悪い考え方は改善できる ぐるぐる考えてしまう心のクセのなおし方

☆良いも悪いも思考のクセがある

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自分の中の思考習慣。

考え方のクセってどれだけの人が意識してるでしょうか。

私は行動よりもこういう思考習慣に重きを置いています。

といよりも、思考習慣→改善→行動という流れですね。

 

同じ行動をしても思考習慣次第で成果は全然違います。

先に行動するのか。

先に考え方を矯正するのか。

私は考え方だと思っています。

ここに関しては行動することによって考え方が変わる。

 

行動をしながらの考え方が矯正されるという答えもあります。

だから、人それぞれ合う方法や合わない方法。

それにその時々で変わると思うので正解は無いと思っています。

むしろ、白か黒かではなく「グレー」という選択肢も持っておきたいですね。

そんな考え方の自分のクセを客観視できる書籍の紹介をしていきたいと思います。

 

 

書名:ぐるぐる考えてしまう心のクセのなおし方

著者:清水栄司

出版社:大和書房

出版年:2018年3月18日

ページ数:216ページ

 

表紙が癒やされますね。

温かさを感じる癒やしな表紙だと思います。

専門家のカウンセリングを受けている気分で読めるとあります。

まさしくそのような感じで読める読みやすい書籍でした。

主に人間関係の具体例がたくさん載っています。

生活していれば、人間関係で悩むことってあると思います。

今、悩んでいる人も、悩みやすい人も読むことによって考え方が変わると思いますよ。

 

☆悪い考え方は改善できる ぐるぐる考えてしまう心のクセのなおし方

 

はじめに
序章:なんだか生きづらく感じるのは、3つの「考え方のクセ」のせい
第1章:人間関係の苦手をなくす考え方
第2章:行動の苦手をなくす考え方
第3章:心のモヤモヤと上手に付き合う考え方
おわりに

 

(P.6) 「今の自分を変えたい」と思ったときは、チャンスです。これからご紹介することは、今日からすぐに取り入れることができるものばかりですので、「これなら、できそうだな」と思うところからはじめてみてください。きっと今よりもっと、自分らしい毎日を送ることができるようになるはずです。

 

ぐるぐる考えてしまう心のクセのなおし方の目次です。

今の自分を変えたいと思ったときがチャンス。

私も人間いつからだって変われると思います。

年齢だって関係ないと思います。

できそうなところから日々の生活に活かしていく。

すぐに取り入れていける考え方が多いです。

参考になる部分が必ず見つかると思いますよ。

 

(P.20) 大切なのは、自分にとってなにがプラスのクセで、なにがマイナスのクセなのかを見極めて取捨選択する、ということ。今の私にとっては「ごはんを半分に減らす」ことがプラスのクセですが、アスリートなら「たんぱく質を1日に120グラムとるようにする」がプラスのクセになるかもしれませんし、ダイエット中の人なら「週に3日は軽い運動をする」がプラスのクセになるかもしれません。つまり、いろいろなクセのなかから自分にダメージを与えるようなクセを、プラスのクセに変えていくようにすればいい、ということです。

 

自分の考え方のクセを見極める。

まず最初のスタート地点はここからです。

必ず思考のクセって人それぞれあると思うので見極め大切です。

私は自分の思考をだいぶ客観視できるようになってきました。

気づいて客観視してマイナスだったらプラスのクセに変える。

すぐにはプラスに変えられないかもしれませんがまず気づくこと。

気づくだけでもワンテンポ置くことになるので自覚して変われると思いますよ。

 

(P.113) 本書のように、かたよった考え方のクセに自分で気づき、改善しようとするセルフヘルプ式の簡易的な認知行動療法も注目されています。難しい専門用語や特別な道具は必要ありません。ポイントは、かたよった考え方のクセがあることに自分自身で気づく、ということです。自分で自分のクセに気づくことができれば、改善の余地があるからです。だからこそ、本書を読んで「これって、私にもあてはまるかも…」と思えることは、とても大切なことなのです。

 

私が本書のような書籍を読むのはまさしくこの引用です。

自分の中の「セルフヘルプ力」を高めたいんですよね。

知識としてあれば自分の中の防御にもなります。

事例を見て当てはまっていれば、上手く活かしてすぐ改善できることもあります。

気づきの機会をいただく機会も多いので本書のような書籍には本当に感謝です。

 

(P.164) 「仕事が遅い」「ひとつのことに時間がかかりすぎる」というのは、ゆるぎない事実ではなく、誰かから見たひとりの人のとらえ方なのです。つまり、同じ人物のことをまた別の誰かが見たときには、「仕事が丁寧だ」「細かい部分にまで手を抜かず、最後までやり遂げる」というとらえ方になる場合もある、ということ。

 

人からどう思われているかを意識するのは大切です。

ただ、その「どう思われているか」を意識しすぎも良くないです。

なぜなら、人それぞれで感じ方が違うのに振り回されてしまうからです。

引用にあるように他人から仕事が遅いと言われました。

でも、他の人から見たら仕事をいつも丁寧にしてくれて有り難い。

そのように感じてもらえてるかも知れません。

逆に早く仕事をこなす人が「仕事が雑」と思われる可能性もありますからね。

色んな捉え方があるんだから自分は自分というのも大切だと思います。

 

(P.164-165) 誰も評価してくれないときは、自分で自分のことをよく評価してあげましょう。「あの人から見ると私はそんなふうにとらえられてしまうかもしれないけれど、私にはこんないいところもあるし、あんなことだってできる!」というように、自分のことを大切に思ってあげることはできるのです。同じものでも光の当て方を変えると見え方がガラリと変わるように、ちょっと視点をずらすだけでとらえ方が変わる例はたくさんあります。

 

私は意識的に「自分ほめ」をしています。

自分で自分のことを評価することの効用はすごく感じています。

そもそも、「短所」は「長所」とも言えます。

光の当て方で見え方がガラリと変わるということは実感しています。

視点をズラして捉え方を変える。

考え方が一辺倒になっている人は考え方を疑う。

「ほかの見方は無いのかな?」と一歩立ち止まってプラスの視点を考えてみましょう。

 

(P.177) 喜びや楽しさ、ワクワクする気持ちといったハッピーでポジティブな感情を、誰よりも深く味わうことができるのは、ネガティブでモヤモヤした感情をしっかりと受け止めて生きている人の特権ではないでしょうか。どうか、自分の頭のなかに住んでいるヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリに気づいて、彼らを等しくいとおしいものと思ってみてください。

 

闇があれば光もある。

裏があれば表もある。

物事は表裏一体です。

ネガティブな感情があるからポジティブな感情をより楽しく感じられる。

ネガティブな感情は悪いものだ!!

このようにレッテルを貼る必要は無いんですよね。

すべての感情が自分の中にあって当たり前。

どの感情も愛して抑圧しないようにするって大切だなって最近強く感じています。

 

【ぐるぐる考えてしまう心のクセのなおし方】

 

☆まとめ

ぐるぐる考えてしまう心のクセのなおし方。

清水栄司の書籍を読んだ読書感想文でした。

自分の中の悪い考え方のクセは改善できます。

考え方を変えて自分をマイナス方向からプラスの方向へ向かわせる。

思考のクセを理解してやさしく軌道修正してあげましょう。