・本書の視点はとても役立ちます
本書の書名。
経営者向けのビジネス書。
チームリーダーなど活躍している人。
そういう方面のお硬い書籍だと思いました。
しかしながら、「チーム」という視点。
いろんなところで出来上がるじゃないですか?
小さなチームを組む可能性。
学生さんが共に行動するのもチームです。
主婦の方がママさんバレーで一緒に活動するのもチーム。
そのように考えるといろんな人に役立ちます。
それに1人では成しえないことです。
人それぞれの得手不得手があります。
個の時代と言われる昨今です。
しかしながら逆説的に「チーム化」は大切なんじゃないでしょうか。
私が「チームって素晴らしい!」と思った出来事。
それはメンタリストDaiGoさんのニコニコ生放送です。
これは先日、書評した新刊。
「コミュ障でも5分で増やせる超人脈術」にも通ずる部分なのは書いておきます。
チーム化の大切さは知っていたので今回の麻野耕司さんの書籍も参考になりました。
書名:THE TEAM 5つの法則 (NewsPicks Book)
著者:麻野耕司
出版社:幻冬舎
出版年:2019年4月3日
ページ数:282ページ
NewsPicks Bookの新刊。
死ぬこと意外かすり傷でも有名な編集者。
箕輪厚介さんが編集した書籍です。
麻野耕司さんの熱量。
伝えたいことがすごく理解できる書籍でした。
難しいことをわかりやすく。
この視点があるのがうれしいです。
噛み砕いてくれたおかげ私も理解度が高まりました。
そんな素敵なNewsPicks Bookの新刊を書評します。
・理論的かつ体系的な「法則」で科学的に解き明かす本
(P.4-5) 本書はチームを「精神論」や「経験則」ではなく、理論的かつ体系的な「法則」で科学的に解き明かしていきます。経営学・心理学・社会学・言語学・組織行動学・行動経済学など、様々な分野の学術的知見の助けを借りながら、それらをビジネスパーソンだけでなく、学生や主婦の方々も活用できるように分かりやすく「チームの法則」に落とし込みます。そして、「チームの法則」はできるだけ数式や図に落とし込み、「国語」のように感覚的に理解するのではなく、「算数」のように再現性を持って活用できる内容にしています。
【目次】
はじめに:売上、時価総額を10倍にした「チームの法則」
第1章:Aim(目標設定)の法則【旗を立てろ!】
第2章:Boarding(人員設定)の法則【戦える仲間を選べ】
第3章:Communication(意思疎通)の法則【最高の空間をつくれ】
第4章:Decision(意思決定)の法則【進むべき道を示せ】
第5章:Engagement(共感創造)の法則【力を出しきれ】
特別収録:チームの落とし穴
最終章:私たちの運命を変えた[チームの法則]
終わりに:チームから組織へ
【巻末収録】:[チームの法則]の学術的背景
本書の目次と概要です。
学生や主婦の方々も活用できる。
この説明があるの有り難いですよね。
私も本書を読む前です。
果たして私に役に立つだろうか?
