あなたへ読了する快感を伝授 齋藤孝の1冊読み切る読書術

・時には読み切ることも大切

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読書術に関しての書籍。

最近はこちらを主張する人が多いです。

 

「1冊読み切らなくてもいいよ」

 

著者さんで仰る人が多いと感じます。

そんな私も基本軸は一緒です。

1冊読まずに1文でも見つかれば良し。

読みたい場所や読みたい章を読んで参考になればいい。

 

しかし、そういう人が多いからこそです。

「1冊読み切る」という視点も大切だと感じます。

私も最初は1冊読み切るという視点で読書をしていた。

その蓄積があるので分厚い本も抵抗感なく読むことができます。

1冊読み切る読書術とはどういうことか教えていただきましょう。

 

1冊読み切る読書術

 

書名:1冊読み切る読書術

著者:齋藤孝

出版社:ダイヤモンド社

出版年:2019年1月17日

ページ数:256ページ

 

これなら読める!

ありえないほどシンプルな55の方法。

齋藤孝さんの著者は山程あります。

噛み砕いてシンプルに教えてくれる。

今回も読書に抵抗感がある人には目からうろこの視点と感じます。

 

・まずはこの本を読み切ってもらうことが大前提です

 

(P.5) まずは、この本を読み切ってもらうことが大前提です。
「この本で初めて1冊読み切る感覚がわかった!」
そういう体験をしてもらえたら、これ以上の喜びはありません。読書とは文章を読むことですが、大切なのは「文章を読む」ことより「楽しんで読む」ということです。それでは、その方法についてお話していきましょう。

 

【目次】


はじめに

 

序章:1冊読み切る一番カンタンな方法

 

第1章:3つのポイントで読み切れる本を見つけよう

 

第2章:人に話したくなることを3つ見つける

 

第3章:頭に入れるのは3割でいい

 

第4章:3分の細切れの時間で1冊読める

 

第5章:3色ボールペンを使おう

 

第6章:3ヵ所に本を分けてみよう

 

第7章:3行でSNSに投稿してみよう

 

終章:3つのステップで長編古典だって読める

 

おわりに

 

本書の概要と目次。

最近の書籍は1冊読まなくていい。

こちらを仰る著者さんが多いです。

その中での本書の視点。

 

「1冊読み切る」という視点。

そのような読書術をしようです。

最初から最後まできっちり読み切る読書。

あなたも読み切る感覚を味わってみましょう。

 

(P.14) 「長い文章を読むのが、どうしても苦手」という人は、ひとまず短編(ショートショート)で、”読み切る自信”をつけていくことから始めてみましょう。ショートショートとは、短編のなかでも、特に少ない文章量で書かれた小説のことです。文章量に明確な決まりはありませんが、ごく数分で読みきれるものが多いです。

 

読書に苦手意識を持ってしまうよりもです。

まずは「読了」という成功体験を積み上げていく。

いくら良書でも苦行になってしまったら仕方ありません。

私もおすすめする場合は読書経験を考慮します。

 

例えば、小説だと西尾維新先生。

西尾維新作品が私は大好き。

戯言シリーズや物語シリーズ。

おすすめしたいところですがです。

 

文章量がとてつもなく多い。

読書経験が少ない人は挫折するかもしれない。

そこで西尾維新先生の入門作品。

「刀語シリーズ」読んでみると良いよとオススメします。

手軽に読めますし西尾維新らしさもある作品です。

 

(P.21) 読書が苦手な人はもちろん、読書好きにもおすすめしたいのが、朗読を聴きながら本を読むという方法です。朗読の音声が背中を押してくれるように、最後まで読書の道案内をしてくれます。マラソン大会では、3時間とか4時間といったゴールタイムに応じて、ランナーをゴールまで導いてくれる「ペースメーカー」が伴走することがあります。朗読を聴きながら本を読むということは、まさに朗読がペースメーカーとなって、最後まで読書の伴走をしてくれるようなものです。

 

齋藤孝さんの書籍が良い視点。

初心者さんの後押しが多いからです。

私もこの視点は抜け落ちていたと思います。

最近はオーディオブックも増えています。

 

オーディオブックだけ聞く。

当たり前と言えば当たり前の行為。

そこにあえて朗読を聴きながら本を読む。

これって素晴らしいと私は感じました。

私も読んでいて苦手な本もあるのでそのときはお世話になりたいです。

 

(P.26) 手っ取り早いのは、映画の原作本です。映画を観た後に原作を読むと、すでにストーリーを知っているので、グイグイ前に進めるのです。当然といえば、当然ですね。映画を観て感動したら、その足で書店に行って原作を買い、近くのカフェにでも入ります。そして、感動の余韻に浸りながら原作を読めば気分が乗り、ページをめくる手も進むというものです。

 

読書あるあるです。

私もよくあることであります。

そして逆の視点もやる人。

映画を観る前に原作を読んで妄想する。

 

原作を観て自分の想像との違いを楽しむ。

私はどちらの視点も良いと思うんです。

ちなみに後から観た映画。

 

君の名は。

未来のミライ

天気の子

 

などなどは原作小説を読んで映画を視聴しました。

天気の子はまだ視聴してないので視聴予定ですが。

話を戻して映画を観た後に読む読書。

情景が浮かびながら読むことが出来るのでいつもよりスピードアップ。

楽しく読書できることは間違いなしです。

 

(P.35) 読み切ることを必要以上に大層にとらえるのは、ストレスのもとになってしまいます。「これだ!」と思って買った本が、読んでみたら面白くなかったり、文体が合わなかったりすることは、私にだってあります。だからといって、お金も時間も無駄になったのかといえば、そんなことはないのです。失敗しても、自分の好きな本を選ぶ”感度”を高めていくことができます。これは本選びに限ったことではありませんが、失敗と成功のプロセスを楽しむ”心の余裕”を大切にしていきましょう。

 

私にだってあります。

全部が正解なんてありません。

その不正解だって経験になります。

私も引用視点で述べられている2つの視点。

 

ストレスにしない。

心の余裕を大切にする。

何事も今の時代は大切かと思います。

失敗や成功という価値軸だけで判断しない。

心の余裕を持ち楽しむ視点を忘れないようにしたいです。

 

【1冊読み切る読書術】

1冊読み切る読書術

1冊読み切る読書術

  • 作者:齋藤 孝
  • 発売日: 2019/01/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

・読み切ることは大切だけどストレスにしない

あなたへ読了する快感を伝授 齋藤孝の1冊読み切る読書術でした。

 

「1冊読み切る読書術」

「あなたへ読了する快感を伝授」

 

本書のテーマは1冊読み切るということ。

しかしながら最後に説明した引用視点。

齋藤孝さんは流石だと思いました。

どちらが大切と言うよりもどちらも大切にする視点。

読み切ることもあれば読み切れないときには割り切る視点も大切です。