・実生活でもネットでも役立つ技術
説明は速さで決まる。
会社や学校などの実生活。
それにネットでも「速さ」が求められる時代。
例えば、私が書いているブログです。
最近はブログを読む人が減っている。
理由としては「長いから」という理由。
Twitterなら「140文字」で済む。
ただし、140文字と言ってもです。
話が染み込むように伝わる人。
話のピントがズレて伝わる人。
140文字だからこそ逆に伝え方の得手不得手が際立ちます。
私はブログを書いている人間。
ツイートする時のことです。
『140文字以上書いて140文字に削り落とす』
最初から140文字に収まってツイートできることが少ないです。
これは長文志向が身についているからかもしれません(笑)
そんな私も身に着けたい説明するときに役立つ新刊を紹介します。
書名:説明は速さで決まる 一瞬で理解される「伝え方」の技術
著者:中村圭
出版社:きずな出版
出版年:2019年5月21日
ページ数:208ページ
一瞬で理解される「伝え方」の技術。
報告、打ち合わせ、プレゼン、面接などなど。
伝え方を必要とする機会は多いです。
最初でも書いた通りの実生活でもネットでも必須スキル。
学んで損は無い技術ですし私なりの書評をここからはしていきます。
・本書を読んで実践すれば最速で伝わる、説明の近道へ
(P.8) 本書を読み、実践することで、
・途中で言葉に詰まったり、焦ったりせず、最短・最小の言葉で物事を説明できる
・不安でしかたなった説明の場面が、ワクワクするものになる
・説明できないことで低かった評価が、あっという間に改善する
というように、あなたは変わっていくでしょう。
では、いよいよご案内します。最速で伝わる、説明の近道へ。
【目次】
はじめに:説明の悩みは「速さ」が解決する
序章:説明にスピードが求められる時代になった
第1章:ターゲット思考 いらない言葉を削り、適切な言葉を探す技術
第2章:最速説明マップ 説明の要素を把握し、最速ルートをつくる技術
第3章:透明ルート標識 話の道筋を一瞬で理解してもらう技術
第4章:脳内ナビ・ワード 相手を話に引き込んで、最後まで飽きさせない技術
第5章:無意識クラクション ポイントをさりげなく強調して、印象に残す技術
終章:シチュエーション別で見る 「説明のコツ」
おわりに
本書の目次と概要です。
説明の技術。
コピーライターである著者の中村圭さん。
実体験が満載の書籍になります。
説明する機会は仕事に限らずある現代です。
ブログやTwitterなどのSNS。
特にTwitterは140文字です。
最速で伝わるテクニックが役立ちます。
私自身も身に着けておきたい技術が満載でした。
(P.23) 働く時間は短くし、しかし成果は大きくするという「生産性向上」を求められ、現代のトップ層、マネージャー層は時間感覚にシビアになってきています。この短い説明が大事な時代にインストールしてもらいたいのが、「相手の時間を大切にする」という感覚です。
・いきなり長文のメッセージを送ったら重いだろう
・上司に30分時間をもらったけど、短く報告できれば相手に時間の余裕を与えられるんじゃないか
・そもそも最短で伝えるにはどうしたらいいんだろう?
こんな感覚を持てている人かそうでない人かは、送られてくるメールやメッセージを見れば一目瞭然です。いまの時代、異性にも上司にもモテるのは、この感覚を持っている人です。
昨今は「時短」がもてはやされています。
時短というのは「時間短縮」の略です。
何にしても「長い」よりは「短い」の風潮。
たとえば、テレビとYouTubeの関係。
テレビ番組はダラダラと流されます。
しかしながら、YouTubeです。
YouTuberの人が上手く編集している。
短くコンパクトに編集して見やすくしてくれている。
しかも自分で早送りもできます。
YouTuberさんはまさしく。
「説明は速さで決まる」を実践している人が多いと思います。
私自身はどうしても説明が長くなるタイプです。
文章を書くのが大好きなので長くなるんですよね…(汗)
自覚しているので短く上手く伝える技術を勉強中です。
(P.29) 現代のコミュニケーションで、覚えておくべきことがもう1つあります。それが「脳に負担がかかりそうな情報を現代人は受け入れない」ということです。つねに情報で頭のなかが一杯ですから、本当に必要な情報以外は入れたくないのです。最近SNS上のやり取りで増えていると感じるのが、「日本語で話してください」というキーワードです。
日本語で話してくださいはよく聞きます。
というよりも私は最近じゃないと思っています。
なぜなら、私は元2ちゃんねらーだからです。
2ちゃんねるだと昔から「日本語でおk」的な返信がよくあります。
それくらい上手く伝えられない人が多いんですよね。
長文のコメントに対して「3行でよろしく」もよくあります(笑)
つまり、短く速く伝える技術って大切です。
それをより意識する人が増えているのが現代です。