チームって経営者やまとめあげる人。
立場的なことが大きいと感じていました。
だから冒頭にこの説明があるのは大きいです。
本書の視点は必ずやあなたにも役立つと思います。
(P.30) チームをチームたらしめる必要条件は「共通の目的」です。小学校の登校も、「みんなで安全に登校する」というような「共通の目的」を持って初めてチームになります。「みんなで安全に登校する」という目的があるからこそ、上級生と下級生が混ざった班をつくろう、時間通りに集合しよう、上級生は下級生に気を配ろうといったチームプレイが生じ得るのです。
記事タイトルにも冒頭にもです。
学生さんや主婦の方にもと書きました。
学生さんって「小学生」でもなんですよね。
このような視点があるので参考になります。
活かせる部分が誰しもあると思います。
「グループ」と「チーム」の違い。
何となくは理解している人も多いと思います。
それをしっかり落とし込めるのが本書です。
チーム化を意識するときに必ず役立つのが本書だと思いました。
(P.38) 実際にこの本をつくる過程においても、「日本全体のチーム力を高める」という意義レベルの目標があることによって、担当編集者の箕輪さんから「じゃあ、リーダー以外の人にも役に立つ本にしましょう」「何故、今、日本にチーム力が必要なのかを『はじめに』でしっかりと伝えましょう」「誰でも覚えられるように法則の頭文字を繋げると言葉になるようにしましょう」『書籍を沢山買ってくれた人にはチームづくりの研修に参加する機会を提供しましょう』などのアイデアを出してもらうことができました。
本書は麻野耕司さんが素晴らしいのは確かです。
だからココは前提として置いておいてください。
とは言え、箕輪厚介さん編集は大きい。
そのように思ったエピソードです。
失礼も承知で書きたいと思います。
「NewsPicks Book」というブランド。
箕輪厚介さんは編集長の役割。
だから編集せずとも関わっていないのは無いというのは前提です。
前提ですが、箕輪さんが「編集者」としてクレジットされている書籍。
やっぱり違いがありますね…。
正直に書きたいと思います。
箕輪厚介さんが編集していない本。
NewsPicks Bookとして出版されている書籍。
何度も読み直したいと思える書籍がまだ無いんですよ…。
肌感覚なのか何なのかはわかりません。
ただ、読み辛いだったり何度も読み直したいと思えない。
そのように思える書籍が本当に多いです。
逆に言えば、箕輪厚介さんのスタンスです。
引用部分に関わる話。
私が本書を読んで良かったのはその部分。
読み始めは私に役立つかな?と半信半疑なのは書きました。
そこを「視野を広げる」という意味で箕輪厚介さんのアドバイス。
素晴らしいと思ったエピソード部分になります。
(P.75-76) 似たようなタイプの能力を持ったメンバーでチームづくりをするか、異なるタイプの能力を持ったメンバーでチームづくりをするか、これも0か100かではなく、グラデーションです。自分たちのチームが置かれた状況に合わせて、メンバーは均質的であるべきなのか、メンバーに多様性を持たせるべきなのか、どちらをどの程度重視するかということを意識しながらチームづくりをすることで効果的なメンバー選びができるはずです。
「多様なメンバーがいるチームが良いチームだ」
これが必ずしも間違っているわけではありませんが、状況によっては、
「均質なメンバーがいるチームが良いチームだ」
とも言えるでしょう。
言われてみたらの視点です。
私がリーダーだったらやってしまう部分。
「多様性があるメンバー」
「個性があるメンバー」
要は全然違う感じに集めてしまいます。
週刊少年ジャンプの人気作品。
ハンターハンターの「幻影旅団」なポジション。
あのような多様性を描こうとしてしまいます(笑)
だからこそ、なるほどと思えるお話です。
均一性があるメンバーが悪いってわけではない(多様性も勿論)
どちらをどの程度重視するかを最初に意識しながらが大切です。
(P.94) ルールの細かさは一定以上を超えると効果が下がっていってしまいます。ある程度まではルールを設定し、ある程度以上はコミュニケーションで担保する、というのがチームにおけるメンバー同士の効果的・効率的な連携におけるポイントです。
「チームにはコミュニケーションが多ければ多い方が良い」
ではなく、
「チームのコミュニケーションは少ない方が良い」
と考えるべきです。
Communication(意思疎通)の法則では効果的なルールとコミュニケーションの設計方法を解き明かしていきたいと思います。
10年以上前の話。
私は音ゲーチームのリーダー。
昔よくあった「○○同盟」などの運営。
そのようなサイトの運営などをしていました。
そのときに必要最低限だと思って作っておいたこと。
