・コーチングのプロが教える新刊
今回の著者である三浦将さん。
三浦将さんの本はわかりやすく大好きです。
当ブログでも「自分を変える習慣力」の書評をしています。
こちらの本は主に習慣についてでした。
今回はメインに「自己肯定感」が置かれて書かれている本です。
もちろん、三浦将さんならではの部分。
「潜在意識」や「習慣化」についてです。
本書の軸は自己肯定感に置かれています。
でも、潜在意識や習慣化について知るにも良書ですよ。
何と言っても、わかりやすいですからね。
私は2018年夏の期間を捨てると当ブログに書きました。
これは記録的な猛暑なので自分への甘えを許す。
暑い中を無理させないようになる。
要は、無理をさせないと予め決めておいたという話です。
これは、どうしてだったかというのを書いておきます。
「自分を責めない」です。
予め決めておけば自分を責める必要なし。
災害レベルの暑さだし秋から頑張るんだからいいやと決めておきました。
こうすることによって、自分を責めることを抑制。
無駄に自己肯定感を下げずに逆にいろいろスムーズにやることもできました。
ということで、知っておいて損は無い自己肯定感についての新刊です。
書名:コーチングのプロが教える 「できる自分」を呼び覚ます一番シンプルな方法
著者:三浦将
出版社:PHP研究所
出版年:2018年7月24日
ページ数:208ページ
自己肯定感を高めるだけで底力を発揮できる!
私も「自己肯定感」についての重要さ。
すごく理解しています。
なぜなら、書評のテーマで「自己肯定感」を掲げていました。
去年(2017年)12月に自己肯定感を意識すると宣言しました。
そこから半年以上が経ちましたし、本当に学び直して良かったと思います。
今回はわかりやすさにも定評のある三浦将さんの新刊を書評します。
・今からでも遅くない自己肯定感の簡単な身につけ方
プロローグ:自己肯定感を上げて、底力を発揮する
第1章:これが自己肯定感の正体!
第2章:思い込みを外す3STEP
第3章:習慣の力で思い込みを解決する二つの方法
第4章:できる自分を呼び覚ます三つの習慣
第5章:習慣化に大切な二つの考え方
第6章:自己受容と自己開示で、潜在能力が解放される
エピローグ:あなたには、あなたの思う以上の力がある
参考文献
(P.11) あなたの人生に与えられた時間は決まっています。そうであるならば、その時間を大切にして、自分らしく生きてみる。そして、あなたの本来の力を発揮し、「できる自分」を呼び覚まして、飛躍的なパフォーマンスを実現する。この本はそのスタートとなる一冊です。
本書の目次です。
「できる自分」を呼び覚ます。
そのための方法が書かれています。
それが、「自己肯定感」についてです。
自己肯定感への考え方。
自己肯定感について意識すること。
高め方もそうですが、高めると言うよりは基本的なこと。
基本的なことを知っていたら自己肯定感は自然に高まる。
そして、自己肯定感も下がりにくくなると思います。
私が冒頭の話で書いたこともそうです。
40度近く気温が上がる暑すぎる中を頑張ろうとしてもなかなか気合いが入りません。
だったら、最初からルールを明確にしておけば自己肯定感は下がりません。
私はダラダラしていても仕方ないと割り切っていました。
いつもだったら、自分を責めまくっていたかもしれません。
そういう意味で、自己肯定感への考え方って人生において重要事項ですよ。
(P.22) もし、あなたの自己肯定感が低いとしたら、あなたの中にあるいくつかの「~でなければならない」という強い思い込みが色濃く影響しています。この強い思い込みがあなた自身への否定感を強くし、結果的に自己肯定感をどんどんと下げていく方向に差し向けるのです。だから、この思い込みを解消し否定感の原因がなくなれば、あなたの自己肯定感は自ずと回復していきます。なぜなら自己肯定感というものは元々あなたに十分備わっているからです。元々「ある」のです。
「○○でなければならない」という部分。
これは誰しもが持ち合わせているんじゃないでしょうか。
私は基本的に「人それぞれの価値観がある」と肯定します。
人それぞれの「多様性」という部分を大切にします。
ただ、そんな私でもやっぱりあるんですよね…。
「これは違うだろ…」とか「それはこっちだと思う…」などなど。
こういう自分のとらわれに気づけるツールでおすすめなのはTwitter(ツイッター)です。
Twitter(ツイッター)を見ているとルールの押しつけ合いをよく見ます。
誰かがツイートすることに自分がどう反応するか気づくとおもしろいですよ。
特にマナー問題に対しては人それぞれの考え方が色濃く出ると思います。
「私も同感」とか「いや、それはあなたが悪いよ!」とか言いたくなると思います。
これもよくよく考えると「○○でなければならない」と自分が思っている部分です。
だって、ほとんどが「ローカルルール」や「慣習」だと思うんですよ?
