ダイヤモンド社の書籍 ハーバード×脳科学でわかった究極の思考法

☆ダイヤモンド社の翻訳本の新刊

f:id:acutehappp:20180404101834j:plain

 

今回の書評は書評する段階では発売から約1ヵ月。

まだまだ新刊と言える時期での書評となります。

そして、何と言ってものダイヤモンド社の書籍。

ダイヤモンド社から販売されている翻訳本です。

 

ダイヤモンド社の書籍。

ダイヤモンド社の翻訳本に関しては私は太鼓判を押します。

出版社の中で安定度で言えばナンバーワン。

どの書籍もクオリティの高い本が多い印象です。

ある程度のクオリティは保証されるので迷ったらダイヤモンド社の書籍。

そのような本の選び方をされるのもオススメしたいほどです。

それに1度読んで理解できない本は何度も読みたくなるのも特徴です。

 

今回は究極の思考法。

ハーバード×脳科学という書名。

これだけで権威を感じられていいですね。

科学的根拠もしっかりあるんだなって伝わってきます。

私は脳科学の情報を仕入れるの大好き人間なので読んでみました。

 

 

書名:ハーバード×脳科学でわかった究極の思考法

著者:スリニ・ピレイ

翻訳:千葉敏生

出版社:ダイヤモンド社

出版年:2018年3月15日

ページ数:328ページ

 

この1冊で、脳の力が高まり、頭がよくなる!

正直に申し上げて1度読んだだけでは飲み込めない。

何度も咀嚼しながら読もうと思えた書籍でした。

それくらい色んな情報が散りばめられています。

それに何と言ってもの、デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)。

こちらの理論についても興味深く読ませていただきました。

 

☆ダイヤモンド社の書籍 ハーバード×脳科学でわかった究極の思考法

 

はじめに──脳の力を最大化するのに必要なのは「集中力」じゃなかった!
第1章:非集中の力で「脳のリズム」を取り戻す──人生を変える脳の習慣を身につける
第2章:「グレーな思考」で脳が次々とひらめきだす──創造力を呼び覚ます「かじる」の力
第3章:「自問自答」で脳がどんどん賢くなる──学習効果がみるみる上がる「やってみる」の力

第4章:「無意識」に任せれば脳が勝手に働きだす──生産性がめきめき上がる「落書き」の力
第5章:どんな困ったことも、「脳の言い訳」を止めればうまくいく──心を整える「いじくり回し」の力
第6章:「矛盾」をあえて受け入れて、脳の可能性を極限まで広げる──自分を超えつづける「非集中」の力
結論:「非集中」がよりよい人生をもたらす
あとがき、そして謝辞

 

(P.ⅩⅦ) 本書の手法をほんのいくつかだけでも実践してみると、多くの人は不安が和らいだり、これまで記してきたようなひらめきが浮かんできたりする。誰にでも、日中ときどき窓の外を眺めてボーッとする瞬間があるだろう。そのクセを前向きに活かす方法がわかったら、すばらしくないだろうか? きっと、目から鱗が落ちるはずだ。

 

ハーバード×脳科学でわかった究極の思考法の目次です。

読んでみて目からうろこと言える書籍でした。

そちらはさすが、ダイヤモンド社の書籍です。

ただ、1度だけでなく何度も読んだほうが絶対に良い本だと思います。

何回も読んで実践して活かせたら私的に超良書に化ける本になりそうです。

 

(P.14) 習慣。脳は現状維持を好む。お決まりの行動を惰性で続けるのがいちばんラクだ。習慣や考え方を大きく変えようとすると、心のなかに「認知的不協和」と呼ばれる一種のストレスが生まれる。この状態は脳スキャンではっきりとわかる。このとき、脳は「変わりたい」「でも変わるのはつらい」というふたつの感情の板挟みにあっている。

 