あらかじめの「ルールづくり」になります。
無法地帯だと変な人も入ってきます。
最低限の範囲でルールを決めておく。
マナーにも繋がりますし大切だと思います。
とは言え、この「最低限」がなかなかクセものです。
がんじがらめにしすぎると引用の通りです。
効果が下がってしまうのは今だからこそ実感します。
その当時に本書を読んでみたかったと思う部分。
めちゃくちゃ参考になっただろうと思いました。
(P.217) 短期間で急成長を遂げたIT企業のサイバーエージェントでは、この「議論」のプロセスを経営チームにうまく組み込んでいます。「あした会議」という役員合宿では、それぞれの役員が社員たちとチームをつくって、社長に対して新規提案をします。その提案にGOサインを出すのは藤田社長ですが、実際に沢山の提案がこの合宿で可決されます。サイバーエージェントが藤田社長のトップダウンの意思決定スタイルと役員の積極的なコミットメントを両立している好例です。チームが「”あのヒトが言っているから”という落とし穴」に陥らないように、「議論」をチームの中に適切に埋め込む必要があります。
ここにきてようやく話します。
昨今は「オンラインサロン」が流行っています。
西野亮廣さんや箕輪厚介さんや堀江貴文さんなどなど。
著名人が立ち上げたオンラインサロンが話題に挙がることが多いです。
私は《今はまだ》オンラインサロンに所属していません。
ただ、オンラインサロンに所属したときの視点。
著者の麻野耕司さんが仰る視点は大切にしたいと思います。
というのも、オンラインサロンの運営者。
「教祖様」では無いんですよね。
これは著名人に限らず一般の人でもそうです。
今は誰しもがオンラインサロンを作ることができます。
そのときに必要以上に「へりくだる感じの人」が多い印象があります。
これは「楯突いたり無礼を働け」とは違います。
礼儀やマナーはあって当然です。
要は、「ペコペコ頭を下げすぎ感」というニュアンス。
そんなに必要以上にならなくていいのにって思います。
これは斎藤一人さんが書いていたこと。
関連会社の社長さんには頭を下げるなと言っているそうです。
どうしてかと言うと、その人も社長さんですよね?
斎藤一人さんは大社長さんと言えどもです。
必要以上に頭を下げていたら社員さんはどう思う?という視点。
権威が下がりますし自分の社長さんがペコペコしているのは嫌ですよね。
これをSNS上でやっている人がほんと多いと思います。
引用に絡めるとこちらの視点もほんと思います。
「”あのヒトが言っているから”という落とし穴」
オンラインサロンが全盛の今だからこそです。
もちろん、全部を全部で無視していたら学んでいない。
何のために所属しているの?になってしまいます(笑)
だからリーダーの意見はきっちり聞いて実践するは大切です。
そこは前提としての別の角度での話になります。
運営者やリーダーだとバイアスが掛かるじゃないですか?
たとえば、私は本書の担当編集者の箕輪厚介さんが大好きです。
大好きですが、箕輪編集室には所属していない人ではあります。
箕輪厚介さん、さすがとか箕輪さんの視点はやっぱりすごい!などなど。
所属はしてないものの、箕輪さんには既にバイアスが掛かりすぎています。
最近、箕輪厚介さんが幻冬舎関連で少し炎上していました。
そのときに私がコメントしても箕輪さん寄りの意見。
世間がおかしくて箕輪さんが正しいにバイアスが行くのはわかっています。
それを踏まえてコメントはしないようにして物事を客観的に見る。
この騒動ってどういう経緯で何が起きているんだろう?と改めて検索しました。
「あの人が」はときに冷静さを失い妄信的になるので注意が必要です。
【THE TEAM 5つの法則 (NewsPicks Book)】
・私がオンラインサロン運営を始めたら
【新刊】学生や主婦の方にも役立つ 麻野耕司のTHE TEAM 5つの法則でした。
最後に書いた通りになります。
最近は「オンラインサロン」が流行っています。
オンラインサロンは誰でも運営者になれます。
つまりは「チームを束ねる」ことは誰しもがありえます。
ネット時代の今だからこそ多様に役立つのが本書だと思います。
私は前に「オンラインサロン運営者が向いているのでは?」と書きました。
音ゲーチームのリーダーや同盟サイトの管理人をやっていた話。
それにチャットサイトでみんなの話を聞く部屋主もよくしていました。
今は「個の力」で1人で立ち向かっている部分が大きいです。
でも、ゆくゆくは「チーム化」に行くのかな?と思う部分。
否定は出来ないので本書があるということは忘れないでおきたいです。
それくらい今の私でも役立つ視点や「気づき」を得ることができました。
だから現時点で「チーム活動」している人は特に参考になる視点が多いと思います。