・自己発見することの大切さ
自分について。
自分のことよく分かっている。
でもこれって意外と曖昧だったりします。
自分のこと分かっている「つもり」の場合が多いです。
だから定期的に自分のことを考える。
ノートなどに向き合う時間をつくる。
自問自答したりして内面を探る。
こういうことをしておくことが大切。
自分を知るというのは武器になります。
自分の中にしっかり軸がある。
行動はブレたとしても「芯」の部分がブレていない。
この人は人間としての軸がしっかりしている。
そのように感じる人も多くいます。
自分を見つめ直すキッカケにもなる素敵な新刊を紹介します。
書名:夢をかなえる自己発見ノート
著者:ハクノブアキ
出版社:学研プラス
出版年:2019年3月26日
ページ数:197ページ
9マスで才能が開花する。
メインは9マスを使用した自己発見ノート。
しかしながら、今回の私なりの書評。
この部分に触れることはございません。
というのもメインが素晴らしいのは当たり前。
それを補う解説部分からして素晴らしかったからです。
ワークに取り組む前段階からしても自分発見できる。
考え方を変えて突き進む。
感情の揺れ動きを見据えて進める原動力となる1冊になると思います。
それではここからは私なりの書評をしていきます。
・あなたの夢が叶うストーリーはあなたの中にだけある
(P.6-7) この本は、よくある成功哲学書のようなものとは少し違います。それらもすばらしいのですが、「世界の誰かが、その方法でうまくいった実例」でしかないのです。この本は「あなただけの本」。「自己発見ノート」を描くことで、あなたの夢をかなえる「人生のストーリー」を完成させるための本です。私は、自分が描いたノートのストーリーにそって夢をかなえましたし、これからもかなえていきます。実践者のみなさんも、それぞれのストーリーにそって、それぞれの夢をかなえ続けています。あなたの夢がかなうストーリーは、あなたの中にだけあります。
【目次】
はじめに:あなたが歩んできたストーリーの中に才能は眠っている
第1章:めちゃくちゃ誤解されている「夢」の真実
第2章:夢をかなえる「自己発見ノート」の使い方
第3章:無限のモチベーションの源泉は「価値観」にある
第4章:才能は「パターン」の中にある! 才能発見ワーク
第5章:夢をかなえる「出会い」の魔法
第6章:「思い出したくもないあの日」が、あなたの宝物
第7章:実例 夢をかなえた自己発見ノート
おわりに
本書の目次と概要になります。
取り組みやすいワーク。
著者のハクノブアキさんの説明もわかりやすい。
ノート術としては書くモチベがまず上がる。
スタートラインとして書くキッカケって大切です。
その意味でいうと本書のワークをすぐに実践したい。
自分も自己発見したいとすぐに思える1冊でした。
「夢をかなえる」というワードはどうしても自己啓発的なノリをイメージ。
そのようにイメージする人もいるかもしれません。
そうでは無く本書の場合は自分自身をもっと知ろう。
大枠でいうと自分を知るからこそ夢をかなえられるという方向性です。
(P.16-17) 私が考える「夢」とは、「自分が理想としている状態・状況」を指します。「夢をかなえる」とは、究極的なことを言ってしまうと、幸せに生きることそのものです。夢は、幸せであり続けるために「常に持つべきもの」で、その夢をかなえ続ければ、あなたの人生は幸せであり続けることになります。そしてその夢は、誰だってかなえることができるんです。誰だって夢はかなえられると言いましたが、夢をかなえるには必要なことがあります。それは、自分の「才能」に気がつくこと。夢を諦めてしっている人の多くが、自分の才能の存在に気づいていません。ここでいう「才能」とは、世の中で言われている「たぐいまれな秀でた能力」ではなく、「あなたが無意識に、いつの間にかやっていること」を意味します。
まず最初に夢の定義。
著者のハクノブアキさんの夢の定義です。
「夢」と一言でいっても漠然としてますよね。
著者の思う視点が書かれていると参考になります。
「夢をかなえるとは幸せに生きることそのもの」
夢をかなった自分というのは幸せな毎日を過ごしています。
その視点で考えると確かにと思いました。
その夢をかなえるための方法が見つけ出すキッカケを作ってくれるのが本書です。
(P.22-23) あなたが持っている価値観にそった行動ができれば「いい感じ」ですから、エネルギーも上がります。しかし外的要因で本来の価値観と違う行動を取らざるを得ない状態になると「何か違う」という違和感を抱き、エネルギーは下がります。常にあなたの行動と心の状態は、この価値観によって決められているのです。夢をかなえるためには、あなたの行動を、無意識に支配している価値観を知って、行動(結果)を自由自在にコントロールできるようになることが大切です。
自分の価値観って意識していますか?
