・何回も読み直したい良書
かなり前ですけど、私の考え方。
備忘録とも言えます。
戯言記事で書いたことです。
破壊衝動。破滅衝動があるという話しです。
物事が上手く行きそうになると壊してしまう。
人生リセットボタンの悪い方のリセットボタン。
リセットボタンを押して自ら逆境へ突き進む。
悪い方へ行っちゃうという話しを書かせていただきました。
それには理由があったということが今回紹介する著書。
臆病な自分から自由になる方法でより理解できました。
新年の目標を立てたけど挫折してしまった人。
自分を変えていきたいと思っている人。
まだ間に合います。と言うよりも、2018年も《まだ》1月です。
諦めずにリスタートしましょうよ。
ということで、今回は良書と思った著書の紹介です。
読んでみて5回以上は読み返そうと思った本当に良書です。
書名:臆病な自分から自由になる方法
著者:ペトラ ボック
訳者:田中順子
出版社:文響社
出版年:2017年11月29日
ページ数:304ページ
ドイツで10万部超えのベストセラー。
ドイツの翻訳本って良い本が多いです。
ただ、書名で損してる著書が多い印象があります。
今回の臆病な自分から自由になる方法。
こちらも、もう少し書名がどうにかならなかったのかなと思います。
でも、内容に関してはかなりの太鼓判。
先ほども書いた通りで何度も読み直したいと思ったので紹介します。
・あなたの邪魔はあなたがしてる 臆病な自分から自由になる方法
はじめに
第1章:私たちの成功を邪魔するのは誰?
第2章:7種類のマインドファック
第3章:マインドファックが生まれる2つの背景
第4章:マインドファックから自由になる方法
第5章:理想の人生を手に入れる
(P.4) 本書では、昔から誰もが知っている現象に対する新しいアプローチをご紹介します。その現象とは、自分で自分の邪魔をしたり、自分の揚げ足をとったりして、まるでハンドブレーキをかけたままのような状態で毎日を送ってしまう……そんな習慣のことです。
臆病な自分から自由になる方法の目次になります。
昔から誰もが知っている現象に対する新しいアプローチを紹介。
自分が自ら陥っている苦境。
自分を苦しめているのは自分自身。
そういうことを学べる著書です。
最初の方は解説。
その後に脱出する方法が書かれています。
著者のペトラ ボックさんも書かれています。
言葉は悪いですけど、「マインドファック」が本書のテーマです。
(P.24-25) 業績をあげられるかどうかというとき、人生を左右するような決断を迫られたとき、仕事やプライベートの問題に直面したとき、私たちは自分の考え方で自分自身を妨害します。まるで「内なる声」であるかのように頭の中に存在するこの思考を、私は"マインドファック"と呼んでいます。これが好ましい表現でないことはわかっています。でも、私たちが頭の中で自分に対している仕打ちも、まったく好ましいものではありません。
マインドファックとは何なのか。
その部分もしっかりと解説されています。
自分が自分を妨害する。
考えてみるとあるあるです。
私も破壊衝動。破滅衝動があること書きました。
そのことがガッテン行くことが多くあってすごく良い良書でした。
(P.54-55) 自分自身、他人、人生についての「思い込み」が、私たちの内なる「指針」となります。私たちは、痛みや不安を避けるためにその指針に従います。心の中の番人は、この7つのパターンに従うよう、私たちに言い聞かせます。
1、破滅型マインドファック:自分を不安にさせる
2、自己否定型マインドファック:自分より他の人のことを優先させる
3、強制型マインドファック:自分や周囲の人に圧力を加える
4、評価型マインドファック:自分や周囲の人を批評する
5、ルール型マインドファック:厳格で独断的、時代遅れのルールを守らせる
6、不信型マインドファック:自分や周囲の人を常に疑う
7、過剰モチベーション型マインドファック:極端なポジティブ思考を駆り立てる
7つのマインドファック。
皆さまも当てはまると思います。
私も本書を読んでなるほどと思いました。
人それぞれこのマインドファック。
手放していこうというのが本書。
臆病な自分から自由になる方法の著者のペトラ ボックさんが言っていることです。
(P.160) マインドファックは、私たちが自分の人生を「フロー」状態にするのを妨げます。生活の質を高めようとするたびに、マインドファックが足払いをかけてくるのです。どんなふうに自分を励まそうが、何を決心しようが、突破口が近づくと、いつも「内なる番人」が声高に反対する。そのような状態では、短期的な小さい変化ぐらいなら達成できるかもしれませんが、大きな目標は達成でぎず、心に何度も同じダメージを負うはめになります。
これなんですよ!!
声高に主張したいのがこの部分です。
私が破壊衝動に陥っていたことはこのことなんですね。
新年の目標を立てた。
挫折した人もいるかもしれません。
それは「内なる番人」が反対したってことです。
本書の解説を読むと出来ない自分を俯瞰的に見つめることできますよ。
(P.214) 「内なる番人」のアップデートとは、好きなように「プログラムし直す」ことや、「私は美しい、私はすばらしい、私は無敵だ、私が望めば何でもできる」といった現実離れした主張や約束をすることではありません。そうした手法は、私の見解では、過剰モチベーション型マインドファック以外の何ものでもありません。
重要なのは、私たちが今、どんな世界に生きているか、目の前にはどんな可能性が広がっているかについて、時代に則した視点を持つことです。それはぜひとも必要なことです。
ここが本書のおもしろいところです。
とにかくポジティブ思考をしろってことではありません。
「私は美しい」「私はすばらしい」「私は無敵だ」「私が望めば何でもできる」
このようなことはアファメーションを学んだ人。
ポジティブ思考になろうと意識すると成りがちです。
これもマインドファックなんですよね。
兎にも角にも、時代に則した視点を持つ。
このことが重要と著者のペトラ ボックさんは述べています。
【臆病な自分から自由になる方法】
・まとめ
臆病な自分から自由になる方法。
ペトラ ボック(翻訳:田中順子)の著書を読んだ読書感想文でした。
今まで失敗していた理由がわかる。
そこから脱出できる著書だと思います。
マインドファックって言葉は確かに良い言葉では無いと思います。
ただ、それくらいキツく言葉に表したほうが良いと思うのも事実です。
本書を読むと目からウロコと思える発見に出会えること間違いなしだと思いますよ。