☆ノートだけどノート術の本では無いです
人間って思考のクセ。
バイアスって絶対にあるんですよね。
それは生まれ育った環境。
友人、知人の影響などなど。
人それぞれ絶対にあると思います。
ただ、本などを読んで修正すること。
自分よりステージが上の人との出会いもそうですね。
思考のクセを理解する。
自分の思考に客観的になることは誰でもできます。
私は「自分の思考に客観的になる」はキーワードなんですよね。
と言うのも、今の思考のままでは現状維持のまま。
自分の中の現状維持バイアスが働きます。
だから、抜け出したいなら抜け出すなりのこと。
それを実践していこうと常々思っています。
今回紹介する著書は「ノート」とタイトルについています。
とは言え、ノート術の著書ではございません。
自分の中の思考術を学べる本。
凝り固まった考え方をほぐせる本ですよ。
私は本書を読んで思考回路がまだまだ一定だと思ってしまいました。
書名:仕事の基本エッセンシャルノート 良い判断ができる人
著者:鳥原隆志
出版社:日経BP社
出版年:2018年1月25日
ページ数:208ページ
著者の鳥原隆志さん。
インバスケット思考で有名な人です。
累計50万部超えということで読んだことがある人。
インバスケット思考を知っている人も多いんじゃないでしょうか。
インバスケット思考については私は軽く触れた感じになります。
マンガでやさしくわかるインバスケット思考。
私はこのマンガでわかるシリーズの著書。
こちらを読んだくらいです。
だから詳しくはわかりません。
ただ、読んでみてインバスケット思考いいなとは思いました。
今回の著書もインバスケット思考の人と気づいて読んだのもあります。
それでは、ここからは書評させていただきます。
☆凝り固まった考え方をほぐせる本 仕事の基本エッセンシャルノート
INFORMATION:プラス思考の判断力
PART1:判断の基本
PART2:状況別チェックリスト
PART3:チームの判断力を高める
(P.3) 本書が目指す「判断できる人」は、次のような人です。
・判断が明確に下せる
・適切なタイミングで判断できる
・判断の精度が高い
・中長期的な視野、全体を俯瞰した判断ができる
・楽しんで判断ができる
仕事の基本エッセンシャルノート 良い判断ができる人の目次になります。
本書の特徴は判断について。判断基準についてです。
「正しい判断」のルールを集大成というのもわかります。
人それぞれのバイアスというのがあります。
そのルールって本当にそのままでいいの?
そういうことを改めたくなる著書でもありますよ。
(P.23) 経験を積んでくると、わずか5秒で、30分悩むのと同じ答えを導けるようになるということです。言い換えれば、長時間かけても、結局のところ、即決したときと同じ判断をするということです。ようするに、判断を先送りしたところで、それほど最終的な行動は変わらないのです。そうだとすれば、判断を「ためない」で、早めに判断していったほうがいいでしょう。
悩んで悩んで悩みまくる。
一見したら良いように思えますよね。
ただ、それが「グルグルグルグル回っているだけ」ということ。
結局は結論は一緒だったと思ったら早く結論出せよになります。
だから、経験値を積んだ人はさっさと結論を出して行動しようです。
私なんかも「行動して実践する」ということは意識にあげています。
意識しないとほんと判断を溜め込むことってよくあります。
そういう意味で早めに判断して動き出す大切さは身にしみています。
(P.64) 必要性を定量的に考えます。その仕事をしないことで、どのような損失が出るかを推定するわけです。その仕事をしないと誰が困るのかと想像するのです。定量的に影響を考えると、大して影響がないものもあり、それは「しなくてもよい」、つまり捨てることができるのです。あれもこれも重要と考えると、結局、処理しきれなくなり、良い結果につながりません。だからこそ、切り捨てる判断、いや切り捨てる勇気が必要なのです。
今までの自分を変えるなら捨てること。
変化することを拒んではいけませんね。
長年の習慣ってやっぱりあります。
そうするといろいろ考えてしまいますよね。
そこで価値基準を考えておくことの大切さ。
自分の中の良い習慣のルーティンを徹底すること。
現状維持を抜け出すには必要かと思っています。
(P.71) 優先順位をつけるときには、パレートの法則を思い出してください。本当にやらなければ大きな影響が出る仕事は全体の2割だと考えて、割り切っていく。これが優先順位を決めるときのヒントになります。大事なことをたくさん抱えている方もいらっしゃいますが、あえて3つくらいに絞り、さらにそこにも優先順位をつけることが必要です。大事なものを守るために、あえて捨てるものを選ばなければならないこともあります。
パレートの法則は有名ですね。
80:20の法則やばらつきの法則とも呼ばれている法則です。
これは何にでも当てはまると思います。
私のブログ記事は今日の投稿で2145記事があります。
その中ですごく見られている記事ってきっと2割だと思います。
ということで大事なことを捨てる勇気。
あえて絞ってそこに集中することを著者の鳥原隆志さんは説いています。
(P.98) バイアスは、認知心理学の側面から指摘されている思考のクセです。判断をするうえで、思考のクセにはどんなものがあって、自分もその傾向があるかもしれないということを知っておくと、判断の偏りなどを防ぐことができるでしょう。
バイアスということが出てきました。
思考のクセって人それぞれあります。
これが本当に厄介なんですよね…。
私が日々、本を読みまくるのもバイアスから逃れる。
固定観念から逃れるという言い方もあると思います。
判断などの偏りを防げるようになりたいというのもあるわけです。
(P.109) 重要なことや新たな挑戦などは、リスクが気になったり、完璧さを求めたりするがゆえに、実行が先延ばしになりがちです。しかし、先延ばしは良い結果を出すどころか、「あとあと倍の労力がかかる」という法則があります。エメットの法則です。
リスクを考えすぎたら行動できない。
先延ばしにしてしまう。
先延ばしの結果は結局なにもできなかった。
生きていれば誰しもあることじゃないでしょうか。
でも、先延ばしすることのデメリットもあります。
早くやっておけば良かったなー…。
そう思えることも人間誰しもあると思います。
だからこそ、ことわざにもあるように思い立ったが吉日ですね。
やることはさっさとやるを徹底してみたほうが良いです。
【仕事の基本エッセンシャルノート 良い判断ができる人】
☆まとめ
仕事の基本エッセンシャルノート 良い判断ができる人。
鳥原隆志の著書を読んだ読書感想文でした。
正しい判断。判断力を磨く。
そういう人にはオススメの著書です。
誰しも凝り固まった考え方や固定観念がありますからね。
読んでみて思考回路を再構築できる本でもあると思います。