【新刊】無駄は無駄じゃない説 チャンスはムダなことから生まれる

・中谷彰宏さんの書籍25冊目の書評

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当ブログではお馴染みの著者。

中谷彰宏さんです。

今回の新刊で書評数が25冊になりました。

この25冊という数字は断トツTOP。

1番多く書評している著者が中谷彰宏さんです。

 

中谷彰宏さんの著作の良さ。

私は「自己啓発」では無いんですよ。

もちろん、考え方を参考にする部分もあります。

ただ、それ以上に「マナー」や「着眼点」です。

読んでいての気づきが半端ないので大好きだったりします。

 

マナーに関しては肝に銘じたいと思う部分。

それに知らなかったことも多いです。

マナー違反と知らずにやりそうな行動。

そのようなことも多々書かれているのでいつも参考にさせていただいています。

今回の新刊は「ムダ」について中谷彰宏さん流に解説されていますよ。

 

チャンスは「ムダなこと」から生まれる。――自分の価値に気づく56の方法

 

書名:チャンスは「ムダなこと」から生まれる。 自分の価値に気づく56の方法

著者:中谷彰宏

出版社:現代書林

出版年:2018年11月16日

ページ数:224ページ

 

コスパの良くないことをしよう。

昨今はAI化の社会が到来する。

人間らしさという部分を改めて尊重する書籍。

人間だからこそを大切にしよう的な書籍が増えてきている印象があります。

その1つが効率的なAIの真逆の「ムダ」なことだと思います。

チャンスはムダなことから生まれるとはどういうことか私なりの書評です。

 

・はてなブログ継続日数1881日という過剰な数字は一種のムダだけどそれが個性になり価値になるという話も最後に書いてみた

[この本は、3人のために書きました]
(1) ムダなことが、もったいないと感じてしまう人。
(2) ムダをしていることに、クヨクヨする人。
(3) 個性的な魅力や余裕をつけたい人。

 

【目次】
PROLOGUE:効率より、ムダなことが、上回る
CHAPTER1:ムダを承知で準備のできる人に、逆転のチャンスが生まれる。
CHAPTER2:会う時間を惜しまない人に、出会いのチャンスが生まれる。
CHAPTER3:気づかれない親切のできる人に、一流になるチャンスが生まれる。
CHAPTER4:ムダな遠まわりをする人に、楽しむチャンスが生まれる。
CHAPTER5:見返りを期待せず動ける人に、運と出会うチャンスが生まれる。
CHAPTER6:結果にはこだわらずに極める人が、成功のチャンスを引き寄せる。
EPILOGUE:合理的なことだけしていたら、進化しない

 

本書の目次。

それに中谷彰宏さんの書籍ではお馴染み。

「この本は3人のために書きました」です。

私は基本的にムダなこと大好き。

「無駄は無駄じゃない」を掲げています。

 

ただ、効率という部分を求めてしまうのはあります。

時間は有限を意識しすぎると陥りがちだと思うんですよ。

3人のために書きましたの1や2のタイプの人はそうだと思います。

そういう意味では無駄は無駄じゃないを掲げている私です。

それでも該当してしまう部分は読んでいて多くありました。

その時にこういう心構え良いと思えるのが中谷彰宏さんの著作であります。

今回も素敵な着眼点を学ばせていただきました。

 

(P.30) 日常生活でも、「どちらがすぐに役に立つか」という基準で物事を決めるのは、ムダを排除する考え方です。ムダの定義は、「役に立たないもの」ではありません。「すぐに役に立たないもの」です。たとえば、ソロバンは電卓に取って代わられました。それが、パソコンやAIの時代になりました。今ソロバンを習うことは、一見ムダです。実際は、ソロバンを習うことによって集中力がつきます。その集中力が、何に生かされるかはわかりません。でも、いつか必ず何かの役に立ちます。形の見えないものに投資することが、「ムダ」にトライするということなのです。

 

おっしゃる通りですよね。

今からソロバンを習った所でですよ。

電卓などで計算なんてあっという間にできるわけです。

一見すると「ムダ」と思われることかもしれません。

しかしながら、「集中力がつく」という側面もあるわけです。

 

日常生活で言うと「スマホゲーム」などもそうだと思います。

スマホに限らずゲーム全般と言っても良いです。

「ゲームなんて時間の無駄」って仰る人。

書籍で山ほど出てくる話です。

肯定している人を見たこと無いってくらい定番だと思います。

でも、私はゲームをやるのって無駄じゃないと感じています。

 

それこそ、ソロバンと同じように私は集中力をいただきました。

私自身が特に音ゲーマーなのもあります。

PERFECT判定取るためにめちゃくちゃ集中するじゃないですか。

それにフルコンボを目指してる時は神経を研ぎ澄ませています。

私にとってはゲームは「たかが、ゲームじゃない」んですよね。

だから、色んな書籍でゲーム否定する人が多くても私自身は否定しません。

本当に学べることも多いですし人生の中で役立つことはゲームからも学べます。

 

(P.46) ムダができる人は能動的になります。ムダができない人は受動的になります。ムダをするかしないかで、能動になるか受動になるかが分かれるのです。できるだけムダを排除しようとすると、いつの間にか誰かの受け売りになって、自分の人生を生きられなくなります。ムダをすることによって、初めて自分の人生を生きられるのです。

 

