・お金持ちになる方法ではなく貧乏にならない方法
お金持ちになる方法。
貧乏にならない方法。
最近どちらも大切だと思っています。
私はどちらかと言うと「お金持ちになる方法」の本が大好きです。
だからこそ、読んで実践してみて言えることがあります。
「お金持ち」と「貧乏」というキーワード。
「方法論」で言うと「お金持ちになる方法」を魅力的に感じると思います。
だって、お金持ちになったら貧乏ではなくなりますもんね。
ただ、この思考は危険というか危ういと認識してきました。
簡単に言っちゃえば、いくらお金があっても貧乏マインドなら貧乏のままです。
100万円稼いで120万円使っていたらマイナス20万円ですよね?
つまり、お金があればいいというわけでもない。
かと言って、貧乏暮らしで楽しく暮せばいいというわけでもないです。
お金があれば、やりたいことが出来たり、心配事も減らせたりもあるわけです。
そうすると、2つの軸を偏らないように「どちらも大切」というマインド。
「稼ぐことを意識」しつつ「貧乏マインドも排除する」ってことです。
この分野に関しては両立することができると思うんですよね。
だって、お金って日々の生活に密接に関わることじゃないですか。
お金についての思考って当たり前のように日常生活で使うと思います。
ということは、気づく機会って山ほどあるわけです。
本書のような本を読んですぐに実践していけますよね!
書名:東大卒でも貧乏な人 高卒でも成功する人
著者:吉永賢一
出版社:総合法令出版
出版年:2018年8月9日
ページ数:285ページ
お金も成功も手に入れる最強の思考法。
本書は著者の吉永賢一さんの言葉がいいですね。
最近、「ぬるま湯」につかっている感がある人。
そういう人には「喝」をいただける1冊だと思います。
それにもっともっと上を目指そうと向上心ある人にもオススメですよ。
それでは、お金本が大好きな私が気になる部分を掻い摘んで紹介していきます。
・あなたの「貧乏性」も「貧乏発想」も直せます!
はじめに
第1章:貧乏人の特徴
第2章:貧乏人の口癖
第3章:お金に好かれる人の特徴
第4章:成功者になるために
おわりに
(P.8) 本書では、「貧乏発想」が、「よくあるかたち」としては、どのように多くの人の生活に現れているかを紹介してゆきます。なぜ、それが貧乏発想なのか、説明が不十分に思える箇所もあるかもしれませんが。読みやすくするために、小難しい話を避けているからです。そうです。本書は、「理論体系がしっかりしている」というよりは、「楽しく読んで役に立つ」という方向性を指向しています。
本書の目次です。
いくら学歴があろうが、職歴があろうが貧乏な人は貧乏。
中卒だろうが高卒だろうが、職歴なかろうがお金がある人はお金がある。
成功者として成功している人は山ほどいる。
本書はその「なぜ?」の部分を掘り下げてくれています。
基本となるのは「貧乏発想」という部分です。
言うならば、この「貧乏発想」を変えていく。
貧乏になる人の発想や行動パターンを学んで自分に当てはめて改善するです。
私も本書を読んでみて「貧乏発想」で行動している部分や考え方。
「貧乏発想だな」って思える部分がたくさんありました。
(P.26-27) せっかくがんばっても、「貧乏性」という性質が、上に行くのを邪魔してしまうと感じるのであれば、あきらめる必要はありません。では、どうしたらいいか?
それは実にシンプルで、貧乏人の特徴や口癖を知り、もし自分に思い当たるところがあったら、直していけばいいわけです。貧乏人というのは、変えられないものではありません。あくまでも、「貧乏発想」の結果にすぎませんから、発想を変えることができるなら、貧乏性も変えることができます。
恒常性維持機能。
ホメオスタシス。
人間の「現状維持機能」や「現状維持バイアス」です。
私の実家は貧乏ですし貧乏暮らしも長かったです。
だからこそ、「貧乏人の特徴」や「貧乏人の口癖」の部分。
本当にそうだと思いました。
それで、私もやっぱり、そうだったんですよね…。
貧乏が長いからこそ自分の中の貧乏に戻す力が強いということ。
この部分はすごく実感しましたし、貧乏性が邪魔をするのも実体験でありました。
では、私がそこからどうやって改善したのかと言うと、本を読んだことです。
自分が「貧乏性」に当てはまっていたら「改善」していくということをやっただけ。
それだけで人生のステージがグーンと上がっていきました。
だから、「あきらめる必要はない」という部分は私も声を大にして言いたいです。
(P.38) 貧乏人が偉そうにゴロゴロしている間に、成功者はどんどん仕事をやっていくわけですから、差もどんどん開いてしまうのは当然です。行動力があることは、成功者の前提の前提なのです。
こちらの引用を読んで思うこと。
「成功者の人のが偉そうにゴロゴロしてそう」と思った人。
もしかしたら、いるかもしれません。
