどんな印象があるでしょうか。
私は定番の定番と言えるこちらになります。
「カレー」
やっぱりカレーが思い浮かびます。
それにヨガが続いて出てくるイメージです。
本書はインド政府公認ヨガインストラクター。
栃久保奈々さんの新刊になります。
インド政府公認というのが凄いです。
本書はヨガに限らずになります。
著者である栃久保奈々さんのインドでの実体験。
インドでのことを踏まえてインド式思考法と言える1冊です。
書名:インド式 壁の乗りこえ方
著者:栃久保 奈々
出版社:自由国民社
出版年:2020年7月23日
ページ数:240ページ
折れない心。
逆境に負けず幸せを感じながら生きるコツ。
インドに行って人生が変わったという人。
ネットで見かける機会も多々あるインドという土地。
インド式思考法をインストールさせていただきます。
・SNSで「いいね!」をもらうためのヨガはいらない
(P.11) SNSで「いいね!」をもらうためのヨガはいりません。周囲を幸せであることが最も、一度しかない人生を有意義なものにするためにも、自分が幸せであることが最も重要です。無理なく楽しく続けられる、そして自分を好きになれるヨガ、はじめてみませんか? 14日も経てば、少し違った世界があなたの目の前に広がっていることでしょう。
【目次】
はじめに
第1章:13億の価値観がある国
第2章:ポジティブに生きるコツ
第3章:心が軽くなる! インド式ヨガ哲学
第4章:明日、人に話したくなるインドのことわざ
第5章:今からできる! インド式ヨガメソッド14
第6章:14日間で変わる! 「インド式しあわせ思考とヨガ」の効果
おわりに
本書の概要と目次です。
章立てが人それぞれ気になるタイトル。
具体的に知りたい章があるんじゃないでしょうか。
今回は序盤から私の気になった言葉。
私なりの書評をさせていただきたいと思います。
(P.30-31) 私たちは、普段何気なく生活をしていると、日本人のルールが全てと思ってしまうところがあります。もっとミクロな話をすると、勤めている会社やコミュニティのルールが正しいと思い込んでしまいがちです。そのルールにがんじがらめになり、疲れてしまうこともあるでしょう。しかし、視野を一度広く持ってみると、たくさんの世界がそばに存在しています。今いる場所が辛かったとしたら、ぜひ他の世界に目を向けてみてください。今の自分を受け止めてくれる場所が、きっとどこからに存在しています。
数年前に比べたらクローズドコミュニティ。
閉じた場所で仲間内で交流する人が増えました。
それは良い面も勿論あります。
しかし悪い面で言うとこうなります。
その世界が全てみたいに思ってしまう。
染まりすぎてしまった結果が悪い方に行く人も見かけます。
視野を大きく広げたらそこのルールは別の場所では違うルールかもしれない。
大枠で考えてあくまで1つの場所のルールくらいに思っておく。
マナーを守りつつもルールにがんじがらめになりすぎない視点は大切です。
(P.40) リスクを先に考えてしまう方が多い日本人に対して、インドの方は、「できないならどうやるか」「できなかった場合はこうしよう」と、常に前に進むことを考えています。そして、チャレンジできる機会を含め、彼らはいつも前向きなのです。次の1歩がなかなか踏み出せない時、まずは、踏み出せるチャンスがあることへの感謝と与えられた意味を考えてみてはいかがでしょう? 頭ではわかっている、という方も多いと思いますが、未来の不安を一度心の隅に置き、今できることに集中し、精一杯やってみることで、必ず現状は変化します。
出来ないならどうやるか?
出来なかった場合はこうしよう!
前向きな視点がインドの方です。
チャレンジできる機会がある。
感謝の気持ちを込めて踏み出していく。
私も肝に銘じたい言葉です。
頭でアレコレ考えすぎるとゴチャゴチャします。
今できることに集中して進んでいきます。
(P.50-51) 物事の良い部分を見つけ、人生をより良いものにする――インドの人たちは前向きに生きる天才でもあります。彼らにとっては、病院設備がない中で無事産まれてくることは大変だけれど、とても素晴らしいことであり、母親も健康であればさらに奇跡なのです。そして、産まれることが1つの苦労であるなら、長い人生において難しいことがあるのは当然だと考えています。また、人はいつか死ぬ。みんな死ぬならば、少しでも良い思い出を増やそう――その価値観を大事にしています。
素敵な価値観です。
悪いことばかり目についてしまう。
悪いことばかりあら捜しのように見つかる。
視点を変えてみれば良いことも見つかります。
深呼吸して前向きに見つけていきたいですね。
(P.63) 私たちは、とにかく無駄な時間を削ろうと努力しがちです。通勤時間を始め、対面での会議や時には友人との何気ないおしゃべりですら、もったいないと思うときがあるのではないでしょうか? 不要と感じる時間は本当にいらないものかもしれないし、長い目で見たら巡り巡って自分に幸運を運んでくれる青い鳥に変わる可能性もあり得ます。時々自分を取り巻く状況、インド風に言うと「縁起」を客観的に見直して、優先順位やバランスを整える機会を持つことをお勧めします。
私はムダな時間は無いと思っています。
とは言え時間は有限という視点も大切にしています。
結局のところ、その時間というのは長い目で見ないとわかりません。
遊びでやっていたことが素敵なことに将来繋がるかもしれない。
多様な視点で考えるのも大切です。
【インド式 壁の乗りこえ方】
・インド式思考法を取り入れる
【新刊】 折れない心 栃久保奈々のインド式 壁の乗りこえ方でした。
本書からインド式思考法を取り入れていきたい。
素敵な視点が多く見つかりました。
そしてインドについて知ることができる1冊です。
最後まで読んでいただきましてありがとうございます。