☆本当に好きなら頑張るという言葉はちょっと違う
夏野剛さんの著書は何冊か読んでいます。
古くはiモード生みの親として有名な人。
最近だとニコニコ動画でも有名な人じゃないでしょうか。
私はニコニコ動画での言動を見て大好きになりました。
夏野剛さんってニコニコ動画を見る前。
もっとお硬い人でユーモアが無い人。
そういう印象がアリましたけどガラリと変わりました。
ニコニコ動画内での人物像に惚れました。
それでいて、さすがと言いますか凄い人です。
今まで何冊か著書を読んでいるのは書きました。
どの著書も夏野剛さんの思考。
夏野剛さんならではの視点を学べて勉強になっています。
今回の著書は久しぶりの夏野剛さんの新刊。
読もう読もうと思っていてようやく読めました。
せっかくなので、書評もさせていただこうと思います。
書名:自分イノベーション
著者:夏野剛
出版社:総合法令出版
出版年:2017年10月18日
ページ数:216ページ
今、自分を変える。
私は思考術を学びたいと思いました。
ただ、最近のトレンドだったり動向。
そう言った部分の洞察力を鍛える意味でも良かったです。
少しばかり凝り固まっていると思ったので凝りをほぐすのにも良かったです。
それでは、夏野剛さんの新刊を書評していきます。
☆YouTuberになるなら頑張っちゃダメ 夏野剛の自分イノベーション
はじめに:すでに通り過ぎた転換期
第1章:IT革命は何を変えたのか
第2章:複雑な市場を分析する5つのコンセプト
第3章:分析力を育てるための思考術
第4章:イノベーションを生み出すためには
第5章:生き方に重なる働き方
おわりに
(P.8) 本書には、私の経験から得た、世の中に必要な新しい価値の種を見付けて育てていく方法、人生の満足度が最大になる生き方のヒントを、余さず詰め込みました。答えのない時代を生き抜くための一助としていただければ幸いです。
自分イノベーションの目次になります。
夏野剛さんの考え方は自分に無い視点を多く学べます。
忘れていた視点を思い出すという意味でもニュートラルになれるので最高です。
今回の著書もいろんな視点を学ぶことができて本当に良かったです。
(P.78) エンブレムに引き続き、私は東京オリンピック・パラリンピックのマスコット選考検討会議にも参加しています。ここでも同じように炎上を狙った火種を考えました。それが、小学生に投票させるという選考方法です。まず、作品を広く公募し、候補を3~4点に絞ります。そして全国の小学校各クラス1票として、候補の中からどれがいいかを投票してもらって決定します。
東京オリンピック・パラリンピックのマスコットキャラクター。
小学生が投票で決めるというのは大々的に報じられていますよね。
最近はニュースをあんまり見ていない私でもこのマスコットキャラの話題。
東京オリンピックのマスコットキャラを投票で決める話しは知ってました。
まさか、選考方法を夏野剛さん達が考えていたとはそこまでは知りませんでした。
(P.87) DVDが売り出されたのは、1990年代の後半です。当初はDVDプレーヤーの価格が高すぎて、まったく普及しませんでした。しばらくはレンタルビデオ店の棚にもVHSが並んでいるような状況でした。それがなぜ現在のように広く普及したかというと、「プレイステーション2」という外部経済性が働いたからです。1999年に発表されたプレイステーション2は、ゲーム機としても広く普及したのですが、DVDも再生することができました。しかも、一般のDVDプレーヤーよりも値段が安い。
私の初DVD体験はプレイステーション2でした。
と言うよりも、プレステ2があるからDVDプレーヤー。
しばらくはDVDプレーヤーって持っていなかったです。
そういう意味でプレステ2の効果って計り知れないと思います。
私はモロに直撃世代だったのでよくわかります。
そういう意味でこの外部経済性という部分は腑に落ちました。
私もプレステ2が無ければ、VHSを見ていた。
ビデオしか見ていない時代がもう少し長かったような気がします。
(P.113-114) 新しいものが生まれることや、それが流行することには、必ず何らかの理由があります。だからこそ、「とりあえずやってみよう」という心構えが大切です。流行の背景には、自分たちのビジネスにとっての、外部経済性が隠されているのかもしれません。あるいは創発の事例として捉えるべきなのかもしれない。もしかしたら、ポジティブ・フィードバックを得られる可能性もあります。流行が大きければ大きいほど、その可能性は高いのです。
とりあえずやってみよう。
好奇心が大事とはよく言います。
最近の私はこういう部分が薄れてきていました。
2018年に際してこういう部分を原点回帰。
もっともっととにかくやってみる。
とりあえずやって触れてみようを実践していこうと思っています。
思考回路もそうですけど好奇心も錆びたらつまらないですよね。
(P.207) "考えてはいけない"というよりは、本当に好きであればそうした意識にはならないのだと思います。「頑張る」と言ってしまうということは、恐らく本当に好きなことではないのです。好きだからやる、好きだから追い求める、好きだから自分の力がどれくらいかが気になる。好きであるということは、本来そういうものであるはずです。
一昔前だと、、
・ボカロPになりたい
・歌い手さんになりたい
・絵師さんになりたい
・ゲーム実況者さんになりたい
今だと、、
・YouTuberになりたい
・ユーチューバーになりたい
このようなことをよく目にすると思います。
私が言うのもなんですけど前置きを書いておきます。
「なりたい」じゃなくて「なってるんですよね」
好きを仕事にするってそういうことだと思います。
ユーチューバーのHIKAKIN(ヒカキン)さん。
ヒカキンさん何かは特にその体現者だと思います。
他人から見たら辛そうなことも本人は楽しそう。
そして、好きでやってるのがこちらまで伝わってきますからね。
やっている本人が苦行に感じたり「やらなきゃ」と思うのはまだまだ。
「なりたい」じゃなくて自然とそのように「なっている」です。
「頑張らなきゃ」って思ってるうちは好きな気持ちが弱いですしダメですね。
【自分イノベーション】
☆まとめ
自分イノベーション。
夏野剛の著書を読んだ読書感想文でした。
夏野剛さんの著者は読んでいてすごくタメになります。
思考回路の中に新しい回路を作成できる。
こういう考え方を取り入れたいということがいつもあります。
今回の夏野剛さんの新刊もそういう意味で楽しく読ませていただきました。