たとえば、成功者(有名なビジネス経営者)さんにTwitterなどで突っかかる人。
「Twitterにずっといるなんてヒマなんですか?」とリプライ送る人がよくいます。
よくいるというのは引用RTで返信するビジネス経営者さんがよくいますからw
それだけ、こういうことを感じている人がいるかもしれません。
でも、これって逆説的に自分がそうなんでしょうね。
「自分がTwitterはゴロゴロしながらやっているツール」という感覚。
つまり、自分の感覚を他人もそうだろうと勝手に解釈して質問しているわけです。
でも、ビジネス経営者さんのTwitterって遊びではなく「戦略」でやっている。
「娯楽」ではなく「仕事」としてアカウント利用している人がほとんどだと思います。
だからこそ、そんなことに突っかかるなら自分も何か行動を起こすがいいですよね。
(P.47) 現在の状態としては、収入や生活が貧乏ゾーンにいるとしても、価値がわかる人は、性質としては成功者ですから、いずれ状態のほうが追いついてきて、状態も成功者になるはずです。
現実に負けるなと言う部分です。
「いずれ状態のほうが追いつく」という部分が重要だと思います。
この「いずれ」を待てずに諦めてしまう人が多いんじゃないでしょうか。
現実が変わろうとしているのにその事実をキャンセルしてしまう。
キャンセルしてありきたりの毎日がまた繰り返されるというわけです。
人間って「現状維持」が当然としてあるわけですから当たり前なんですよ。
だからこそ、本人の「やり抜く覚悟と貫き通す」部分が重要だと私は思います。
(P.214-215) 私は『2極化サバイバルセミナー』を開催していました。これからはこの2極化がさらに進行していき、ちょっと何かをやるくらいでは下落圧力に呑まれ、どんどん下の層に行ってしまう方向へと時代は流れてゆくだろうからです。そんな時代に上に行こうと思ったら、本当に一つひとつのことを丁寧にやって、一般レベルでは話にならないという意識をもつ。そしてまわりは適当でいい加減でも、自分はこまかいことに注意して、「不平等ピラミッド、ドンと来い」と胸を張ってください。不平等ピラミッドに怒るのではなく、「じゃあ、上に行ってやる」という気概で、今日も一日やりきってください。
私も当然のように2極化は当たり前の世の中になると思います。
色んな書籍で前提条件として当たり前に叫ばれていることです。
だから数年後にその現実が来たときです。
「国のせい」や「会社のせい」にしていたらダメだと思うんですよ。
「自衛策」を自分で考え抜いてアンテナ感度を高めておく。
そして、不平等なら不平等でオッケー。
その中で戦い抜くくらいの覚悟の方が上手くいくと思います。
(P.224-225) このような書籍を読んで勉強しているあなたは、やはり上をめざし、少しでも向上したいと思っているはずです。「向上心があるのに貧乏人の中に埋もれていいんですか?」ということです。では、事実認識をもったらどうすればいいのか。貧乏人はものすごい数なわけですから、サンプル数も多い。つまり、貧乏人の生き方や考え方を反面教師にするのです。これからあなたが何かをしようとするとき、その方針が「大多数の貧乏人っぽいことをやっていないかな」と考えてみてほしいんです。このとき、「貧乏人の特徴と口癖」が参考になります。もし、大多数の貧乏人と同じことをやっていたら、結果としてあなたもその中に入ってしまうわけです。
誰が言っていたかは忘れました。
「頭でっかちのホームレスになっていいの?」という話。
本を読んで知識だけ詰め込んで満足してるな!ってことを揶揄した言葉です。
言い方はキツイですけど、ほんとそうなんですよね。
上を目指して向上するなら「お金」もついてくるようにするって話です。
「意識高い系」って言葉があるじゃないですか?
今の時代ですし、意識高いのは問題ないと思うんですよ。
「意識高いだけ系」だとダメだと思います。
その高くした「意識」を「有効活用」してこそですよね。
【東大卒でも貧乏な人 高卒でも成功する人】
・まとめ
【新刊】あなたは大丈夫? 東大卒でも貧乏な人 高卒でも成功する人でした。
「学歴」や「職歴」で判断する人ってまだまだ多いと思います。
私はそれはそれで人間の判断基準として仕方ないと思うんですよ。
ただ、今の時代は「お金を稼ぐ」という部分。
「学歴」とか「職歴」とか関係なくそれにニートでも稼ぎやすい世の中です。
「雇われ」じゃなくてもネットなどでどうにかできる選択肢は増えましたよね。
そこを考えると良い世の中に生まれたと思ってしまいます。
もちろん、そこには「本人の努力」や「情報を見つける」という部分もありますが。
でも、誰しもが「お金」をどうにでもできる世の中になっているのは確かです。
だからこそ、「貧乏発想」や「貧乏性」は捨てていきたいですね。
本書は「貧乏」を捨てるという意味では非常にわかりやすい例が満載でした。
私もまだまだ「貧乏」部分が見つかったので改善していきたいです。