・本書こそが神である!
自己啓発本で精神論。
著者の人の精神論を淡々と述べている本も多くあります。
それはそれで役に立つ人もいるかと思います。
著者のスタイルを学べるわけですからね。
でも、あなたはその著者ではありません。
ゲームで言えば、レベル1のあなたがレベル99の著者をマネする。
そんな感じになってしまうこともあるので失敗することが多いと思います。
もちろん、「精神論」と言えることを多く書いていてもわかりやすい書籍。
そのような書籍も多くあるということは注記しておきます。
ただ、「精神論」だけではなく「具体的」な方法をやっぱり知りたいですよね。
そこで今回の新刊は必ず役に立つと思います。
何と言っても書名に「神」とついていますからね。
そこは置いておいても素晴らしい書籍です。
正直、著者の星渉さんに土下座したいくらいです。
私が「ダメだった理由」が腑に落ちましたもん。
私が本書を神と言うのはこの部分も起因しています。
本を読んで実践してくださいとはいろんな本に書かれています。
「実際に行動しないとダメ」というのは当たり前の話しですよね。
例えるなら、水泳の本を読んでも水の中に入らなければ読んだだけで泳げません。
でも、そこからの話しです。
「行動」に関して口を酸っぱくして言う著書さんも多いので実践している人。
私は実際に行動している人も多いと思うんですよ。
そこから実際に行動してみても上手くいかない。
そこに関しての説明ってほとんど無いと思うんですよ。
だからこそ、そこに踏み込んでいる本書は「神」と言えるかもしれません。
行動しても上手く行っていない人のブレークスルーになるかもしれませんよ。
書名:神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り
著者:星渉
出版社:KADOKAWA
出版年:2018年7月6日
ページ数:256ページ
KADOKAWAからの新刊です。
本書を読んでブレークスルーするが起きる人。
私としては多いと思います。
それくらい疑問点を解決してくれるのが本書だと思います。
ただの「精神論」だけを述べた本では無いですからね。
私が久しぶりに5回は読み直したいと思えた新刊をそれでは書評していきます。
・目的地×手段×メンタルという公式は最高
はじめに
序章:人生の9割はメンタルで決まる
第1章:「思い通りに生きる公式」の存在
第2章:変化を嫌がる人間の機能を科学的に攻略する
第3章:最強の行動力を手に入れて心を強くする
第4章:未来の自分を生きると現実が追いついてくる
第5章:アファメーションで正しく心を鍛える
第6章:「神メンタル」で感情をコントロールする
終章:幸せになる権利は誰にも奪えない
おわりに
(P.7) どんなに自分に自信が持てないという人でも、確実に、そして劇的に「心が強くなる」のが本書の「神メンタル」です。順を追ってステップ・バイ・ステップで進んでいくうちに、あらゆる目標達成が可能となり、その結果、人生はあなたの思い通りになります。
本書の目次になります。
ステップバイステップで進めるように本書は書かれています。
最初は説明で後半は具体的に何をすればいいかが書かれています。
このような本に馴染みが無い人は最初の説明で腑に落ちるかもしれません。
そして、実際に行動して上手く行かなかったような人。
そのような人にもわかりやすく説明されているので本書は本当に素晴らしいです。
(P.27-28)
【思い通りに生きる公式】
現実(未来)=(1)目的地×(2)手段×(3)メンタル
今、あなたがいる現状および現実、そしてこれからあなたが手にする未来は、すべてこの公式で説明することができます。
思い通りに生きる公式。
著者の星渉さんの公式です。
現実(未来)=目的地×手段×メンタルと述べています。
こういう公式っていろいろあるじゃないですか。
この公式がなぜ上手く作用しているのか?