無駄が出来る人は能動的。

無駄が出来ない人は受動的。

この視点があったか!と納得しました。

例えば、あなたが旅行に行くとします。

最初から決まっているパッケージツアーは受動的です。

自分が考えて旅行するのは能動的です。

 

インターネットサーフィンもそうじゃないでしょうか。

昨今はGunosyやらスマートニュースなどなど。

自分から探さずとも情報がまとまっているサイトが多いですよね。

そういう意味では受動的に情報を受け取っている人は多いかもしれません。

でも、どこに自分のお気に入りサイトや役立つサイトがあるかはわかりません。

無駄になるかもしれないけど、ネット上を自分で探し回る行為も良いですよ。

 

(P.96-97) 私の映画好きのたった1人の親友が、「『世界から猫が消えたなら』をナマで見たの? うらやましい。僕はインフルエンザで見られなかったんだよ」と言っていました。今の時代、いくらでもDVDを借りて見られます。私の大学時代にレンタルがあったら、レンタルで見てしまっていました。それができなかったのが、よかったのです。そのムダなエネルギーは、効率では得られません。DVDではなく映画館で見ることに重みがあるのです。

 

2019年は「映画館で映画を見る!」を掲げたい。

私もこういう視点で価値を感じるタイプです。

 

劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケールを映画館で視聴した。

映画 ノーゲーム・ノーライフ ゼロを映画館で視聴した。

大スクリーンで見ていた人は羨ましいと思ってしまいます。

 

今だと「ラブライブ!サンシャイン!!  The School Idol Movie Over the Rainbow」です。

ラブライブサンシャインの映画も劇場のスクリーンで見ないと後から後悔しそうw

映画の3週連続リリース楽曲はすべて聞き込んでいるんですよ。

映画の中で楽曲がどのように使用されているのかも気になるところ。

実際に映画見て楽曲を聞くと印象が変わるだろうなって思いつつの見たいです。

 

(P.111-112) ある時、母親に「妹にごはんをあげておいて。カレーつくってあるから」と言われました。私は、よく町の映画館に行って、帰りに喫茶店に寄ってカレーを食べて帰ってきたりしていました。家のカレーは、ごはんの上からルーがかかっています。喫茶店のカレーは、ごはんとルーが左右に分かれています。それも斜めに切った分け方です。私がその喫茶店のカレーの盛りつけをすると、妹は「お店みたい」と言いながら、それを全部混ぜて食べました。お店みたいな盛りつけをしても、どうせ混ぜて食べるのだからムダなことです。なくてもいいことを考えるのが、デザインです。

 

うちのカレーも「ごはんの上からルーがかかっている」タイプ。

だからこその小さいことだけどの引用部分の例って良いと思います。

そして私も結局は混ぜ混ぜして食べてしまうタイプですw

これって「キャラ弁」なんかもそうですよね。

食べるだけを考えたらキャラ弁は「ムダ」な行為だと思います。

でも、キャラ弁にしてくれたりキレイな盛りつけはその行為が嬉しいですよね。

小さいムダなことが実はムダなじゃないと言えるんじゃないでしょうか。

 

(P.123-124) 自分に個性をつけたいと思うなら、「それはしなくていいでしょう」というムダなことをすればいいのです。「頼まれてもいないのに考える」というのが私の個性です。本を1000冊書くのは過剰です。過剰は、一種のムダです。しなくていい過剰なところに、その人の個性が生まれるのです。
[中略]
今していることが楽しくないと思ったら、減らすのではなく、増やすことです。楽しいから、過剰になるのではありません。過剰だから、楽しくなるのです。楽しみは、過剰の中にあるのです。

 

私のはてなブログ継続日数。

本日で「1881日」になります。

私のブログ日数に言及いただく機会が今年は本当に多いです。

しなくていい過剰なところに個性が生まれるという言葉。

ここまでやり切ると個性も出てきて唯一無二になれてきたかもしれません。

 

そして[中略]からの言葉も大切です。

私はブログ書くのが大好きな人間。

でも「マンネリ感」はやはり人間ですからあります。

その時の視点として役立つのがこちらだと思います。

あえて「増やしてみる」という行動。

つい、減らす方に目が行きがちですけど逆です。

こういう時こそ減らさずに増やす方に行動を向ける。

増やしてみると楽しくなるは私自身も実体験としてあるんですよね。

 

【チャンスは「ムダなこと」から生まれる。 自分の価値に気づく56の方法】

チャンスは「ムダなこと」から生まれる。――自分の価値に気づく56の方法

チャンスは「ムダなこと」から生まれる。――自分の価値に気づく56の方法

  • 作者: 中谷彰宏,「元気が出る本」出版部
  • 出版社/メーカー: 現代書林
  • 発売日: 2018/11/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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・まとめ

【新刊】無駄は無駄じゃない説 チャンスはムダなことから生まれるでした。

私も本を沢山読んでみて少しばかり「効率厨」になったことがあります。

別に効率を求めるという行為自体のすべてが悪いわけではございません。

人間が生きていられる時間は有限ですし時間は大切ですからね。

重要なのは「すべてのムダを排除しない」という心がけだと思います。

極論を言うとどう転ぶかわからないのでムダを考え過ぎもよくなさそうです。

本書を読むとムダと思える行動に対しての意識が変わるんじゃないでしょうか。