☆筋トレ本だと思ったら習慣本でした
この本めちゃくちゃ良かったですよー!
冒頭からこんなことを言うのは珍しいです。
と言うのも、予想と違う本でした。
私はブログ記事タイトルに書いてある通りですね。
※筋トレ本だと思ってましたー
だってそうじゃないですか?
鍛えていないと稼げませんって言われたらですよ。
「筋トレしたほうがいいよね~」という感情。
筋トレのほうに頭が行ってしまうじゃないですか。
それで本書を読んでみたらそれを覆す内容。
どちらかと言うと、習慣本という感じでした。
著者さんと編集者さんの入念なタイトル会議。
タイトルは吟味して考えていると思います。
だから、素人が言うのはおこがましく思うんですよ。
ただ、ですね。本を読んでいてときどき思うことがあります。
本のタイトルと内容がミステイク。
そのような書籍は多い印象があります。
本書もそうだと思うんですよね。
そうは言っても、鍛えていないと稼げませんというタイトル。
こちらに惹かれたのも事実なので完璧なミステイクだとは思いませんが。
男女や年齢も関係なく読むと習慣を変えていこうと思える本ですよ。
書名:鍛えていないと稼げません 身体づくりで生産性をあげよう
著者:角谷リョウ
出版社:WAVE出版
出版年:2018年1月25日
ページ数:192ページ
習慣という言葉。
そうではなくルーティンにしよう。
習慣は堅苦しい。
ルーティンだとゲーム化して取り組める。
いろいろな考え方はあると思います。
そういうことも含めて目からうろこの考え方が多かったです。
習慣本をたくさん読んでいる私としても面白い本をそれでは紹介していきます。
☆悪習慣を断ち切れない人に朗報 鍛えていないと稼げません
はじめに
プロローグ
第1章:ルーティン力を鍛える
第2章:リセット力を鍛える
第3章:生産性の高い身体をつくる食事ルーティン
第4章:生産性の高い身体をつくる睡眠ルーティン
第5章:生産性の高い身体をつくる運動ルーティン
おわりに
『鍛えていないと稼げません』カウンセリングシート
(P.3-4) 6年間でのべ1000人以上の生産性を上げてきた私の実績をもとに、ひとりでも多くの人に、生産性の高い、本当に鍛えられた身体がつくれるようなアドバイスを本書でお伝えしたいと思います。
鍛えていないと稼げません 身体づくりで生産性をあげようの目次です。
著者の角谷リョウさんの経験談も含めて書かれています。
角谷リョウさんのアドバイスは本当に目からうろこでした。
こういう方面に持っていけば良いのかと気づかせていただいた部分も多いです。
そこも含めて書評させていただきたいと思います。
(P.20-21) トレーニングの目的は、今までの身体を破壊し、新しい身体に再生することです。忙しくて毎日の疲れすらとれていない人が、どうにか時間をつくってトレーニングをしたとしたらどうなるでしょう? 答えはいうまでもなく、「さらなる不調がやってくる」 で、忙しいうえ、運動が得意ではない人がいきなりトレーニングをおこなうと、生産性が上がるどころか下がる可能性が高いことをぜひ理解しておいてください。
この部分は勘違いしている人が多いですよね。
筋トレはすればいいってもんじゃないってことです。
自分の疲れのレベルを知っていることが大切だと思います。
どうして、そういうことかと言うと私がそうだったからです。
日ごろ負荷をかけていない人が身体に負荷をかけすぎる。
そうするといつもの寝る時間の前に眠気が来て寝てしまいます。
仕事をしたり本を読んだりする時間がすごく削られます。
つまり、著書の角谷リョウさんが言う生産性が下がるってことなんですよね。
私は実体験しているのでこの引用はめちゃくちゃ共感しました。
