・マンガつきで親しみやすく読みやすい新刊
敏感すぎる。
私は自分自身を敏感すぎると思います。
と言っても、ここは人それぞれです。
私よりも敏感じゃないと思っている人が敏感と言っている。
私よりも敏感な人があなたは敏感じゃないと言うかもしれません。
私はそのことを否定しません。
そして私自身も人それぞれの感じ方や考え方があるので否定しません。
人それぞれの「ライン」って違うじゃないですか。
自分でボーダーラインとして「価値観」を判断する。
そうなると「ズレ」が起きるの仕方ないと思うんですよね。
100%なんて無いのを理解するとラクになります。
今の私を見ると「敏感すぎる」は多少は緩和していると思います。
とは言え、これはたくさんの本を読んだ副産物です。
本を読んで変わった過程があるから言えることなんですよね。
だから、私は本やその本を書いた著者さんには感謝してもしきれません。
だって、自分の考え方のクセを矯正してくれたわけですからね。
こういうこと書くともう敏感じゃないの?
そう思われる人もいるかもしれません。
そこがところがどっこいなんですよね。
私の「敏感」は今も引き続き続いています。
続いていますが、考え方が変わったおかげで冷静になれるのあります。
そこも含めての新刊の書評に入っていきます。
書名:敏感すぎる自分の処方箋
著者:保坂隆
出版社:ナツメ社
出版年:2018年7月12日
ページ数:224ページ
本書はとても理解しやすいです。
あくまで私にとってはになります。
私はそこまで真新しい発見は無かったです。
それは私がいろんな書籍を読みすぎているのがあります。
だからこそなんですよね!
「敏感すぎる」ことに「悩んでいる人」です。
そのような人はほんと本書の書名にある通りで「処方箋」になります。
普段は本などはまったく読まないような人もいるかと思います。
そんな人もマンガ付きですし読んでいて理解しやすい新刊をここからは紹介していきます。
・敏感と感じる人は武器にするとラクになる!
(P.9) 過敏さは決してマイナスではないし、ましてHSPは病気でもありません。むしろ繊細で感度が高い、すばらしい能力です。大いに自信をもってください。悩みの99%は人間関係ですから、ひとりでボーッとする時間が大事です。そのとき、おすすめしたいのが瞑想です。本書では「マインドフルネス瞑想」など、いくつかの方法を紹介しています。瞑想をして自分を眺め、思考する脳を休ませましょう。本書から幸せな生活へのヒントをつかんでいただくことを願っています。
プロローグ:マンガ 私だけ、どうしてこんなに気になるの?
第1章:その敏感さは、「HSP」かもしれない
第2章:感じ方や考え方に「クセ」がある
第3章:敏感すぎる体質で不調に悩まされる。
第4章:考えすぎて人づきあいがうまくいかない
第5章:会社や学校などの集団の中で困り事が多い
第6章:もっと自分をいたわってあげよう
第7章:ラクに生きるためのスキルを身につけよう
第8章:家族や身近な人がHSPだったとき
参考文献
さくいん
本書の目次です。
最初に書いた通りになります。
「マンガ付き」なので読みやすいですよ。
それに項目が2ページで理解できるように図解つきの構成。
基本線がそんな感じなので本を読み慣れていない人もオススメですよ。
私は「復習」という意味でも読みやすく読んで理解を深めることができました。
(P.23) HSPは克服すべき弱点ではありません。あなたの繊細さや敏感さは、人としての弱さや欠点では決してありません。もしも生きづらさを感じているなら、自分に合った生き方を身につければよいのです。
HSPについて。
「敏感すぎる」人と思ってください。
詳細を語ったらまた違ってきますが、簡単に理解できるようにです。
HSPの人は「5人に1人」という数値が出ています。
私は絶対に「HSP」だと思っています。
これは冒頭に書いたことにも繋がります。
「苦しんでいる人」には違うよ!と言われるかもしれません。
ただ、私は「武器にする道」を選ぶことにしたんですよね。
今でも「自分の中の敏感」に悩まされること多いですよ?
たとえば、私は「腹痛持ち」と意識しすぎています…。
トイレのことを考えない日は無いってくらいトイレの心配をします。
これはまさしくの「過敏性」って言う部分です。
誰しもが「敏感すぎる」部分は持ち合わせていると思います。
大小はあれど本書はその「処方箋」としてわかりやすいですよ。
(P.32) 敏感な人は、その繊細ゆさえ、まじめで丁寧な仕事ぶりが評価されることが多いのですが、そのためには時間の余裕があり、ひとりでコツコツ作業できることが条件となります。ストレスにとても弱く、短時間で済ませなくてはならない仕事や誰かに監視されながらの作業になると、本来の実力を発揮できなくなります。ケアレスミスを連発したり、仕事を完了できなくなったりすることもあります。強いストレスが加わると、ストレスホルモンの影響で脳の働きが鈍くなり、頭が働かなくなることが影響している考えられます。
こちらの引用は私の実体験です。
「社会不適合者」な部分は当ブログの開設当初。
2014年1月~4月にたくさん戯言(考え方)やネタとして書きました。
今更そこをエグリたくないので今回の書評では自重しますw
ただ、「職業」によって変わることは言いたいです。
「働けない」って人は絶対にいると思うんですよ。
朝8時~17時までの社員の形態での労働。
それどころか、1日4時間労働すらままならない。
そのような人はいても当然なんですよ。
だって、私がその代表格だったから気持ちすごく理解できます。
そんな、私がすごくフィットした仕事があります。
それが友人伝いでもらった「内職」の仕事です。
ネジみたいな部品にスポンジを詰める作業。
1袋400個。1個1円で400円。
作業完了時間としては「1時間ちょっと」と言った感じです。
通常のバイトした方が時間給として割に合うと思いませんか?