(P.32) だれもが自分にとって有益な情報か否かを一瞬で判断したがっているいまの時代、コピーライターだけでなく、一般の方もこの状況にさらされているように感じます。つまり、「相手に説明を聞いてもらえる前提で話さない。見てもらえる前提で書かない」ことが大事です。僕は12年以上コピーライターをやってきたからか、SNS上の文章などでも、「スッと染み込むように話が入ってきます」「どうやったら同じように書けるのでしょうか」と聞かれることが多いです。どうも、勘のいい人は、違和感なく相手の意識に入っていく文章の重要性に気づいているみたいです。
違和感なく相手の意識に入っていく文章。
この視点は肝に銘じたい。
それと同時に私自身も意識して書く。
文章を届けていきたいと思いました。
コピーライターだけでなく一般の方もこの状況に晒されている。
これは本当にそうだと思います。
有名な人のツイートよりも一般の仲が良いアカウントの人。
そちらの方が有益ツイート連発していることもある昨今です。
私も『有益ツイート連発』できるくらいこの視点を大切にしたいです。
(P.39) 最近、僕の周りの感度の高いビジネスパーソンや社長は、ずっと放置していたツイッターを再開する人が多いです。これは、ネットで自分を説明する場を持つことが、実際のビジネスに反映される時代になったという変化をいち早くかぎつけている人が増えていることの表れでしょう。インターネットは1つの文章、1つの音声、1つの動画が世界規模で拡散し、信じられないくらい多くの人に伝わる可能性を秘めています。ネット上でも長い説明は基本的に好かれません。短く、わかりやすく伝える「速い説明」が必要です。
本書の著者である中村圭さんの説明。
めちゃくちゃ腑に落ちました。
私自身が同じことを思っていた節があります。
同じこととは何なのかというとこちら。
「感度の高いビジネスパーソンや社長は、
ずっと放置していたツイッターを再開する人が多い」
少し前から疑問に思っていたんですよ。
この人ってツイッターずっと止まっていたよね?
最近は意欲的に更新されているけど、どうしたんだろう?
疑問に思うくらいツイッターやめていた人が戻ってきています。
中村圭さんの視点を踏まえて腑に落ちたという話です。
私は基本的に「SNS依存なんて気にするな」のスタンス。
なぜなら、「テレビ依存」なんて叫ばれないじゃないですか?
私も「テレビ依存」が声高らかに叫ばれていたら考えます。
しかしながら、テレビ依存の危険性なんて言われていない。
スマホ依存だけ目の敵にされている。
そこを踏まえての私なりの意見です。
今の時代はSNSを有効活用した方が絶対に良い時代です。
(P.54) 文章の違和感に気づくのは、簡単なことではありません。何度も見返しても、別に悪いところがない気がします。そこで有効なのが音読です。文章を口に出して読んでみる。そうすると悪い点にすぐ気づけます。大体、長くて読みにくい文章には、余計なところがたくさんあります。そういうところは、まるで川の流れが悪くて、ゴミが引っかかって漂っている箇所のように、口頭で読むと詰まります。つまり文章が淀んでいます。読んでいて詰まる所は、どんどん修正したり削ったりする。それくらいの感覚で修正すると、文章の説明はどんどん洗練されていきます。
むしろ、逆説的に言ったらです。
最初から音声にして文章にする。
音声認識で書いちゃえばどうでしょうか。
ぶっ飛んだことを言っていると思いますか?
実はそうでもないです。
メンタリストDaiGoさんや堀江貴文さん。
それに古くはピーター・ドラッカーさんの逸話でしたっけ。
もちろん、その人たちもすべてでは無いと思います。
音声(言葉)を文章に書き起こすエピソード的な話を聞いたことがあります。
音声認識した言葉をそのまま書き起こす。
喋った言葉を書籍や文章にするそうです。
「音読」というところから一歩進んでほんとの話し言葉。
既存の枠から外れていてすごいと思いました。
話が少しソレましたが、読み返す以外に音読は大切です。
【説明は速さで決まる 一瞬で理解される「伝え方」の技術】

説明は速さで決まる ~ 一瞬で理解される「伝え方」の技術 ~
- 作者: 中村圭
- 出版社/メーカー: きずな出版
- 発売日: 2019/05/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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・本書はブログ運営本としてもOK
【新刊】SNS時代に大切な技術 中村圭の説明は速さで決まるでした。
本書の書評カテゴリー。
『考え方・自己啓発・着眼点』のカテゴリーにしました。
着眼点として参考になる部分が多々あると思います。
しかしながら、ブログ運営本としても役立つ視点。
記事タイトルも『SNS時代に大切な技術』と入れています。
ブログやツイッターでも上手く速く伝える技術ってとても大事です。
今の時代だからこそ磨いておきたいテクニックが書かれている新刊でした。