【超良書】西野亮廣さん嫌いが大好きになる革命のファンファーレ

・西野亮廣さんの言動が好きじゃないって人ほど読んでほしい良書

f:id:acutehappp:20171109144634j:plain

 

革命のファンファーレ。

今年の本の中でも超話題。

2017年の超ベストセラーじゃないでしょうか。

2017年10月に登場してから色んな話題が出てますよね。

その西野亮廣さんが書いた超ベストセラーを書評します。

 

書評の前に個人的な話し。

雑食系の人間。

ということで個人的に好き嫌いはあまりありません。

ただ、キングコングというお笑いコンビ。

あまり好みじゃなかったんですよね…。

 

何が気に入らなかったというのはわかりません。

言っちゃえば、無意識の拒否というやつじゃないでしょうか。

キングコングは受け入れられないという観念がありました。

だから、最近は絵本作家など色んな分野で活動している西野亮廣さん。

西野亮廣さんの言っていることって気に入らないことが多かったです。

 

西野亮廣さんと言うとよくネットで炎上していますよね。

私も正直に言うと西野亮廣さんの意見は炎上して当然。

そのように思うことが西野亮廣さんに対して多かったです。

ただ、同じようによく炎上する堀江貴文さん。

ホリエモンですね。ホリエモンに対しては昔から好意的。

炎上している内容でも「わかる、わかる」ということが多かったです。

 

同じ炎上するのに一方は共感して一方は共感しない。

これは何だろうと最近は思っていました。

「価値観が合わないだけじゃない?」

そのように思うのも正解だと思います。

でも、革命のファンファーレを読んで少し理解しました。

それくらい西野亮廣さんが好きになる本でしたので紹介します。

 

 

書名:革命のファンファーレ 現代のお金と広告

著者:西野亮廣

出版社:幻冬舎

出版年:2017年10月4日

ページ数:310ページ

 

先月、幻冬舎から発売されました。

そこから売れに売れてベストセラー。

今でもベストセラーランキングの上位です。

その革命のファンファーレの書評です。

発売を聞きつけてから絶対に読んでやろうと思っていました。

 

西野亮廣さんのことを嫌いと思ってもそれは客観的な情報から。

ネットなどの情報を見て培われた価値観ですからね。

だから、本を読んでみてどうなるか読んでみました。

好き嫌いも違う視覚情報を入れることで変わることがあります。

もちろん、変わらないこともありますがそれはそれでいいのです。

現に今回は革命のファンファーレを読んで劇的に変化しました。

西野亮廣さんが嫌いな人ほど読んでほしい革命のファンファーレの書評になります。

 

・【超良書】西野亮廣さん嫌いが大好きになる革命のファンファーレ

 

はじめに

 

・他人と競った時点で負け。自分だけの競技を創れ
・意思決定の舵は「脳」ではなく「環境」が握っている
・作品の販売を他人に委ねるな。それは作品の「育児放棄」だ
・2017年1月。お金の奴隷開放宣言
・過去の常識にしがみつくな。その船は、もう沈むな
・本を売りたければ、自分で1万冊買え。そこで必要なのは「財力」ではない「努力」だ
・努力量が足りていない努力は努力ではない。誤った努力もまた努力ではない
・《後悔の可能性》を片っ端から潰せ

・踏み出す勇気は要らない。必要なのは「情報だ」

 

おわりに

 

目次から一部を抜粋しました。

本書の帯もすごいですよー。

秋元康、堀江貴文、藤田晋、見城徹などなど。

有名人の人からの推薦文が載っています。

ほんと価値観が変わる1冊になること保証します。

 

(P.5) こんなことを言うと先輩方から怒られるかもしれないけど、僕より上の世代は、僕より下の世代のように「職業に寿命がある」という体験をしてこなかった。多くの大人は「職業は永遠に続く」という前提で話を進めてくる。だから、すぐに、「お前は何屋さんなんだ!?」と肩書きを付けたがる。上の世代の皆様には申し訳ないが、今はそんな時代ではない。

 

最近は職業がなくなる。

数十年以内には今ある職業の約半分がなくなる。

このように言われていますよね。

堀江貴文さんの多動力を読んだときの書評でも書きました。

これからを生きる上で今の職業は無くなるという考えは絶対に必要だと思います。

同様に革命のファンファーレで書かれている色んな考え方はこれから必要です。

むしろ、多動力以上に革命のファンファーレは読んでみてそれを感じました。

固定観念をガラリと揺さぶってくる本当に良書だと思います。

 

(P.7) やりたいことが見つからないことは、間違いでもなんでもない。肩書きが猛スピードでなくなっていく時代にキチンと対応できている証拠だ。「アッチがダメなら、コッチだ!」と、肩書きを一つに絞れずに肩身の狭い思いをしているあなたは大丈夫、何も間違っちゃいない。いくつかの職業を掛け持つことで新しい選択肢だって生まれる。

 

この言葉は救われました。

最近の私に関してです。

やりたいことを絞らなきゃ…。

私のやりたいことは何だろう?