(P.28-29) まず、みなさんの悪い習慣をほんの少しだけ生産性を上げる習慣に変えてみることです。実は「喫煙」や「運動不足」などの一見致命的にも見える悪習慣でも、5つ以下の習慣ならほとんど生産性を下げないことが東京大学の研究で証明されています。ただ多くの方は軽度の悪習慣が5つ以上あり、その相乗効果で生産性を下げている状況です。ですからみなさんがやめたくない、またはやめられそうにない悪習慣を無理してやめようとすることは非常にナンセンスです。問題は悪習慣の数です。
この悪習慣が5つ以下なら大丈夫。
生産性を下げないっていう部分は知らなかったです。
読んでいて目からうろこの部分がまたまた登場しました。
私は良い習慣を続けるのは容易にできる。
でも、悪習慣を断ち切るのは苦手意識があります。
苦手意識と言いますか、断ち切れない甘えですけどね…。
そんな人に朗報と言えるのがこの引用です。
どうしても、断ち切るのが無理と思える悪習慣は諦める。
その変わりに5つ以下にできるところはしていくってことです。
ごはんを先に食べずに野菜から先に食べる。
こういう良い習慣を取り入れていこうと著者の角谷リョウさんは述べています。
(P.34) やみくもに目標を数値化することは習慣化の会得から遠のいてしまいやすいのです。だからこそ、数値に頼らず習慣化そのものを目標設定にすることをおすすめします。もちろん意味のない習慣を身につける必要はありませんから、身につけた習慣が本当に有効かを検証する必要はあります。
たとえば、
「ダイエットで10キロ痩せる」
「ブログで10000PV以上を目指す」
そういうことを目標にしがちですよね。
そうではなく、習慣化しやすいこと。
ダイエットならダイエットに役立つことを習慣にする。
ブログならアクセス数アップに貢献することを毎日する。
数字だけを思い求めるんじゃなくて習慣化することを目標にする。
私はこの考え方はすぐに取り入れていきたいと思いました。
(P.56) モノをリセットすることは、使っていなかったり不要だったりするモノを処分することでエネルギーを節約することになります。同様にモノを探すこともエネルギーが必要です。ほとんどの方は、財布のなかから必要なカードを探したり、デスクトップにあるたくさんのフォルダから必要ファイルを探したりすることで無駄なエネルギーを消費していますので、モノをリセットすることでこれらのエネルギーの節約になれば、エネルギーをルーティン化に使うことが可能です。
今は断捨離って言葉もあります。
使わないものはスペースが空きますし捨てること。
そういうことを意識している人も多い時代です。
いろんなところを捨てることによって空いてくる時間があります。
空いている時間=考えなくても良い時間。
考えるということはエネルギーを使うことです。
考えなくても良い時間をルーティン化に振り分ける。
こういう考え方も素晴らしいと思った部分です。
(P.30、P.52、P.86、P.118、P.152)
私が身につけた(やめた)ルーティン100(1から5)
著者の角谷リョウさんのルーティン100。
身につけたこととやめたことのリストが100個書かれています。
参考になりますし、見ていて私も参考にしようと思いました。
※毎日納豆を食べる
※コーヒーはブラック
※18時以降カフェインを取らない
※朝起きたら伸びをする
※週に1回プロにマッサージしてもらう
※朝起きたらうがいする
※鏡を見たら姿勢チェック
などなど。この角谷リョウさんの100のリスト。
私も参考にして100のリストを作成したいと思いました。
私的にですけど、このリストを見ているだけで本書はすごい。
ルーティン化をしていこうと思えるので効果は抜群だと思いますよ。
【鍛えていないと稼げません 身体づくりで生産性をあげよう】
☆まとめ
鍛えていないと稼げません 身体づくりで生産性をあげよう。
角谷リョウの書籍を読んだ読書感想文でした。
本書はタイトルだけを見たら最近流行りの筋トレ本。
筋トレをしようと訴えかけている本だと思います。
そうではなく、中身は個人的に習慣本でした。
新しい習慣を取り入れたい人や悪習慣を断ち切りたい人には参考になりますよ。