☆中谷彰宏さんのうまくいくシリーズ
中谷彰宏さんの著書の書評。
今回は「うまくいく」シリーズです。
中谷彰宏さんくらい著書を出している著者さん。
シリーズ化と言える著書。
定番化している本がありますよね。
中谷彰宏さんの本。
ここ最近の著書は古めの著書を書評していました。
今回は去年の年末に出た少し新し目の著書。
「頑張らない人は」という部分が気になる人も多いと思います。
逆説的な言葉は気になりますよね。
普通は頑張ればうまくいく。
頑張ったからこそうまくいくになると思います。
それが頑張らない人はうまくいくってなに?と思いますもん。
ただ、努力の方向性ってありますよね。
頑張れば頑張った分だけ成果になるとは限りません。
「がんばる」という言葉の定義。
「がんばる」という意義をもう1度考えたくなる著書がこちらになります。
書名:頑張らない人は、うまくいく。
著者:中谷彰宏
出版社:学研プラス
出版年:2017年12月12日
ページ数:195ページ
先ほど書いた通りの去年の年末に出版された少し新し目の著書。
サブタイトルと言える部分は自分の成長を楽しむ57の方法。
自分の成長を楽しむという部分。
歯を食いしばりながら頑張るんじゃない。
成長を楽しむんだと思えるかどうか。
読むと頑張る認識が変わること間違い無しの著書をそれでは書評します。
☆考え方1つでこんなに変わる 中谷彰宏の頑張らない人はうまくいく
Prolonge:ヤル気のある日とヤル気の出ない日があっていい
CHAPTER1:ヤル気を、ムリヤリ出さない
CHAPTER2:助けを求めるのも、強さだ
CHAPTER3:努力ではなく、工夫をする
CHAPTER4:チャンスに、リスペクトする
CHAPTER5:感謝することで、捨てる
CHAPTER6:頑張らないことを、習慣にする
CHAPTER7:自分の成長を楽しむ
Epilogue:うまくいくより、楽しくなることだ
【この本は3人のために書きました】
1:頑張っているのに、結果が出ない人
2:ヤル気に、ムラを感じる人
3:モチベーションの上げ方が、わからない人
頑張らない人は、うまくいく。の目次です。
中谷彰宏先生の本ではお馴染みのこの項目。
「この本は3人のために書きました」です。
今回の3つの項目はほとんどの人が該当するんじゃないですか?
私は1から3だと1の意識はまだまだ根強いと思いました。
そういう意味でも読んでみて「頑張る」という意識をもう少し取り下げる。
頑張らない人はうまくいく精神を取り入れていきたいと思いました。
(P.34) 料理や家事、仕事にしても、いちいちモチベーションを上げなければならないという時点で、プロではありません。それはアマチュアの趣味です。プロは、モチベーションを上げないで淡々とします。公務員が仕事をするように本を書いているのが職業作家です。何十年と長く作家をしている人はみんなそうです。「ヤル気をムリヤリ出さなければいけない」から、「淡々としよう」という考え方に切りかえたほうが、うまくいくのです。
やる気を無理やり出さないと動けない。
ブログを書くことを楽しもう。
ブログを書くモチベーションが上がらない。
ブログに対してよくこういう言葉を目にします。
ブログ継続日数1512日目で毎日書いている人から言わせていただきます。
私としてはそんなものは無いんですよね。
この中谷彰宏先生の言葉なんですよ。
ブログを書くのは楽しいのは当たり前。
それでいて、淡々とブログを毎日書いています。
(P.43) ヤル気は最初から持っているわけではありません。小さい行動をすることによって、次のヤル気のエネルギーが無限に湧いてきます。そのエネルギーを、ただ単純に波のように継続させていけばいいのです。ヤル気は、一筆書きです。
やる気に対しての対処法。
科学的にも言われいることです。
小さなことでもいいから行動する。
その積み重ねであれもこれもと動けるようになる。
その動いた勢いのまま継続して次々とこなしましょう。
(P.54) たとえば、お店を禁煙にしました。お客様に「タバコを吸えないんですか。じゃ、よそへ行きます」と言われると、自分のお店からお客様がどんどんいなくなるという思い込みは、間違っています。世の中には、タバコを吸う人がいないお店を探している人がたくさんいます。禁煙のお店には、タバコを吸わない人がやってくるのです。
ネガティブな言葉を掛けられたら意識しますね。
私は言われてませんし書評はおかげさまで人気です。
ただ、たとえば、これを私のブログに当てはめます。
「食レポ少なくなっちゃたんですか。じゃ、よそへ行きます」
そう言われるとヤバいなとか絶対に意識しますw
ただ、世の中にはたくさん人がいるわけです。
当ブログも書評を半年以上ずっと書いていたらそちら目当ての人が増えました。
むしろ、食レポより書評のほうを目的とした人が今はもう多いのかな?
そういう意味では1人に左右されず自分の軸を持ってやり通したいですね。
(P.77) どんなにつらいことも乗り越えられるコツは、やり過ごすことです。抵抗することではありません。「時間がたてば通り過ぎるんだから」と考えて、頑張らないことです。つらい時にムダなエネルギーを使う必要はないのです。
辛いことがあると頭の中がそれで埋め尽くされます。
辛いことで堂々巡りしちゃうのは誰しもあると思います。
そういうときはとにかくやり過ごすと決める。
その感情に抗わず抵抗しなくてもいいんです。
時間が立てば通り過ぎるというのはその通りですよね。
1年前、3年前、5年前、10年前の辛いこと。
時間が立てば経つほど忘れて通り過ぎた人も多いと思います。
(P.140) 頑張る人は、成長を目標にしないのです。頑張らない人は、諦めないことで成長していくのです。
頑張らない人は諦めないことで成長していく。
この言葉は名言中の名言です。
諦めたらそこで試合終了という有名な言葉もありますもんねw
私は諦めの悪い人間です。
諦めず日々成長していきたいと思っています。
(P.157-158) どうせ頑張るなら、「貧乏」で頑張ったほうがいいのです。貧乏恐怖症でエネルギーを使うのは、エネルギーのムダづかいです。貧乏恐怖症の人は守りに力を入れ始めます。貧乏な人は切り詰めるコストすらないので、必然的にどうやって稼ぐかで頑張るのです。
貧乏で頑張ったほうが良い。
私は前からなかなか腑に落ちないことがありました。
それが、中谷彰宏先生のこの言葉で腑に落ちました。
貧乏な人は切り詰めるコストすらないから必然的にどうやって稼ぐかで頑張る。
そういうことかーーー。すごく合点が行きました。
稼ぐ方にシフトしないで守る方ばかり意識する人。
そういう人はまだ余裕があるから稼ぐ方に本腰が入らないとも言えるんですね。
コストカットは確かに大切です。
ただ、それだけでは収入は上がっていきません。
貧乏恐怖症でエネルギーを浪費することは避けたいですね。
【頑張らない人は、うまくいく。】
☆まとめ
頑張らない人は、うまくいく。
中谷彰宏の著書を読んだ読書感想文でした。
頑張らないからこそうまくいく。
頑張りすぎている人はぜひ本書を読んで頑張るという言葉の定義。
頑張ることによる弊害などを考えてみるのもいいと思います。
中谷彰宏先生がわかりやすく解説してくれています。
今回も読みやすくわかりやすい解説をされていてあっという間に読めました。