【新刊】まず気づいていこう 松尾たいこの暮らしのもやもや整理術

・日常生活のモヤモヤ減らしていけます

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もやもや。

モヤモヤ。

……もや……もや……。

最後はカイジのざわざわ風に少し書いてみたりw

「モヤモヤ」という言葉からの印象。

 

「モヤモヤ」って人それぞれの角度がありますよね。

わかりそうでわからなくて自分の中で「モヤモヤする!」というモヤモヤ。

なんであんな態度取るんだろうと言った感じの感情的な「モヤモヤ」など。

使い方によって意味合いも変わってくるんじゃないでしょうか。

そんな「モヤモヤ」についての大全と言えるのが本書かもしれません。

 

※家事が回らない

※部屋が片づかない

※人間関係がうまくいかない

 

日常生活のモヤモヤする部分。

人それぞれ「モヤモヤ」しやすい箇所ってあると思います。

そのモヤモヤに対しての対処方法がたくさん書かれています。

著者の松尾たいこさんの工夫を日常生活に取り入れる。

取り入れたいことが見つかる「モヤモヤを整理できる」本だと思います。

 

 

書名:部屋が片づかない、家事が回らない、人間関係がうまくいかない 暮らしの「もやもや」整理術

著者:松尾たいこ

出版社:扶桑社

出版年:2018年9月27日

ページ数:255ページ

 

その感情に気づくだけで生きるのがラクになる!

「モヤモヤ」ということで感情方面の書籍。

メンタル本と思われる人もいるかもしれません。

私も読む前まではそのように思っていた1人です。

 

しかしながら、本書は著者の松尾たいこさんの整理術。

メンタルに特化しているというわけではございません。

それに「ミニマリスト」や「断捨離」とは少し違います。

松尾たいこさんも本書でそのように述べています。

確かに整理はするんですけど基準はゆるいですよ。

何ごとも「モヤモヤ解消」には私も気づくことだと思います。

それでは、ここからは私が気になる部分を掻い摘んで紹介していきます。

 

・モヤモヤ整理する方法が満載です!

(P.6) 「自分が幸せじゃないと、人を幸せにできないよ」
よく言われる言葉ではありますが、確かにそのとおりです。自分が楽しい気分じゃないと、人には優しくできないもの。まずは「自分をごきげんに楽しく」から。人はいつからでも、何歳からでも変われます。一緒に小さな喜びを増やして、今日よりも明日の方が楽しいと思える人生を重ねていきませんか?

 

【目次】
はじめに
Chapter1:「もやもや」は滞りのサイン
Chapter2:ものを減らして整える
Chapter3:家事の最適化
Chapter4:人間関係の「もやもや」に切り込む
Chapter5:手放すことでどんどん自由になる
おわりに

 

本書の目次です。

どうしてモヤモヤしてしまうのか。

そこは人それぞれだと思います。

だからこそ「対処方法」を知っている。

事前に「モヤモヤしない方法」を知っているの大切だと思います。

 

本書は具体例が満載です。

「モヤモヤに気づかせてくれる本」であります。

それに「モヤモヤを解消してくれる」本でもあります。

ただ単にモノを減らせばラクになる的な本ではございません。

そして、メンタル方面に偏りすぎているわけでもございません。

事例に当てはめて「こういう考え方あるな」と気づける。

事例に当てはめて「こういう収納方法あるな」と気づける。

いろんな方面からの「もやもや整理術」というアプローチ本です。

 

(P.25-26) できないことを気にするのではなく、できることに目を向け始めるようになりました。確かに、自分にないものを欲しがったり、持っていないことを愚痴ったりするよりも、できないことや自分には向いていないことはすっぱりあきらめた方がいいはず。それよりも、自分にできることを少しずつ増やしたり、もともとできるものをもっと伸ばしていったりした方が自分にとってラクだし楽しいんじゃないかということに気づきました。このように考えられるようになってから、私の人生は大きく、そしていい方向に変化していったのです。私が30代後半の頃のことでした。
「大人になってからでも、自分を変えることができる!」
この気づきは、小さな頃からずっとため込んできた「もやもや」にも影響を及ぼすようになりました。

 

できないことを気にせず、できることに目を向ける。

モヤモヤの原因で大きい部分ですよね。

たとえば、よくある理由に「お金が無いから○○できない」という言い訳。

このできないを考えているときってモヤモヤすると思うんですよ。

それだったら出来ないことは出来ないと割り切る。

 

その上で出来る理由を考えていけば良いんですよね。

この出来る理由というのは「やれる範囲」と言っても良いかもしれません。

ただ、まったくやることが見つからないと考えたらまたまたモヤモヤです。

このようなときは「あえて考えない」という方法も良いかと思います。

出来ることを楽しくやる工夫をしていた方がモヤモヤしないですからね。

 

(P.37) コツコツといろんなことをやってみて実感したのは、人は、何事もいっぺんにがらりと変えるのは無理だということ。ダイエットなんていい例で、「今日からがんばる!」と決めた時はやる気がいっぱいだから、ハードな運動や食事制限だってやってしまいそうですが、長くは続きません。自分に無理を強いることは長続きできないように思います。

 

何ごとも「習慣化」している部分があります。

だから、一気に変わろうとすると戻す力が強い。

ストレス掛かって継続できないことが多いと思います。

そのときに大切な考え方はやっぱり「コツコツ」です。

コツコツ地味に少しずつ変えていく。

 

確かに決意したら「やれる!」と思うのは人間あると思います。

ただ、人間の意志でコントロールしてやり遂げられる人。

そのまま変われる人は「50%」だったかと言われているんじゃなかったでしょうか。

つまり、半分の人は自分に負けてしまうのは必然なんですよね。

だからこそ、コツコツゆっくり変えていきましょう。

 

