・人は知っている世界しか見ていない
著書を読む。
読んでみてその人の考え方が気に入る。
この人ツイッターやっているんだ。
それならフォローしてツイート見よう。
このような流れが私はよくあります。
結局フォロワー1万人超えだろうが、10万人超えだろうがです。
知らない人は知らないままで生きている。
人間は知っている世界しか見ていない。
見えていない世界はアンテナに引っかかりませんからね。
私はネットウォッチャー。
それにえらいてんちょうさんが話す人。
帯の推奨者である家入一真さん。
対談相手のPhaさんや借金玉さんは知っています。
だからまったく知らないってことは無いはずです。
それでも意識しないと引っかからない。
本書も出版されてから半年。
2018年12月に出版された本でした。
本書を読んでみてえらいてんちょうさんという人がより気になりました。
それくらい仰ることが私のストライクゾーンです。
書名:しょぼい起業で生きていく
著者:えらいてんちょう
出版社:イースト・プレス
出版年:2018年12月16日
ページ数:238ページ
家入一真氏、推薦。
私は家入一真さん大好き。
それにPhaさんや借金玉さん。
この2人の考え方もいいですね。
つまり、読んでみたいと思える書籍。
新刊ではないですけど読んでみました。
読んでみたらえらいてんちょうさんにハマりました。
それでは私の考え方も含めた私なりの書評をここからはしていきます。
・最初から大きなことをやろうとしなければ、いくらでも道はある
(P.7) 大事なのは、これは私だから成功した方法論ではないということです。正直、多少のコツさえつかめば、わりとふつうにできます。そんなに難しくもないし、ギャンブルでもありません。生きていくのはそんなに難しいことではありません。もう会社組織の中で生きていくのが嫌な人、そもそも会社に入れなかった人、会社を辞めてしまった人。起業したけど読みを誤って失敗した人、アルバイトをやってもやっても続かない人。みんな大丈夫です。なんの問題もありません。最初から大きなことをやろうとしなければ、いくらでも道はあります。まあ、読んでみてください。やっていきましょう。
【目次】
はじめに
第1章:もう、嫌な仕事をするのはやめよう
第2章:「しょぼい起業」をはじめてみよう
第3章:「しょぼい店舗」を開いてみよう
第4章:「協力者」を集めよう
第5章:しょぼい店舗を流行らせよう
第6章:「しょぼい起業」実例集
Pha×えらいてんちょう対談:「お金」に執着しない生き方
借金玉×えらいてんちょう対談:草むしりから始める「しょぼい起業」
おわりに
本書の概要と目次です。
私は「社会不適合者」寄り。
だから概要部分が超ストライクゾーンすぎる。
かなり共感しますし大丈夫とか何の問題も無いという言葉。
えらいてんちょうさんから勇気をもらえる文章でした。
最初から惹き込まれ対談部分。
Phaさんと借金玉さんの対談。
こちらもとても良かったです。
私自身はもうアウトローな感じに生きるのは決めています。
でも逆説的に「生きていく手段が無ければ机上の空論」でもあります。
だから本書の「私だから成功した方法論ではない」は参考にしたいです。
(P.24-25) よくないのは、この状態を苦に思う人に「落伍者」のレッテルを貼ってしまうことです。あいつは脱落したんだ。だからもうレースには勝てない。そう言うのは勝手ですが、その「レース」とやらは誰が主催して、誰が勝ち負けを決めるレースなのでしょうか。もちろん誰かが勝手に開催するレースのことなんか右から左へ受け流せる人なら問題はありません。が、往々にして、人は自分のいる世界の価値観しかわからないものです。いつしか、みんな学校を卒業したら、自然とサラリーマンになるものだと思っています。そのサラリーマンの世界は、もうとっくに「全員成功者への道」ではなくなっているというのに。サラリーマンが嫌になったら、辞めてしまえばいい。簡単なことです。
私は先ほど書いた通り。
自分自身を社会不適合者だと思いますしアウトロー。
世間から少しズレている人的に思っています。
でもこれは「ポジティブな意味」で思っています。
別に他人から落伍者のレッテルを貼られてもです。
「どうぞ、どうぞ!」と言えるくらい悪い意味で思っていません。
それに逆説的に言えば同じような立場の人。
私みたいに思えず悩んでいる人や苦に思う人もいるかと思います。
そのときに絶対に私からは落伍者なんて思わない。
むしろ、下には下がいるから大丈夫と言ってあげたいです(笑)
えらいてんちょうさんのように心に響くメッセージ。
私からも送れるようになれたらと感じました。
(P.33) 「生存バイアス」という言葉がありますが、「現にあなたは、いま生きている」わけですから、あなたも生存バイアスは突破しているわけです。喜びましょう。命があれば、どうにでもなります。私も「嫌なことから逃げた人」のひとりです。「嫌なことから逃げた人」なりになんとかやっていっています。そして、あなたがもし嫌なことから逃げても、なんとかやっていく手段の種をあちこちで見つけてきました。それをここでご紹介することにします。
何とか生きているという部分。
生存バイアスは突破している。
そして「嫌なことから逃げた人」という視点。
この書籍って私のために書かれているの?