ところが私にはこの労働形態があっていたんですよね。
1日4袋や5袋(4時間、5時間)を家でモクモクと作業していました。
ここで、ぜひ引用部分を読んでいただきたいと思います。
私は本当に引用の典型で「社員」って無理なんですよね…。
でも、「ニート」や「社会不適合者」でも諦める必要はございません。
それが、模索して模索していろいろ体験してきた私だからです。
ただ、「内職」ってなかなかあっせんしてもらえるものじゃないですよね。
やりたくてもやれない人が多いかなってところも難しそうではありますが。
そういうところは自分自身の合う道を見つける修行の時期と思うのが良いかもです。
私がブログ大好きで当ブログが『継続日数1760日』なのもそんなところですからね!
(P.38) 敏感な人は直感力にすぐれていることが多く、考えなくてもズバッと答えがひらめく傾向があります。もちろん全部が正解というわけではありませんが、比較的的中することが多いといわれています。大げさなことでなくても、自分の勘が妙に当たりやすいと感じている人はいませんか。
私はシンクロニシティ。
シンクロについてシンクロ日記的に書くことがあります。
シンクロニシティは意味のある偶然という感じです。
これって「敏感な人」はというのもあるんですね!
私は自分でも勘が妙に当たりやすいと思っています。
それに夢に見たことが現実になってしまうことも多いです。
「敏感すぎる」部分にプラスとして思えることだと思いました。
(P.52) どれだけ考えても悩みそのものが、考え方のクセから生まれた思い込みということも、まず、自分の考え方や感じ方のクセを把握しましょう。そのうえで、避けられることは避けます。また、感じ方や考え方のクセは、意識すれば直すことができます。
「考え方のクセ」って最重要事項です。
この「最重要事項」は私の実体験になります。
やっぱり、まず基本線としてこの「考え方のクセ」をどうするかなんですよね。
私も数年前までは「敏感な自分」ってめちゃくちゃ嫌いでした。
というよりも、自分自身を好きとも思えませんでした。
もちろん、今でも「自己否定」という部分はあります。
ただ、最悪な時期に比べたらそこは考え方に柔軟性ができました。
それもこれも私にとっては「本との出会い」なんですよね。
本によって多様な価値観を自分の中にインストールした。
「敏感を武器」にする道もありなんだって思った次第であります。
だから悩んでいる人は悩むよりも「本」を読むのいいよと言いたいです。
仮に今の状態で悩んでも「考え方のクセ」が同じだから同じ結果。
「同じ結果になる確率は高い」と言ってもいいんですよね。
(P.148) 過敏な人には、”完璧主義”や”べき思考”といった、考え方のクセがありますが、まさにこれこそが認知の偏りの原因となります。こうした、偏った考え方のクセを変えると、別のとらえ方や判断ができるようになるので、悩みを軽減させて、解決方法が見つけられるようになります。まず、視点を変えてみましょう。こり固まったいつもの見方から離れて、物事をとらえ直してみましょう。
「認知の偏り」という言葉が出てきました。
これはいろんな場面で出てきます。
私は敏感な人に限らず誰にだってあると思うんですよね。
ネットを見ていると「自分だけの正義」を押し当てる人いませんか?
そのような人も多様な見方をすると少しはラクになると思います。
自分の悩みや不安などもそうです。
「視点」を「変える」ってことが重要です。
要は悩んでいるときって凝り固まるんですよ。
1つの視点でしか見れないから偏りが起きてしまわけです。
こういうときに「自己観察」できると考え方に幅ができます。
それに自分自身がラクになるって部分もあるので俯瞰できる視点。
認知の偏りを防ぐのに違う視点から見ることは生きやすくなる術にもなると思います。
【敏感すぎる自分の処方箋】
・まとめ
【新刊】実体験としてもよくわかる本 敏感すぎる自分の処方箋でした。
本書のマンガは絵柄がほのぼのします。
それと同時に「敏感の人あるある」でもあると思います。
「敏感」さに悩んでいる人にとっては救いになる1冊になるはずです。
何と言っても「処方箋」という言葉がついていますしその通りの新刊でしたよ。