その説明も本書ではしっかりとされています。
(P.34-35) 目的地は「明確」でなければならない。ところが、多くの人が目的地を明確に設定しません。「お金持ちになりたい」「今より幸せになりたい」「いい人と出逢いたい」「自分を変えたい」……これでは曖昧すぎるのです。飛行機にたとえていえば、行き先を「南のほう」というくらいにしか決めずに飛行しているようなものです。そんな飛行機が「本当に行きたいと思っている場所」の空港に着陸するわけがありません。
当たり前でいて当たり前じゃない。
それがこちらの引用部分だと思います。
目標を明確にしない人って多いと思うんですよ。
これは私への戒めも含めて書いています。
「曖昧」すぎるという感じで立てる人がほとんどだと思います。
「本当に行きたいと思っている場所」を常に意識しておく。
具体的に練って頭の中でピン留めしておきましょうという話しです。
(P.44-45) 自己評価が低いままだと「自分にはできるわけがない」という発想が先行し、適切な手段を見つけようとしない場合がほとんどです。見つかるのは「やらない自分を正当化する理由」ばかり。仮に適切な「手段」が見つかったとしても、それを実行するのは「自分」です。目的地が明確で、そこに行く手段がわかっていても、自己評価が低いと、行動に移すこと、つまり「実行」することはできません。「実行」できなければ現実は何も変わらないのです。そして、実行できるかどうかにダイレクトに影響するのが「自己評価」なのです。
私は去年の12月辺りですかね?
当ブログをいつも読んでいる人はご存知だと思います。
「自己肯定感」を上げようといろんな書籍を読みました。
当ブログでたくさんの書籍も書評しています。
おかげさまで「自己肯定感」が上がったり考え方も改まった部分も多いです。
だからこそ、自己評価の大切さってよくわかりますし意識したほうがいいことです。
(P.50-51) なぜ、「(仕組みは)わかっていても、なかなか変わらない」のか? 実はこの原因はとても簡単なことにあるのです。それは、「自分を変えよう」「何か新しいことを成し遂げよう」と思う人たちの行動パターンを見ているとよくわかります。
「『"頑張って"自分を変える方法』ばかり学んでいる」
これが、自分を変えようとしてもなかなか変われない大きな原因なのです。いや、自分を変える方法を学ぶのは、悪いことではありません。ただ、「なぜ変われないのか?」「変わろうとする時に、何がジャマをするのか?」を理解しないまま、単純に「変わろうとすることだけに
一生懸命」になってしまうから、いつまでたっても目覚ましい変化が起きないのです。
ブログタイトル名にある言葉。
著者の「星渉さんごめんなさい!」です。
こちらの引用部分は読んでゾクッとして背筋が凍りました。
というのも私がまさしく該当してしまうタイプだからです…orz
※頑張って自分を変える方法ばかり学んでいる
自分を変えることは悪いことでは無いですよ。
自己改善って必要じゃないですか?
だからこそ、逆に言えば、悪くいうと自分を正当化してしまう部分です。
「自分を変える方法を学んでいるから大丈夫」という感じです。
私はほんとこのタイプなので星渉さんごめんなさいでありありがとうです。
(P.69-70) 根底にある自己評価を変えないでいると、どうなるか?
※毎日の中で得られる情報はいつものまま。変化のチャンスも機会も察知、認識できない
↓
※「自分には能力がないんだ、自分は〇〇ができないんだ、自分には無理なんだ」というままの自己評価で毎日を過ごす
↓
※その自己評価に基づいて情報を察知、認識して行動する
↓
※何も変わらない毎日。いつも通りできることもあれば、できないこともあるという結果を「体験」する
↓
※「ああ、やっぱり自分はこういう人間なんだ」と、今のままの自己評価が「強化」されるこのサイクルに入ると「現状維持」の自己評価がループ的に強化され続けて、無難な毎日から抜け出せなくなるのです。ただ、本質を捉えて「自己評価を変えること」さえできれば、このループを根底から覆すことができます。次章からいよいよ、自己評価を変えるために「何を 」「どの順番で」進めればいいのかについてのお話を進めていきたいと思います。
本書は精神論だけではございません。
具体的に何をすればいいのかも書かれています。
「変わりたくてもなかなか変われない私」という部分です。
私は本書を読んですごく腑に落ちたので本書が大好きです。
「神メンタル」は5回は読み直したいと思っています。
この書評を書き終わった後に早速メモしながら2回目読みますw
【神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り】
・まとめ
【新刊】星渉さんごめんなさい! 控えめに言って良書の神メンタルでした。
本書は私みたいなタイプの人にはめちゃくちゃ合うと思います。
本を何冊も読んでいるけど、イマイチ成果が出ていない。
ブレークスルーのきっかけがほしいのに「現状維持」が続いているという人です。
著者の星渉さんの説明がわかりやすくグサッと刺さることも多く書かれていました。
私的には座右の書になりえる超良書と言える新刊の書評でした。