もちろん、「法律違反」してるような人はそれとは別と考えてください。
だから、自分がどう感じるかの「気づきのツール」としてツイッターはいいですよ。
(P.33-34) 良いとか悪いとか、できるとかできないではなく、どんな自分も受け容れられているのが、完全な自己受容の状態。この状態であれば、自己肯定感は満点です。自分を評価するというよりも、自分という存在をそのまま「まるごと受け容れている」のが、自己受容。この受け容れ度合いが自己肯定感なのです。変な話ですが、バカボンのパパの口癖は「これでいいのだ」。たとえやってみたことが大失敗に終わったり、大変なことが起こったりしても、いつも最後は「これでいいのだ」。これは、パパが非常に高い自己受容状態にあることを示しています。パパは、決して自分にダメ出しせず、何があってもいつもニコニコしています。
バカボンのパパの口ぐせw
「これでいいのだ」って本当に名言ですよねw
少しだけ余談話になります。
2018年夏アニメでこの記事を書いている現在も放送中です。
私はTVアニメの「深夜!天才バカボン」を視聴しています。
天才バカボンのメタネタ豊富なギャグネタは結構好きですw
私もバカボンのパパを見習って「これでいいのだ」と思う心。
自己受容の状態はもう少し意識的になっていきたい部分です。
(P.53) 私はこの"思い込み"というものを全面否定しているわけではありません。思い込みには、良い思い込みというのもあるのです。"都合の良い思い込み"という言い方がもっと適切かもしれません。"踊らされる"と聞くと、何だかおもしろくない気持ちになるのではないかと思いますが、良い思い込みは、私たちを気分良く踊らせてくれます。例えば、「人生は素敵なもの」という思い込みを持っていると、自然と毎日の気分が良いものとなります。この"都合の良い思い込み"があると、時に何かとてもツラいことや悲しいことがあっても、あまりこたえなかったり、立ち直りやすくなったりします。このような思い込みは、私たちを気分良く踊らせてくれます。結果、人生が素敵なものになっていくのです。
私も「良い思い込み」は絶対に持ったほうが良いと思います。
やることやらずに思い込みだけは置いておいてください。
「やることきちんとやっているのに思い込みが悪い」はもったいない。
こちらの引用からは私はこのことを言いたいんですよね。
たとえば、私の友人の話になります。
私よりもよっぽど、健康的な生活をしているんですよ。
それなのに私よりも結構な頻度で軽い病気になっていたりする。
私は「それはおかしいよ」ってことをよく言うんですよ。
無意識だと思うんですけど、結構、病気の話とかそっち方面の話が多いです。
やることやっていないならそりゃそうだで終わると思います。
でも、やることやっているなら「悪い思い込み」もあるのでは?と思ってしまいます。
病気に関しては昔から「病は気から」という言葉があります。
やることやって「都合の良い思い込み」を持つが最強です。
(P.76) 自己肯定感を取り戻すために、まずは、あなたの心の中にどんな思い込みがあるかを見つけてみましょう。明確なことは、「ネガティブな思い込みを持っていると損をする」ということです。自己肯定感の損失だけでなく、ネガティブな思い込みは、あなたの人生に損害を与え続けます。自分の人生の主人公として、そして自分の人生の経営者として、その人生に損害を与えるものを看過し続けることはできますか。できないと思ったら、まずはその思い込みを明確にするところから始めましょう。ここは面倒くさがらずに、ちゃんと明確にする必要があるところです。
こちらの引用も引き続き思い込みについてです。
「ネガティブな思い込みは損をする」ということ。
それを解消するために明確にする必要があると述べられています。
自分自身についての棚卸しってしておいたほうが絶対にいいです。
「自己分析」や「自己観察」をしっかりしておく。
自分の思考パターンの癖って口癖と同様にありますからね。
気づいて要らないと思ったら手放して行けばいいんじゃないでしょうか。
(P.133) 「思い込みを習慣的に解決する」プロセスでは、習慣化する過程で、潜在意識の中の思い込みが次第に書き換わっていくというところに特徴があります。だから、最初は、小さな行動がスタートできるくらいの意識の変化があればいいのです。この小さな行動のことを、コーチングではスモールステップと呼びます。このスモールステップを踏み出すことで展開は変わります。十五分早く会社を出るとか、十分早く起きるとか、腕立て伏せを一日五回やるとか、やろうと思えば、そんなにがんばらなくてもできるぐらいのステップです。スモールステップの話をすると、「そんなことやっただけで何が変わるの?」と言う方がいらっしゃいます。しかし、こういった小さなことを侮るなかれです。
私はたくさんの習慣本を書評しています。
だからこそのこちらの引用はわかります。
わかりますと言うよりも実践中です。
冒頭に2018年夏は捨てたと書きました。
そして、8月25日以降のどこかから涼しくなりました。
だから、そろそろ「本気モードに入る」と宣言させていただきました。
そこから始ていることが「スモールステップ」なんですよ。
いきなり、春先にやっていたことを全力でやっても身体がついていかない。
だから、小さく分けて毎日継続できる範囲で徐々に負荷をかける。
このように今はゆっくり小さくいろんな良習慣を実践中です。
ほんと小さな事を侮るなかれですし、千里の道も一歩からですよ。
【コーチングのプロが教える 「できる自分」を呼び覚ます一番シンプルな方法】
・まとめ
【新刊】自己肯定感! できる自分を呼び覚ます一番シンプルな方法でした。
私は自己肯定感について書かれた書籍はいろいろと読んでいます。
その中でもわかりやすく実践しやすい本という印象を受けました。
著者の三浦将さんの例えもわかりやすく具体的に伝わってきます。
日々の生活で「自己肯定感」をもっと意識して過ごそうと思える1冊ですよ。