脳は現状維持を好む。

基本中の基本とわかりつつも抜け出すのが難しい。

それが、現状維持の行動。

惰性的な行動を日々の生活でしてしまう部分だと思います。

私も大きく変化させようとして認知的不協和に飲み込まれたことがよくあります。

だから、何かを変えようとして失敗したとしても自分を責めすぎない。

再チャレンジする方向に気持ちを持っていたほうが有意義ですよ。

習慣を変えるための再チャレンジは何度もできますからね。

 

(P.35) 私が提案するのはルールではなく、あなた自身の複雑な状況を乗り越えるための地図だ。何をするにも正しいやり方やタイミングなんてない。大事なのはあなたにとって正しいかどうかだ。あなたが科学を活かし、あなた流にアレンジしてこそ、本書の内容を最大限に活かせるのだ。ぜひ私が紹介する、アイデア、戦略、情報を発明家のようにいじくり回して、あなた自身の脳に合うように改良してみてほしい。

 

日本流で言うと守破離という言葉がありますよね。

最初から自分流だと離れすぎる可能性もあります。

そこで実践して気づいてきたらアレンジをほどこす。

私なりにはこういうスタイルがいいかと思ってます。

何にしても、自分が辛くならないように楽しいアレンジ。

そのことを勝手にしたくなるようなアレンジをするのも良いと思います。

 

(P.89) 失敗はすべて放り出してあきらめよというサインではなく、学習のチャンスであるというのが昨今の考え方だ。早めに失敗し、失敗を糧にし、完璧を目指すよりもまず行動することが大事だと理解しているかぎり、心の停滞を避け、失敗の恐怖に打ち克つことができる。単純にいえばこうだ。おしゃべりはいらない。成功するまで行動しつづけろ。失敗しても明日があるさ。

 

ピンチはチャンス。

失敗は成功のもと。

失敗に関しての前向きになれる言葉って多くあります。

「完璧を目指す」のではなく「まず行動することが大切」の理解。

この部分を理解して行動できたらどんどん変わっていくと思います。

引用した著者のスリニ・ピレイさんの言葉がすごく好きです。

 

「おしゃべりはいらない。成功するまで行動しつづけろ。失敗しても明日があるさ」

 

私の中の名言辞典にランクインするくらい気に入りました。

自分自身を鼓舞して前向きになれる言葉でいいですよね。

 

(P.194-195) 「友人たちは、私の人生は十分にすばらしいのだから、そんなバカバカしい悩みは忘れたほうがいいと口を揃えるでしょう。でも、私の考え方は違います。たとえすぐには方法がわからなくても、どうすれば人生がもっとよくなるかと考えるのは意味があると思います。このオープンな心構えこそが私を突き動かしているのです」 これがいじくり回しの精神だ。そして、可能性に目を向けはじめれば、きっとあなた自身のなかにもその精神が見つかるはずだ。

 

いじくり回しの精神。

つまり、いじられ上手になれということです。

自分自身の心のなかに対してですよ。

オープンの心構えって悲観的なときには忘れがちになります。

でも、いつどんなときも闇から光へつながることができる。

可能性に目を向けることを忘れないように心構えは大切にしたいです。

 

(P.207) あなたが今まで単なる不運で片づけていた出来事を振り返り、「木ではなく森を見ていたらどうなっていただろう?」と自問してみてほしい。あなたに、しばらく失敗を静観し、比喩的な意味で"落書き"をする心の余裕があったら? 私たちは失敗を忘れ、それを跡形もなく消し去ってしまいたくなる。しかし、それが本当は絶好のチャンスなのかもしれないのだ。

 

視野を広げる。

大局的に物事を見る。

大ピンチに陥ると視野が狭くなります。

先ほどのいじくり回しの精神と同様にこのときの気の持ち方。

心の余裕は忘れないようにしておきたいです。

 

【ハーバード×脳科学でわかった究極の思考法】

 

☆まとめ

ハーバード×脳科学でわかった究極の思考法。

スリニ・ピレイ(翻訳:千葉敏生)の書籍を読んだ読書感想文でした。

ダイヤモンド社の翻訳本なので安心して読むことができました。

科学的根拠もしっかり明記されていることばかりです。

私的には今年、何度も読み返そうと思えた書籍でした。