☆無意識の行動をやめたいと思ったらまずはやらない決意と覚悟
明日からやめるぞーー。
そう決意したのに次の日には流されている。
誰しもあるある経験だと思います。
私も習慣本などを読んでいてもダメなものはダメ。
実行できずに挫折してしまったことが何度かあります。
人間の意志力の儚さ。
自分の脆さとも言いますかね。
そんなことを常々思ったりします。
ただ、諦めたらそこで試合終了という名言もあります。
諦めない限りはいつかはブレークスルーするときがある。
私の考えはそういうところなので諦めずに試すことはどんどん試すスタイルです。
やることリスト。
やらないことリスト。
皆さまは、やることややらないことのリストを持っていますか?
私はどちらもブラッシュアップしながら持っています。
やることに関しては大体はよくなってきました。
問題はやらないことリストの方です。
やらないことって無意識の行動。
それが日々の習慣になっていると悪習慣。
悪癖になっていたりもしますよね。
私もやめたいと強い決意を抱いたのに次の日に挫折はあります。
意志の強い人間ではないのです。
だからこそ、三日坊主ってすごいじゃんって思うんですよね。
だって、三日も続いているなんてすごいじゃないですか。
そういうわけでして、この悪習慣や悪癖から離脱したい。
本格的にやらない決意や覚悟を持って日数を重ねたい。
そういうのを学ぶのに相応しい本を探していました。
そこで、見つけたのが井口晃さんの本。
名前もそのままのやらない決意です。
書名:やらない決意
著者:井口晃
出版社:サンマーク出版
出版年:2016年7月19日
ページ数:223ページ
今までの自己啓発書と一線を画する本です。
井口晃さんの切り口がすごくよかったです。
今までいろいろやったけど、成果が出ない。
続けるためにはやらない決意をもっと持ちたい。
そういう人にぜひ読んでいただきたい1冊を紹介していきます。
☆無意識の行動ってこわい!! だからこそのやらない決意
はじめに
第1章:人生は「何をやらないか」で決まる
第2章:時間に振りまわされないために、やらないこと
第3章:人間関係で悩まないために、やらないこと
第4章:お金に支配されないために、やらないこと
第5章:常識に束縛されないために、やらないこと
おわりに
目次です。
「やらないこと」のオンパレード。
時間、人間関係、お金、常識。
やらない方が良いことが井口晃さんによってわかりやすく解説されています。
人それぞれやらなくて良くてもやっていること。
あるあるですので見つかると思いますよ。
(P.7) 大切なのは「何をやるか」ではなく、「何をやらないか」なのです。そこで本書では「時間」「人間関係」「お金」「常識」という四つの切り口から日常にひそむムダを洗い出し、「何をやらないか」を具体的に説明していきます。
まずは無駄を洗い出しましょう。
やることではなくやらないこと。
やることリストはあってもやらないことリストは無い人。
そのような人には目からウロコが出るような言葉。
今すぐやらないことリストも作ろうと思える説明が多くあります。
(P.23) 意志エネルギーを大事なことに使うには、思考・決断の回数をなるべく減らして、燃費のいい生活を心がける必要があります。
その観点からすると、目標を紙に書いて貼るなんてムダ以外の何物でもありません。本当なら「成功するための行動」に費やすべき意志エネルギーを「紙に書いて貼る」ことに使ってしまっているからです。
目標を紙に書いて貼ることは、「いいこと」でもなければ「やらないほうがいいこと」でもありません。「絶対にやってはいけないこと」だと思ってください。こんな古臭いノウハウを真に受け止めていたら、まじめな人ほど意志エネルギーを消費して成功から遠ざかってしまいます。
井口晃さんに惚れましたw
ズバッと切り込んでいます。
私は真に受けて実践するタイプ。
こういうこともやっていました。
だからこそこの井口晃さんの言葉が刺さりました。
絶対にやってはいけないことと断言するのもすごいと思います。
(P.49-50) あなたが大金持ちや超エリートでないかぎり、「やらない決意」は決して難しくありません。少なくとも「やらない決意」のために失うものよりは、「やらない決意」によって得られるもののほうがはるかに大きいと断言できます。
それに、あなたが現在の自分に満足できていないのなら、それは今までのやり方が間違っていた証拠です。だったら、今までダメだったことを「やらない」と決意し、まったく新しいことに意志エネルギーを一点集中しようではないですか!
やらない決意をして得られるもの。
失うものより得るものが多いから今すぐやるべき。
井口晃さんは本書で仰っています。
やらない決意を今すぐやるべきというのはなんだか禅問答みたいですねw
意志エネルギーについて最近は特にいろいろ書かれています。
私もウィルパワーやシングルタスクについて学びました。
そういう意味でも重要なのはわかります。
もっとやらないことを見極めて集中したいと思っています。
(P.140) 今のあなたの外見がイケていないとすれば、それはこれまであなたの好みで服を買ってきたからなのです。いくら大金をつぎ込んでスーツを買い直しても、これまでどおり自分の価値観で選んだらたいした効果は見込めません。本気で「変わりたい」と思うなら自分の趣味嗜好は封印して、プロである店員さんにすべてお任せください。
意志力をとにかく無駄に使用しない。
そのための方策がてんこ盛りです。
服の選び方もいろいろあると思います。
私がまだ実践できていなくて良いなと思ったことがあります。
何の本で読んでどの著者さんかは覚えていません。
その人が書いてあったのが、「マネキン買い」です。
簡単に説明すれば、マネキンの衣類や装飾をすべて一括買い。
マネキンというのはプロの人が選んだコーディネート。
だからマネキンのコーディネートをそのまますれば意志力を減らさずに済む。
そのような話だったと思います。
自分の価値観やセンスに疑問がある人はこういう方法を試すのもいいと思います。
(P.170) 自己投資の予算は、ほしい年収の10%が目安です。たとえば年収1000万円を目指す人ならば、年間100万円を自己投資に使うのです。多すぎるように思えるかもしれませんが、私の経験上、これはベストなバランスです。
この引用を読んで、「多すぎ」って思った人。
私も本書を読んで多すぎと思った1人なので気持ちわかります。
ただ、逆に考えてみるとこの額を多すぎと思う。
だからこそ、今の現状が不満足のステージに留まっている。
そのような印象を持ってしまったのも事実です。
お金を自己投資にきっちりと変える考え方。
今までの価値観をガラッと変えるにはまだまだ変革が必要だと思いました。
(P.208) モノだろうがデータだろうが、手持ちのものの九割は捨てる覚悟で断捨離を決行してください。もったいないと思うかもしれませんが、そのほうが結果として残されたものを大事に使うようになる。モノを大切にするとはそういうことだと私は思っています。
私はモノに関しては持たない。
あまり持ち物は変わらないし、スパスパ捨てるタイプです。
ただ、データに関しては昔よりはマシですけど、多く持ちます。
元が収集家の気質なのかこういう部分では色濃く出ます。
人間誰しもコンプリート欲ってありますからね。
それは致し方ない部分でもあると思います。
でも、意志力消費を抑えるためにもやらないことをきっちり。
やらないことリストにして考えて集めようと思いました。
【やらない決意】
☆まとめ
やらない決意。
井口晃の本を読んだ読書感想文でした。
来年に向けて新年の目標を立てる。
それと一緒にやらないこともしっかり決める。
どちらも大切なことだと改めて思いました。
来年に向けてこういう本をもっともっと読んで実践して飛躍する1年。
2018年をより良い1年にするための準備を整えておこうと思っています。