・中谷彰宏さんの新刊の書評
私は不安持ちです。
すぐに腹痛になる。
一時期は寝れなくて朝4時まで起きていたタイプです。
これは明日になるのが嫌で寝れないという不安タイプだと思います。
「不安」という言葉との付き合いはそう考えると長いです。
私が本を読む理由は知的好奇心旺盛。
そして、「不安」を無くすということを念頭に置いているんですよ。
「意識高い系」という言葉がありますよね。
「勉強」に励んでいる人を揶揄するような言葉です。
私は本をたくさん読むけど、「意識低い系」だと思っています。
原点が「不安」から行動していますから。
そもそも、「終身雇用制度の崩壊」とか叫ばれている現代ですよ?
「安定」なんて言葉は吹き飛んでいる現代になりつつあるわけです。
それなのに不安を持たないほうでのほほんと暮らす。
私は将来が「不安」ですし、今のうちに行動したいと思っているわけです。
色んな人が書籍やネットで叫んでいます。
これからは簡単な仕事はAIに取ってかわられてどんどん社会が変わると。
それなのに「動かず会社にどっぷり浸かる」ということ。
私はこれはこれで今は良いけど、後先を考えると危険だと思っています。
「意識高い系www」と揶揄する時間(ヒマ)があるなら自分の将来を考える。
自分自身の将来起こり得る「不安」を考えてみるのも悪くないと思いますよ。
書名:お金の不安がなくなる60の方法 一生モノの「稼ぎ力」をつけよう
著者:中谷彰宏
出版社:現代書林
出版年:2018年7月13日
ページ数:216ページ
ここ最近の私が読んだ中谷彰宏さんの書籍。
本書が1番好きと言っても過言じゃないです。
「お金」に関しての話はすごく惹かれます。
こういう考え方ってこれからの時代を生き抜く知恵。
今のままではダメだと思うのですごく参考になると思いますよ。
それでは私の解説も含めて本書を掻い摘んで紹介させていただきます。
・「不安」を感じるヒマがあるならどんどん動いていこう
Prologue
CHAPTER1:お金の不安がない人は、一から稼ぐ覚悟がある
CHAPTER2:お金の不安がない人は、未来への投資を惜しまない
CHAPTER3:お金の不安がない人は、安定よりリスクをとる
CHAPTER4:お金の不安がない人は、今に全力投球している
CHAPTER5:お金の不安がない人は、手放す勇気がある
CHAPTER6:自分を信じられれば、お金の不安は消えていく
Epilogue
【この本は、3人のために書きました】
1:今ある仕事が、なくなりそうな人
2:将来、お金がなくなったらどうしようと不安な人
3:収入を増やして、お金の不安をなくしたい人
本書の目次になります。
中谷彰宏さんの本ではお馴染みのこの本は3人のために書きましたです。
私は結構、該当すると思いました。
2018年の今にこの本を読んでおくのはとても重要だと思います。
先程も書きましたけど、私はここ最近の中谷彰宏さんの本では1番大好きです。
(P.32-33) 私は財産がゼロになっても平気です。また一から働くつもりでいるからです。私の1000冊の著作権が全部なくなっても、それをネタに本を書くので、まったく心配はしません。たとえ依頼がなくても、先に原稿を書いておきます。お金を持っている人が不安に弱いのは、現状を維持したいからです。ここが不安のもとです。
中谷彰宏さんのこういう考え方が本当に大好きです。
1000冊の著作権が全部なくなってもそれをネタに本を書く。
そこまで言い切れるのはすごいと思います。
私だったら1000冊の著作権が全部なくなったら頭が真っ白ですw
そもそも、中谷彰宏さんに比べたらレベル低いです。
当ブログの不思議の国のアラモード。
投稿数:2331記事
ブログ日数:1702日
ブログ継続日数:1702日
これがはてなブログの仕様などで変化が起きてリセットしたとします。
私はしばらくショックで立ち上がれなくなると思いますw
引用を含めてなのでまず最初に私はお金を持っているわけではございません。
とは言え、「不安に弱いのは現状を維持したいから」という部分。
私がまさしく当てはまっているので痛いところを中谷彰宏さんに突かれました。
ここ数年の私は「現状維持」からあんまり動き出せていない。
かと言って順風満帆と言えるかというと逆に状況がどんどん悪くなっている。
だからこそ、現状維持をどんどん変えていこうと最近は特に強く思っています。
(P.39-40) お金の不安をなくすには、貯金でも保険でもなく、まずは稼ぐことが大切です。どんなに出るお金を減らしても、入ってくるお金を増やさなければ、不安はなくならないからです。入ってくるお金を増やす方法は、文化力を身につけることです。文化力を身につけるために学ぶのです。5000円のランチを食べていれば学べるというわけではありません。学び方を覚えないと文化力は身につきません。女子会でおしゃべりに夢中になっていたら、5000円のランチに行っても、まったく何も学べないのです。
