・みんながみんな個人事業主の時代
本書の書名はちょっと長くなります。
「ドラッカーがいま、ビジネスパーソンに伝えたいこと」
ブログタイトル名はビジネスで区切りました。
私は私の感じていることがあります。
これからの時代です。
みんながみんな個人事業主。
みんながみんなフリーランス。
本業とか副業とか関係ない。
意識的にもそっちの流れになるかと思います。
終身雇用制度の崩壊なども叫ばれています。
重要なのは時代に即した働き方に臨機応変で対応できる。
いざ、自分に何か起きたときに柔軟性があるかどうか。
どうすれば生き残れるかどうか。
本書の視点はまさしくですし本質を磨いていきましょう。
書名:ドラッカーがいま、ビジネスパーソンに伝えたいこと
著者:御手洗昭治
出版社:総合法令出版
出版年:2020年1月10日
ページ数:216ページ
本質を示す言葉。
ピーター・ドラッカーからの言葉。
今の時代でも色褪せないと思います。
その言葉を踏まえつつの現代風に書き下ろした新刊。
しっかりと胸に刻むように読ませていただきました。
・イノベーションもマネジメントもリーダーシップも限られた人物にだけ求められるものではない
(P.5) 本文でも繰り返すが、イノベーションもマネジメントもリーダーシップも、限られた人物にだけ求められるものではない。時代は激しく変化している。これまでのような組織共存型のビジネスパーソンは淘汰される時代である。一人ひとりが経営者であり、マネジャーであり、リーダーなのである。
【目次】
はじめに
序章:令和の日本へ向けて
第1章:「経営学の父」が生まれた場所
第2章:自己啓発としてのドラッカー
第3章:新時代を生き抜く戦略
第4章:「マネジメント」を捉え直す
第5章:新しいリーダー像を描く
おわりに
ピーター・ドラッカーの略歴
参考文献
本書の概要と目次でございます。
ピーター・ドラッカーのことまったく知らない。
そのような人もまだまだいると思います。
ドラッカーを知らない人にもわかりやすい。
最初に解説がある。
略歴などもありつつの解説です。
私は何冊かドラッカーの本は読んでいます。
それを踏まえての今の時代の視点を入れられる本書。
大切に読ませていただきました。
(P.27-28) ドラッカーは、経営者のエネルギーは、ゴール、資源、組織構造、従業員に向けられるべきであると説く。そのため、経営者は常に問題解決者であるべきことを強調している。「解決すべき課題や問題は何か」「働いている人びとが自分の所属する組織への貢献となる成果を上げ続ける最も良い方法は何か」を、経営者は自問自答するのである。
経営者のエネルギー。
ゴール、資源、組織構造、従業員に向けられるべきである。
そしてその後の言葉になります。
「経営者は常に問題解決者であるべきこと」
他人におんぶにだっこではなくです。
問題解決者になっていく。
これからの時代は自分自身で考え抜く力。
情報をしっかり取捨選択していく力はもっと重要視されると感じます。
(P.61-62) すべての人びとには得手がある。つまり自分の保持している強み、得意分野を伸ばし、フルに展開する才能や能力のことである。そのためには、まず自分の強みを発見し、それを業務や仕事のベースにする。際立った成果を上げられる分野や業務にフォーカスを当てることが大切である。そうするためには、業務に優先順位を付けることも大事になる。なお、自分の得意分野や弱点は、第三者が知っている場合もある。周囲の人たちの意見やアドバイスにも耳を傾ける必要がある。
他人に聞くということ。
客観的な視点を提供してもらえる。
自分で自己観察して見てみる。
俯瞰的に考えてみる場合です。
弱みよりも強みです。
強みに関しては特に意識した方が良いと感じます。
なぜなら自分では当たり前と思っていること。
実は強みと言えることもあるからです。
当たり前と思わずに強みになっている可能性も考慮しましょう。
(P.66-67) 他人の経験から学ぶことも必要である。自分で経験するのに必要な時間やエネルギーを節約できる。成功を収めたければ、知恵の豊富な人と知己を得ることが必要だ。自分の経験からしか学ばない者は愚かで、他人の経験から学ぶ者は賢者である。歴史は人を賢くするのである。
私もこの視点はとても大切なこと。
忘れてはいけないことだと思います。
自分1人の人生経験や知識量なんてたかが知れている。
他人のことを素直や謙虚さを持って見つめる。
人を見る視点も養ったほうが良いです。
(P.101) 人間はさまざまな問題は付き物で、予期せぬことや悪いことが起こっても、その裏にはそれを補って余りある幸福が隠されている。努力すればいずれはうまくいく。強い精神によって、目的を達成するのに必要なモノ、ヒト、情報、状況を引き寄せる力がわれわれには備わっているのである。
人間塞翁が馬。
良いと思っていたことが悪いことに繋がる。
悪いと思っていたことが良いことに繋がる。
終わってみるまで評価なんて出来ません。
むしろ、死ぬまでと言ってもいいかもしれません。
予期せぬことを受け入れる姿勢。
そのときそのときだけの目先で判断しない。
目に見えるものだけがすべてじゃないという視点。
強い精神を持って前に進んでいきましょう。
【ドラッカーがいま、ビジネスパーソンに伝えたいこと】
・色褪せないドラッカーの視点
【新刊】本質を示す言葉 ドラッカーが今ビジネスで伝えたいことでした。
ドラッカーの視点。
ドラッカーの考え方。
今の時代でも十分に通用する素敵な視点になると感じます。
久しぶりにドラッカー関連の書籍を読んで改めてそのことを痛感しました。