そんな声を挙げたくなるくらいどストライクの内容です。
この書籍をキッカケにえらいてんちょうさんのツイッター。
今更ながらにフォローさせていただきました。
命があればどうにでもなるという想い。
私自身は「野心家」なのはよく書きます。
それに「諦めない」という話もよく書きます。
本書の視点を参考にして動いていきたいです。
(P.55) 売れようが売れなかろうが、とりあえず店を開けておくと、ときどき「ひとりでタンス運べないから手伝ってほしい」とか「草むしってくれ」とか「洗濯機処分してくれ」とか「冷蔵庫ただでくれ」みたいなよくわからない依頼が入って、お金をもらえたりもらえなかったりするわけですね。別にがんばってないのに、「がんばってるね!」みたいに声をかけてもらうとか、食糧をもらうなどのイベントが起こったりもします。これらのイベントはあとあと役に立ちますので、大切にしてください。のちほど説明します。
当ブログもお店みたいなもの。
私が運営で大切にしているのは「一喜一憂しない」です。
昔は「一喜はしても一憂しない」も掲げていました。
もちろん、気持ちの上下はありますしゼロではありません。
「感情」をエネルギーにしすぎないって感じでしょうか。
「売れようが売れなかろうが、とりあえず店を開けておく」
これをブログ風に言い換えると「毎日更新」だと思います。
アクセスがダダ下がろうが収益がダダ下がろうが何があっても。
毎日ブログ更新は変わらずするのみです。
私も長くブログ運営しているとイベント発生。
これだけ毎日更新していると少し異質ですからね。
今まで近づけなかった人とお近づきになれる。
向こうからお声がけいただく機会も増えました。
この場を「より大切にしていこう」と決意できます。
(P.70-71) 突然ですが大手化粧品・健康食品会社の「DHC」って会社がありますよね。この会社、なんで「DHC」という名前なのか知ってますか? じつは「大学(D)翻訳(H)センター(C)」の略なのです。もともと、洋書の翻訳を請け負っていた会社が、その事業で得た知識をもとに、化粧品・健康食品を開発して大当たりした、という感じです。いまはリゾート事業や映像事業・ラジオ局の経営まで手を広げていますが、スタートは流れに身を任せた感じたったわけです。私の実感としては、「しょぼい起業」をする各位が狙うべきはこの形だな、と思います。
これは「へぇー」といえる雑学です。
そのへぇーと同時に「おやっ?」と思いました。
『そう言えば、DHCの本を書評したような…』
そこで調べてみました。
〆科学的に正しい英語勉強法
〆DHC(ディーエイチシー)
去年、書評した書籍。
メンタリストDaiGoさんの英語勉強本です。
こちらがまさしくDHCからの出版でした。
洋書の翻訳を請け負っていた会社の英語勉強本。
そのように思うと出版社はおかしくないわけですね。
今のDHCを想像すると健康食品会社がなんで?
そんな印象ですが、謎が解ける雑学でした。
(P.107-108) 先にSNSで人気になってしまえばいいのです。SNS発信で人気になったお店、いっぱいありますね。海外からやって来て、カレー屋さんを開いたものの、お客さんが来なくて困っていた店主の人がtwitterで悲痛な叫びをあげて、それが拡散して人気店になった、という例もありました。下町の住宅街にある、ある大衆居酒屋さんは、居酒屋経営者ならではの毒舌twitterが人気で、何度も居酒屋経営者ならではの視点のツイートがバズっています。先にSNSで人気を集めることの何がいいのか。まず、商圏が広がります。
私はTwitter廃人(ツイ廃)。
ツイートする方も好きですが見る側の視点。
えらいてんちょうさんが引用で言われている通り。
Twitterをキッカケにして好きになった店舗。
この人のお店が気になるという人は多いです。
毎日のようにアカウントを見ていると親近感わきます。
それにお店の美味しそうな写真を挙げてくれる人もいます。
見ていると「この人のこのお店だから行ってみたい!」と思えます。
最後の「商圏が広がる」という部分に繋がるんですよね。
愛知県の私が知りえない素敵なお店を知れるわけです。
足を運んでこのお店で1度は食べてみたいとキッカケになります。
【しょぼい起業で生きていく】
・今は選択肢が多い時代
逃げても構わない!! えらいてんちょうのしょぼい起業で生きていくでした。
会社に不平不満がある。
会社に限らず私生活に不満でも構いません。
本を読んでみると視野が広がります。
発想の転換で自分にも出来て人生がガラッと変わる出来事。
もしかしたら本を読んでみて見つかるかもしれません。
その1冊が「しょぼい起業で生きていく」になる可能性。
私は大げさでもなくありえるのではと思える素敵な1冊でした。