「稼ぐことが大切」という部分。
私はこの部分は前から思っています。
私はやっぱり攻めたいんですよね。
「ディフェンス(守り)」より「オフェンス(攻撃)」タイプです。
ただ、メディア(テレビやネットも含めて)は「節約」が多いです。
だから、「節約をしなきゃ」と思う気持ち。
洗脳気味になってしまうのはわからなくもないんですよ。
とは言え、収入が増えなければ、ジリ貧に陥るだけです。
それに述べている通りで最近は「終身雇用制度の崩壊」です。
守っていても攻める準備が整っていないと後々が厳しくなります。
というわけで、自分がどちら寄りになっているか?と意識的になるのが大切です。
(P.42) 節約では、お金は増えないのです。節約自体は悪いことではありません。大切なのは、収入を得るための勉強にお金をかけることです。お金をかけて勉強することでしか、不安はなくならないのです。本を読むのも勉強です。お店に行って高いランチを食べることも勉強です。そこから何かを学び取ろうとすると、その人の不安はなくなります。高いランチは、ただぜいたくをしているだけではないのです。
またまた、節約の部分が続きます。
この引用部分はこれからめちゃくちゃ重要な考え方。
私も含めていろんな人に参考になる中谷彰宏さんの考え方だと思います。
「節約自体は悪いことでは無い」という部分。
私もこれが引き金になると思うんですよ。
悪いことでは無いけど、現状維持になってしまうこと。
悪いことじゃないからそのまま続けてしまうことは生活の中にあるわけです。
このさじ加減って私もすごく難しいと思うんですよ。
「悪いことじゃないからやめられない」という感覚になるからです。
でも、「今の自分に必要か必要じゃないか」という部分。
この部分を意識しなければと思いますね。
(P.57) コツコツしてさえいれば、不安が湧いてくるヒマはないのです。「中谷さんは、未来に対して不安はないんですか」と聞かれたら、私は「まったくない」と答えます。勉強に忙しいからです。「不安だ」と言っている人に「勉強すればいいのに」と言うと、「不安で勉強が手につかない」と言うのです。その人は「不安」の方にスイッチが入っています。
出典は何の本で読んだかは忘れました。
私が合点が行った話があるんですよ。
「お葬式」の話しになります。
身近な人が亡くなって悲しくなると思います。
でも、身近な人ほど、葬式の準備で忙しくなります。
親族に電話などの連絡をする。
葬式会場の手配をする。
すごくバタバタすると思います。
これは「亡くなった悲しみを忘れさせるために忙しくさせる」という話しです。
何事もなければ、身近な人が亡くなったら塞ぎ込んで動けなくなると思います。
もしかしたら、自分も死にたくなるくらいになるかもしれません。
そこを葬式の準備で悲しむヒマを与えることなく動くようにしてるという話しです。
私はすごく良い話だと読んでいて思いました。
不安に対してもそうだと思うんですよ。
モヤモヤ考えているだけでは不安になるだけです。
引用で言うと「不安が湧いてくるヒマを与えない」です。
これはすごく重要だと思うんですよね。
私も本をたくさん読むのはそういう理由もあるはあるわけです。
(P.96) 外的要因のせいにしていると、みずからの反省はまったくなくなります。稼げない原因を自分の中に探す人は、改善します。外的要因に持っていった人は、改善しません。「私は悪くないのに、毎回稼げないし、アクシデントや自分に不利なことばかり起こる。私はなんてついていないんだろう」と考えて、反省も進歩もないのです。
今の状況を嘆いたり環境のせいにする。
これでは変わっていきません。
今ある状況を肯定的な側面として見る。
どんな悪い状況でも肯定的な部分はあるんですよ。
私の人生経験的にもこれはすごく納得がいくことです。
私は超貧乏時代を味わっているのでこの角度は得意です。
もちろん、私より超貧乏時代を味わっている人もいると思います。
とは言え、そこをどう「アイデアで乗り切るか」という部分。
私はここは「自画自賛」したいくらい頑張り抜きましたw
中谷彰宏さん風に言うと「反省」よりも「改善」していくことだと思います。
【お金の不安がなくなる60の方法 一生モノの「稼ぎ力」をつけよう】
・まとめ
【新刊】不安になるならまず動く! お金の不安がなくなる60の方法でした。
何度も記事の中で書きました。
本書はここ最近読んだ中で1番大好きな中谷彰宏さんの本です。
「お金」に対しての考え方をわかりやすく学べる新刊だと思います。
お金はいくらあっても「不安な人は不安のまま」です。
だからこそ、本書が必ずお金の考え方に一筋の光を導いてくれると思いますよ。