(P.61-62) だれにだって体調が悪い時や、どうも気乗りしない日だってあります。そんな時は無理をしてもいいことはありません。私は具合が悪くて何もできず、部屋にものや服が散らかっている日には、まずは体調を整えることに集中して、元気になってからまたやればいいと割りきっています。だれかに見られているわけでなし、期限が決まっているわけでなし、一気にやらず、自分のペースでやりたい時にやればいいんです。「今はとりあえずこれでいいや」というところで、ひとまず手を打つのもあり。完璧を目指さないで、小さなハードルを越える喜びをゆっくりとかみ締めてやっていくのはとても楽しいことです。

 

これは昨日の私に通じる引用部分です。

私の場合は誰かに見られてたり期限も決まっている部分もありますがw

昨日の私に何が起きたかというと簡潔にいうとこういうことです。

投稿しようとしていたブログ記事の下書きが消えました。

そこで、「下書き消えてしまったので簡易版のお知らせ記事を投稿」という記事。

こちらを書いて今日(月曜日)2記事書きますと報告して終了しました。

 

昨日は夕方辺りから少し体調が悪くなってきたのもありました。

それに下書きが消えた後にすぐ気乗りしてまた書けませんよね…(泣)

私のはてなブログ継続日数は本日で1813日目です。

数字だけ見ると「完璧超人」的に思われる人もいるかもしれません。

でもこれは逆説的に自分が弱いとわかっている部分も理解しています。

 

私は自分のことを「大雑把で几帳面」とよく言います。

この矛盾している2つの言葉は私に対しての言い得て妙。

アンビバレントで二律背反な人かもしれません。

簡潔にいうと、はてなブログ継続日数が几帳面。

大雑把な部分は昨日の下書きが消えた記事をサクッと投稿したところ。

「今はとりあえずこれでいいや」という感情を上手く活かしているんですよ。

無理をするところとしないところのメリハリはある意味で継続のコツでもあります。

 

(P.71-72) 家族の持ち物に対して、「もやもや」してしまった時はどうすればいいのでしょうか。自分は片づけなどを通して心地よい生活を目指しているのに、夫や子どものものがあふれているのを目の当たりにすると、「もやもや」を通り越して「イラッと」してしまうかもしれません。でも、それはとりあえず頭の外に追いやって、「人のものには手を出さない」という大原則を頭の中で唱えましょう。私も夫の書斎のものや、料理を担当している夫のテリトリーである台所のものに関しては、完全にノータッチです。

 

私の母親は結構な大雑把です。

ドアを開けっ放しにすることもよくあります。

コンビニでもらってきたお手拭きや揚げ物を購入したときのソースなど。

台所にいつまで経っても置いてあることが多々あります。

ただ、そこを気にしすぎも精神衛生上よろしくありません。

 

「家族(両親)と言えども他人」という視点を私は合わせ持っています。

言葉にすると少しドライかもしれません。

でも、言葉以上に温かみがある意味合いです。

「干渉しすぎない程よい距離感」って意味でいったほうが良さそうでしたねw

意味合い的にはそんなところで本人には本人の心地よさがあります。

だから、自分が気にしすぎないことも大切だと思うんですよね。

他人はコントロールできませんが、自分の感情はコントロールできます。

私生活のマイルールは人それぞれなので原則を持っておくのもいいかもしれません。

 

(P.73) 「もやもや」を解消させるために片づけや、ものの処分を勧めていますが、ものを手放すことに苦手意識を感じるという人もいるかもしれません。また、「どうしても本だけは捨てられない」などというように、もののなかでも、得手不得手があるものです。私はファッションが好きなので、服を手放す瞬間は、もう着ないと頭でわかっていても苦しく感じたこともありました。でも、そこを乗り越えると、「もやもや」解消後の喜びの方が大きいことに気づき、むしろ楽しくなっていきました。

 

これは著者の松尾たいこさんは仰っていません。

私なりのマイルールも少しあります。

私は手放すことは基本的に苦手意識を持ちません。

モノは少なくても大丈夫的な人ではあります。

ただし、「コレクター気質」もあるはあります。

 

だから、「モヤモヤしないためのマイルール」と言ってもいいかもしれません。

「本と音楽」に関してはコレクションして良いとルール付けしています。

最近の私は音楽に関してはCDを購入することはほとんどありません。

iTunes StoreやAmazonデジタルミュージックストアが中心です。

配信されたデジタル音源というやつです。

楽曲はiTunesにすべてまとまっているので場所を取りません。

 

本の方は《まだ》紙派なんですよね。

別にネットで文章を読むのは苦にはなりません。

だって、ブログ記事を読むの大好きってよく言うじゃないですか。

元々がネットで記事をよく読むので電子書籍に抵抗感があるわけではないです。

パソコンやスマートフォンで文章を読むのは慣れています。

それもあるのでどこからか転機になって紙から電子書籍に移行するかもしれません。

ただ、今はやっぱり紙として読む読書が大好きなのは譲れないところであります。

本を並べて帯のタイトルを眺めるのが好きなのも関係あるかもしれまんがw

 

【部屋が片づかない、家事が回らない、人間関係がうまくいかない 暮らしの「もやもや」整理術】

 

・まとめ

【新刊】まず気づいていこう 松尾たいこの暮らしのもやもや整理術でした。

生きていたら「モヤモヤ」が出てくるのは当たり前だと思います。

だから、「モヤモヤを消そう」と思う必要は無いです。

見えないモヤモヤに気づいていく。

気づいたモヤモヤを整理していく。

整理方法はいろんな方法があると思います。

本書に書かれていることは著者の豊富な知見が盛り沢山でとても参考になりました。