私は「価値観日記」を毎日つけています。
これの何がいいかというと自覚するんです。
それに毎日のように触れているから良し悪しも把握できてきます。
要らない価値観は違う価値観に変容させていく。
今の行動を縛っているのはあなたの価値観かもしれません。
その現状が嫌なら価値観をアップデートしていく意識も大切です。
(P.30) 目標とは「達成したか・しなかったか」だけで見るものではないのです。大事なのは「どこまで進んだかがわかる」ということです。これが見えると、次の目標にどのくらいの努力が必要かが見えてきます。「めじるし」ですから、進捗状況を見るためのツールと考えましょう。無限の可能性の海で船をこぐ私たちにとって、舵の方向をつねに示してくれる道標なのです。
目標を立てたのはいいけど未達成。
目標の挫折ばかり繰り返したり到達する前に諦める。
そのようなことが多くあるとです。
諦めグセと言いますか目標を立てなくなると思います。
そうなってしまった人には勇気がもらえる言葉です。
例文でありましたが、東京から大阪まで自動車で行く。
朝9時に到着しなくちゃ行けない。
約8時間くらいだから深夜1時に出発しよう。
しかしながら、渋滞など含めて予期せぬ出来事が起こるかもしれません。
それはそれで仕方がないということ。
目標を立てることによってそれに近い時間に到達できるのは事実です。
もし、最初から目印がなく「数時間後にどこかへ到着」にしていた場合。
どこに行ってしまうかも到着時間もわかりません。
そう考えると達成したか・しなかったかだけで見るものではない。
「どこまで進んだかわかる」状態にしておくことの大切さ。
私も改めて「目標」についての考え方を変える良いキッカケになりました。
(P.73-74) 自己嫌悪は「望む行動」と「価値観」がうまくつながっていない状態から生まれるのです。私たちは無意識的に、価値観にそった行動をとろうとします。逆にいうと、価値観にそっていない行動は続けられません。健康のために「運動という行動」を続けられる人は、「健康という価値観」が非常に重要で、この2つがマッチしているから続けられるのです。ということは、あなたが望む行動と価値観をうまくつなぐことができれば、継続可能ということになります。そのためには「あなたにとってうまくいく価値観」を知る必要があるのです。
価値観にそっていない行動は続けられない。
あなたが望む行動と価値観をうまく繋げば継続可能。
だからこそ価値観を知ろうという話です。
私も『はてなブログ継続日数』のことはよく言われます。
しかしながら、無理してブログ更新しているわけではないですからね。
これは本書でいう価値観がうまく繋がっている。
私の価値観がそのようだから毎日のブログ更新が楽しくできている。
それだけの話しなのかもしれません。
逆に言えば、筋トレなどの運動習慣が途切れてしまう。
このようなことは価値観を見直してから取り組んでみるのも大切だと感じました。
(P.85) 価値観とは「自分が行動を選ぶ基準」ですから、一番うまくいっているときのあなたの価値観を知れば、おのずと「一番うまくいく行動」を選ぶことができるのです。
本書の何がすごいかというとワークのやりやすさ。
具体的な質問で気づいていない部分を気づかせてくれる。
価値観チェックリストなどもあるので目を通すだけで気づける。
ワークに取り組みやすい仕組みがあちこちにあります。
書名が「自己発見ノート」です。
書いて書いて書きまくりたくなる1冊じゃないでしょうか。
まさしく自己発見が簡単にできる1冊でした。
【夢をかなえる自己発見ノート】
・本書を参考にして価値観を見直そう
【新刊】ワークや質問がわかりやすい 夢をかなえる自己発見ノートでした。
私は価値観日記を毎日つけていると書きました。
その重要性をあらためて感じることができた新刊です。
自分のことは知っているようでいて知らないまま生きているのが自分。
逆に言えば自分のことを知っていることは強みであり武器になります。
本書を読みながら実践すれば必ず自己発見できると言える内容です。