そのようなことばかり考えていました。

西野亮廣さん的にそうじゃないんですよね。

私は2014年のブログを始めたころにこんなことを書きました。

 

「来年はニコニコ動画で歌い手になったりゲーム実況者になっているかもしれない」

「ブログを書いているけど、ニコニコ超パーティーに出演している自分もありえる」

 

そのようなことを書きました。

今だって最近は食レポブロガーから書評ブロガーになっています。

元から自分のことを「カメレオンのような人間」だと思っています。

そのとき次第でそのように染まるという意味で言っています。

だから西野亮廣さんの言葉を見て自分を信じて貫くことも有りだと感じました。

 

(P.13) 成功や失敗には、マグレも不運も存在しない。成功と失敗の裏にあるのは、理由と原因だけ。全て数字だ。
僕自身が体験した成功と失敗、そして理由と原因を振り返りながら、「今後僕らは、どのように身を振っていけば、この大変革の時代の動きを捉えることができるのか?」について、僕がお話しできる限りのことは全てお話ししようと思う。しばし、お付き合いください。

 

数値化すると良い。

これは色んな本で書かれています。

言わば、昔から言われるテクニックです。

それを愚直に行っているのが西野亮廣さんです。

正直ここまで繊密に考えているとは思いませんでした。

本当に申し訳ないですけど、考えずにただ炎上していると思っていました。

革命のファンファーレ。本書を読むと数字を考えての行動に驚きますよ。

 

ちなみに西野亮廣さんと同じく他にも「今は」好まない芸人さんがいます。

それはウーマンラッシュアワーの村本大輔さんです。

ツイッターなどでよく炎上していますよね。

ウーマンラッシュアワーの村本大輔さんも西野亮廣さんと同じく。

村本大輔さんの本質を知ったら好きになるかもしれませんね。

今は考え方など発言が好みじゃないですけどそのようなことを思いました。

 

(P.44-45) テレビに出るからには「新鮮で美味し~い」と言わなければならないのだが、その頃、ツイッターのタイムラインには「あれは嘘だよ。魚は1日~2日置いた方が美味しいよ」というコメントが流れている。テレビに出演しながら、一方で、そのタイムラインを見た人達からの信用を失っているのだ。
タレントは嘘をつかざるをえない環境に身を投じ、信用を失ってしまうわけだ。嘘は「感情」でつくのではない。我々は「環境」によって嘘をつかされる。以上の理由から、僕は、嘘をつかざるをえない環境にあるグルメ番組のオファーは全てお断りするようにした。「美味い」という言葉を避けて、上手に食レポをする能力があれば話は別だが、僕にはそんな能力はないので、グルメ番組は全てお断り。

 

西野亮廣さんは本音で話している。

番組収録中に帰った話しも書かれています。

そういうのを言わされてしまう環境。

嘘は感情ではなく環境でつくられると仰っています。

こういう部分も西野亮廣さんのことが好きになった要素でもあります。

西野亮廣さんの言動が鼻につく。

西野亮廣さんの発言が気に食わない。

そういう人ほど色んな章を読むごとに西野亮廣さんを気に入ると思います。

なぜなら、最初に書いた通りで本書を読む前は私がそういう人だったからです。

 

(P.69-70) 独演会の一度でお金を回収した場合と、独演会とクラウドファンディングの2度にわけて回収した場合では、後者の方が、収支的には変わらなくても、クラウドファンディングの「支援者数」は増える。
んでもって、このクラウドファンディングでは、この「支援者数」が国内歴代最高記録を樹立し、世間的なニュースとなり、これまで僕の活動や『えんとつ町のプペル』に興味なかった人にまでリーチし、より支援が集まった。どのように数値を配置すれば、自分の数字を更に増やすことができるのか? 今あるマネタイズのポイントは、自分の目的に対して最適化されているか? 今一度、整理してみるといい。

 

数字の話や信用の話はすごいですよ。

これからの時代。

職業がいろいろ無くなっていく時代に身につけておきたいこと。

身につけておきたいと思える考え方がてんこ盛りに書かれています。

ほんと闇雲にやっているのではなく考えた上での判断。

すべてが計画通りなんだと思いました。

もちろん、すべてが計画通りと書きましたけど、失敗談も書かれています。

ただ、その失敗も次に活かして改善しているので計画通りなんだと思います。

 

【革命のファンファーレ 現代のお金と広告】

 

・まとめ

革命のファンファーレ 現代のお金と広告。

西野亮廣の本の読書感想文でした。

革命のファンファーレは10月に発売したばかり。

まだ、読んだのは1度目ですけど、これから5回以上は読み込もうと思っています。

それくらい、これからの時代を生きる上での重要なエッセンス。

たくさん書かれていると思います。推薦文を書かれている人も豪華ですからね。

何度も書いた通りでネットやテレビで西野亮廣さんを見てあまり好きじゃない。

そういう人ほど、見ていただきたいと思える超良書でした。